Defeat? I do not recognize the meaning of the word.
グロい例えや描写があるよ!
やったねジョウジ!
ーーー3人称視点
互いの陣営では続々とパーティの編成が行われていた。
王蛇の蟲毒と農業狂慟組合の陣営のパーティは6人パーティを7つ作れるのだが、人を分ける際に必ずある農民を入れて編成していた。
それは陣営チャットで説明していたが、ある作戦・・・とまではいかない程度の事ではあったが、全員が納得したので反発は起きなかった。
そして主力級の面子はある程度固まっていく。
第1P主力
ジャック(王蛇:副ギルマス:暗殺者)・天道蟲(農狂:ギルマス:農民)
第2P主力
QED(王蛇:盗賊)・闘我(王蛇:大剣戦士)・鉄鬼(農狂:副ギルマス:農民)
第3P主力
DIE輔(王蛇:盗賊)・覇徒ポッポ(農狂:農民)
第4P主力
デュラン(王蛇:騎士)・怒武ねずみ(農狂:農民)
第5P主力
村正(王蛇:剣士)・白い黒兎(農狂:農民)
第6パーティは残りの農民と弓兵を使った遊撃部隊である。
なぜ農民を最低でも1人配置するのか、それは開始直後に判明する事になる。
カウントが始まる・・・。
5
4
3
2
1
開戦!
同時に飛び出したのはドラゴン・ナイツだった。
お得意の軽戦士系の職業についた者達で組まれた速攻部隊。
それに続いて魔法職とそれを守る数人の壁戦士が前進を始める。
ドラゴン・ナイツの速攻部隊は笑った。
敵の主力であるはずの王蛇の蟲毒は盗賊系が多目のギルドなのは周知の事実、なのに速攻を掛けてこない。
つまりは農民なんぞと手を組んだツケがこれだ!
そう思ったのである。
確かに速攻はしなかった。
だが理由は違った。
『グランド・フォース』『ガイア・フォース』といった声が聞こえた。
農民から土色のオーラが溢れだし、溢れたオーラがパーティメンバーへ浸透していく。
ドラゴン・ナイツはおろか、攻略を専門とする前線組も知らないアーツが始めて大規模戦闘で使われた瞬間だった。
支援効果が掛かった瞬間に天道が声を挙げた。
「農狂の誓い!第6条!」
周囲は何の事だ?と頭を傾げそうになるが次の農狂ギルド員の唱和で意味を悟った。
『『『『農民より怖い者など存在しない!!』』』』
「ブチ殺せぇぇええええええ!!」
『『『『WRYYYYYYYYYYYYYYY!!』』』』
・・・セオリーとして支援を掛けている人間は中衛か後衛に下がるのが一般的だ。
だが『そんなの知るか!』とばかりに農民が前線に攻め上がる。
手に持つのは斧・鉈・鍬・大鎌・スコップ等の武器・・・というより農具や樵に御なじみの物だった。
観客の1部がやる気が無いんだな・・・と嘆息し、ドラゴン・ナイツの面面が勝利を確信し哂い、王蛇達の大半が慌てる。
王蛇の陣営で微笑んでいるのはジャックのみ、だが彼には確信に近い物があった。
『こちらの勝ちだ』・・・・と。
そしてそれは現実の物となる。
ドラゴン・ナイツ速攻部隊の1番槍を名乗ろうとした男は
原人のような格好をした天道に殴られて空を飛んだ。
後ろの人間を数人巻き込んで倒れ、速攻部隊で出来た壁に歪みと、驚愕によってできた隙。
その隙を抉じ開けるように天道は奇声を発し手当たり次第に文字通り『殴り飛ばす』
彼の両手に装備されたボンボン・・・いや毬栗と言うべき代物。
それは奇妙な形ではあるが、メリケンサックだった。
ただし普通のメリケン・サック等と比べる事すらおこがましいまでに危険で痛々しい傷を残すであろう。
想像してみて欲しい。
華道などに使われる剣山という針を立てた花を活ける為に作られた針の山。
切られた花の茎を刺して固定する為の物・・・だが、そのまま拷問にでも使える物だ。(絶対すんなよ?作者さんとの約束だ!)
それを拳に固定して本気で人を殴る光景を諸兄らはどう思うだろう?
VRでそこまでの再現はできやしない。
だが、痛みだけはソックリだ。
そんな残虐なる拳が唸りを挙げて軽装とは言え戦士の顔面を兜ごと殴る。
殴られれば人が飛ぶ。
ある種ギャグにしか思えない光景であろう。
だが、現実は逃避する事すら赦そうとしなかった。
呆気に獲られたドラゴン・ナイツの速攻部隊は意識からほんの一瞬だけ農民から目を逸らした。
農民達は狂気すら感じる笑顔でその意識の虚を突く。
振りかざされる農具達。
その白刃とも呼べないような農具の1撃で頭が潰れ・首が飛び・腹を裂かれ・息子を剃り落される。
響くのは絶叫と狂気を孕んだ笑い声の大合唱。
戦いという名の蹂躙は未だ始まったばかりである。
天道「なんでジョウジ?」
作者「対火星ゴキの漫画に嵌っちゃってさw」
天道「そういやタイトルなんなんだ?アレ」
作者「いっつもネタ系のタイトルじゃ飽きるだろ?ちょっと変化球にしてみた。」
天道「意味は?」
作者「マーガレット・サッチャーさん(英国初の女性首相)の名言、意味は『敗北? 私はその言葉の意味を存じ上げません。』っていうもの。カッケよなぁ。」




