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農民Play!  作者: オグズウェル
ビギナーズPlay!
7/93

万里の道も1歩から

少しスキルを分かりやすくして見ました。

しっくり来ないようだったら戻します。

ナイフの製作を失敗してから1週間、俺は現実世界的には3日程の空き時間でのプレイを全て鍛冶場に費やした。

4時間を鍛冶場で向こう鎚という製作者が取り出した熱い鉄を打つ相方役として鎚を振り、その時間で働いた報酬として時給1時間200Gとして800Gを貰う。

その金を使って鉄を買い、IN出来る残り時間の6割を自分で買った鉄を加工し、ナイフを作る事に費やす。


残りの1割は疲労度の回復時間の合間に小物の補充や買出しに、3割は錬金術(アルケミー)与魔術(エンチャント)といった魔法系の書物を読み漁り実践する時間にした。



俺の腕では一級品の武器を作るなど遠い夢だ。

だからこそ、他に利用できる物はなんでも使うと決心した。


ちなみに錬金術は意外と金が掛かる。

触媒やら薬品やらが少し高めなのである。

ちなみに俺が錬金術で作れる物は現状で「素材系」か「薬品系」だけである。

素材系で鍛冶場からタダで貰える屑鉄を普通の鉄に戻す事で鍛え、買ってきた鉄鉱石に流通しているモンスター素材を混ぜる事で自分のナイフを作る為のインゴットを作る。


ただし、インゴットの方は成功率が2割を下回る。

素材同士の相性などもあるのだろうが、かなり難しい。

錬金術のスキルは素材系と薬品系が一定以上のレベルにならなければ覚えれないそうだ(錬金術士のNPCに聞いた)。

薬品系は液体の何かを作れば良いそうで、産業廃棄物(ゴミ)になったインゴットに成り損ねた物を溶かして、触媒と合わせて魔力を流しながら混ぜていく。


そうするとアラ不思議こんな物が出きるのである。


----------------------------------

name:再生肥料

class:肥料

ゴミを再利用する事で作られた肥料

環境に優しい肥料だが何から作られたかは不明


作物の生育速度+1

-----------------------------------


なんで鉄だった物からこんな物が出来るんだ・・・というツッコミはしない。

だってゲームだし、そんな事気にしてたら禿げるだろ、俺スキンヘッドだけど。



ちなみに肥料は植木鉢を買ってきて、トマトを育てている。

なんでトマトかって言うと、NPCから買うと高いからだ。

他の野菜はお手ごろな癖にトマトと小麦粉が高い。

なんでもプレイヤーが屋台でイタリアンを始めているらしく材料の買占めが酷いとの事だ。



ちなみに店の評判はあまり良くない。

物によっては「家畜の餌なんじゃね?」って声も出ていた。

だが店主のプレイヤーは「どこがだ?旨いだろ?」といって取り合わない。

料理スキルは味に関係無いらしく、料理を数品作れば取得できるそうだ。


料理スキルが関係するのはステータス支援(バフ)らしく、不味いながらも量を作ってる為、支援効果はそれなりに高いようだ。

なので現在の攻略組と言われている最前線プレイヤーを中心に一定の需要があるそうだ。

最前線の連中は金をかなり稼いでいる為、料理の値段が少々高くても買って行く。

それで得た金で材料を買占めて、他の料理スキルを覚えているプレイヤーを押さえ込む腹積りのようだ。

まぁまだ金が足りないらしく、トマトと小麦だけしか買占めに成功していないのだが。



まぁそんな糞野郎は放って置いて、そんな訳で頑張った結果


-------------------------------------------

skill:初歩錬金術

class:魔法技能

習得条件

錬金術の教本を読むor錬金術士に師事する

「素材系」「薬品系」アイテムを各100個製作する(失敗は含まれない)


錬金術の成功率20%上昇・錬金術の成功率が分かるようになる。

STR+0 VIT+0 INT+2 SEN+3

-------------------------------------------


初のステータスアップを含むスキルである。


付与魔術の方は触媒も何も使わない。

たぶんだが、スキルのレベルが上がれば触媒も使うのだろうが、今の俺には関係ない話である。


ちなみにこの付与魔術、教本を買う金以外は材料も無く、意外と親切設計だと思って・・・・・・・いた時期が俺にもありました。



実は付与魔術(コレ)、失敗すると付与魔術を掛けた対象の耐久値を大幅に削るのだ。


しかも失敗して削られる耐久値は最大値から削られるので、大概は破損(ロスト)する。

更に最初の方は成功率が10%以下で、しかもちゃんとした物(例えば剣や盾・鎧の装備類それかインゴットや薬品なら錬金術で作られた物かNPCが作った物)じゃないと掛けれない。


必然的に練習物は、俺が作ったナマクラナイフになるわけで・・・・・。



現在、ちゃんとしたナイフがそれなりに出来ていたにも関わらず、手元にあるのは1本だけという悲惨な結末だ。




・・・・・・どうしてこうなった。

レッツ・ボンビー・ライフ!

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