毒蛇の王
ちょっと本気出す!(長く書くとは言ってない
ーーーー3人称視点
「な、なんだ?農民ギルドの原人が爆発したぞ!?」
ドラゴン・ナイツの1人が驚きを抑える為に叫んだ。
本来なら呟く程度のはずなのだが、驚愕を抑えれずに叫んだのであろう。
無理も無い。
何も無い空間に着地した瞬間、攻撃のエフェクトもなく大爆発を起こしたのだから・・・・しかも自分を中心にして。
今の爆発で周囲に居たメンバーのHPが黄色の注意領域にまで一気に減った。
少し距離を置いていたとはいえ、これは脅威と言えた。
だが、そんな脅威と言える威力の爆発でも農民達は平常運転であった。
「おいおい、ギルマス吹っ飛んだぞ?」
「今の爆発・・・ヒッキーか?」
「だろうな。」
「おーい、足元注意しろよ~?」
自分達のギルマスが爆発してもこの反応。
むしろ天道を心配する声が1つも無いという時点で普段の扱いが良く分かる光景だった。
むしろ焦っていたのは王蛇のメンバーだった。
「おい!?何だアレ!?」
「なんで軽鎧着てる奴のHPバーが半分以上吹っ飛んだんだよ!?」
「そっちのギルマス大丈夫なのか!?」
自分のギルドメンバーには心配されない癖に他所のギルドメンバーから心配されるという事態。
だが、爆発跡から出てきたのは少し煤けた天道だった。
腰ミノの1部が燃えてたり、大地の精霊を召喚するつもりなのか疑われるような大きな仮面の至る所が欠けてたりするが、本人は生きていた!
「いやぁ、死にかけたぜまったく。」
「そこは死んどけよ、人として。」
「鉄鬼、アイツは人じゃない。
ただの馬鹿垂れだ。」
「ほら、良く言うだろ?ゴキと馬鹿は死に難いって。」
「いや、ゴキよりギルマスの方がしぶといんじゃないか?」
そんな毒を吐かれながらも普通に歩いて農民に寄って行く天道。
農民達が笑いながら迎えようとするが・・・。
「呆けてるんじゃない!!
囲め!!」
割りと冷静だったドラゴン・ナイツの一人が声を張り上げた。
「っち!イケると思ったんだがな!」
すぐさまダッシュして爆発跡から逃げる天道。
爆発の衝撃とその後の緩い雰囲気と会話で逃げようとしたのだが、失敗したようだ。
天道のHPバーは危険域だったが、少しずつ回復している真っ最中だ。
ガイア・フォースの時間回復の効果で少しずつではあるが回復する壁役など放って置いて良い筈も無い厄介な奴が、死に掛けで狙われないという方がどうかしている。
ドラゴン・ナイツの攻撃目標が天道に向かう。
農狂も王蛇も助けれないかと思われた矢先。
「『ダッシュ・アサシネイト』」
そんな声が天道の耳に響いた。
目に映ったそれは黒い疾風だった。
職業:暗殺者の職業ボーナスと地道に鍛え挙げたAGI、そしてアーツの後押しを得て自身を疾風と化したジャックが天道を狙っていた二人の頚椎を刈り取る。
『ダッシュ・アサシネイト』の効果で攻撃を脆弱部位へヒットさせた事での強制的な一撃死が発動し、2人の身体が色彩を失い倒れる。
パーティーを組んだ者への蘇生行動の受け付け時間なのだが、意味が無かった。
倒れた2人の周囲に居た敵の中に飛び込みアーツを発動させる。
「『デッドリー・ダンス!』」
逆手に握ったナイフ二刀流での範囲攻撃。
ダメージを負い、HPが危険域に入った敵を追撃するように更にアーツを繰り出す。
「『ファントム・エクス・キューショナー!」』
アーツが発動した瞬間、ジャックの身体から半透明のナニかが召喚され周囲に対して攻撃を加える。
更に追加される死体の山。
毒蛇の王の本領が発揮された瞬間であった。
☆あ~つのこ~な~☆
『ダッシュ・アサシネイト』突進型:ダッシュした距離により攻撃力が変動・人間型の相手の首・心臓部への攻撃成功で一撃死発生
『デッドリー・ダンス』範囲型:自分の周囲に魔力の刃を飛ばす範囲攻撃・威力は低いが範囲がそこそこ広い
『ファントム・エクス・キューショナー』特殊型:他のアーツを使った後1秒間以内に発動決定をしなければ発動不可・魔力で生み出された亡霊による強力な追撃・先に使ったアーツの攻撃に当たった敵に対してのみ攻撃・冷却時間が長く、MP消費が極めて多い
☆作者と登場人物の談話室☆
作者「ってことでジャック君の(今の)本気(の一部)でした~」
天道「強過ぎね?特に亡霊の処刑人とかいうアーツが」
作者「ちなみに元ネタは分身の術&俺がやってたネトゲの暗殺技」
天道「あの領域とるネトゲか。」
作者「そそ、3職しか無い時代は良かったんだけどね?レイピア使いが出てきて前衛の壁達が心を折られて、拳士が出てきて領域を守る重要性が薄れ、戦術なんて関係ない脳筋達が蔓延る糞ゲーに成り下がったアレ」
天道「・・・お前には珍しいボロクソ言いだな」
作者「3職時代か鯖がまだ分かれてた時なら赦せた。今は赦せん。」
天道「@マカ○ンビンネタに食いついた読者さんがラジオネタって言ってたけど?」
作者「ラジオネタなのは始めて知った、友達がカラオケで毎回のように歌ってて耳が覚えてるフレーズを使ったんだYO☆」




