さらばAIBO~地味にも程があるわ!~
一通り作業が終わってワイン(自家製の葡萄を酒作り職人を目指すギルド員に作って貰った)をラッパ飲みしていると簡単なアナウンスで拡張工事終了のお知らせが入った。
作り出した材料を入れた袋を担いで階段を下りると、今まで無かった通路が新しく出来ていた。
その通路の先に鍛冶場が新設されたのだ。
鍛冶場に着くと、さっそく炉に火を入れた。
まず取り出したのは懐かしの『殴れるナイフ君1号』である。
・・・むしろ出番が無くってスマン。
最近、鎌を振るか素手で千切るかの2択しかなかったからなぁ。
殴れるナイフ君を錬金炉に入れる。
錬金炉ってのは鍛冶場ランク2から使えるようになる設備で、前に向こう鎚やってた時に何回か見て使い方だけは覚えていたのだ。
錬金炉ってのは言ってしまえば『武器や防具を素材として変換する炉』だ。
これで『殴れるナイフ君1号』は武器としての役目を終えて、新たな武器を生み出す為の素材となったのだ。
素材『殴れるナイフ君1号』
・『クリティカル・ペイン』
・『属性変更・斬撃属性』
・『格闘スキル補正』
今まで有難う。
ちょっとくらいはそう思っても罰は当たるまい。
ゲームだからっつってもこれは俺が錬金術スキルを取る時にやった博打の生き残りであり、無職さんの眉間をぶっ刺したり毛皮の秘密を知る為に使ったという思い出があるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・印象くっそ薄いけどな!
素材となったナイフ君と他の素材を2つ程一緒に溶鉱炉に突っ込む。
溶かして混ぜた、まだ暑い液状金属を型に入れて暫く放置して粗熱を取る。
そして熱が冷めた金属を打つ。
向こう鎚が居ないので俺一人でやりとげねばならん。
使う鎚は大鎚を切り詰めた物を使う。
グランド・フォースとガイア・フォースを使い、暖めて赤熱した金属を気合を込めて打つ。
ゴォォン!!と車等の金属をプレスして廃材にする工場でよく聞くような音が鳴る。
近所迷惑だろうが、ここは俺のプライベート空間だ。
ご近所さん等居ないのだ。
折り返しを続けながら整え、整った形を更に鏨で整える。
さらに『絶望の極致』を摩り下ろして出来た液体にぶち込んで取り出す。
出来上がったのは殴れるナイフ君1号を元にした形ながら巨大化した1振りの刃だった。
名前はそうだな・・・・・『殴れるナイフ君真打』とでもしておくか。
俺の新たな相棒(地味)の誕生であった。
作者「なんでスカウトRでHS20回するよりハンドガンでHS20回やる方が速いんだろ?」
天道「お前の嗜好のせいだって・・・コール・オブ・デュー○ーでナイフオンリーやり過ぎて近接馬鹿になってんじゃねぇか。」
作者「そらダイヤ色のナイフにしたいじゃん!金色ナイフに散りばめられた宝石!まさに伝説のナイフ!!」
天道「最終的にアサルトライフルがマトモに使えなくなった馬鹿野郎の思考はやっぱ近接脳筋なんだな。」
作者「黙れよ糞農筋が。」




