王蛇と怒れる農民~手を取り合った最悪と災悪~
さて、曲者君の顔が紫色から虹色に変わってきた所で連絡が入った。
・・・なんで虹色になったのかは分からないが少しずつ光りだしてるのでそれの影響だろう。
本当に食材なのか怪しいが、『絶望の極致』のアイテムとしての扱いは『食材』アイテムなので野菜なんだろうと思う。
ちなみに『植物』アイテムじゃ無くなってるから地面に植えても増えないっていうね。
むしろ植えたら酷い事になるからな。
あ、ちなみに曲者君に食わせたのは植えてた方の奴です。
味は変わらないが最終的に酷い事になるのが分かってるので食った段階で鉄鬼が用意してた猿轡で口を塞いでいるので吐く事は無い。
閑話休題
連絡相手はジャック君だった。
・・・・そういやフレンド登録してなかったな。
『天道さんお久しぶりですね。』
「そういや殴り合って以来か、元気にしてるのかい?」
『えぇ、元気に殺ってます。』
「・・・まぁいいや、で何か用でもあったのかぃ?」
『いえ、天道さんが探しているギルドを知ってるもので。』
・・・あれぇ?双子にメールしてから1時間も経ってないんだが?
「速くね?」
『あの兄妹2人組みは今じゃ最前線でも1目置かれる人物ですよ。
むしろ天道さんと知り合いだったっていう事が驚きなんですけど?』
「まぁ首都に行く時に一緒した程度の知り合いだからな。
後、それ発見の連絡が速い事と関係ないよな?」
『あぁ、実はギルドを作ってましてね。
早い話が闇ギルド・裏ギルドとか言われてるようなギルドです。
結構強い人材も集まってきて中々良い仕事ができるようになったんですよ。』
「お似合いだな。
で、その口振りからするとマークしてたのか?」
『正解です。
以前にウチのギルド員の事をゲーム内掲示板で汚い言葉で罵ってた人が居たらしくて、それに怒ったギルド員が血眼になって犯人探してたようで。
見つけた相手の事を調べていると、メールに添付されたSSの名前の人も在籍しているギルドに居るそうですよ。』
・・・・コイツは良いタイミングなのかもしれない。
「規模は?」
『中堅規模ですね。
構成員は全部で64名、前線組を名乗ってはいますが実力は下の中から下の上程度。
魔法使い系の職が多い代わりに弓使い系や盗賊系は少ないようですね。
戦士系は多いのですが、壁役としての戦士は殆ど居ません。
軽戦士や重戦士で速攻を仕掛けて魔法でトドメを刺すスタイルらしいです。
その代わり少しでも回り込みするような敵が相手だと全滅する傾向があるそうです。』
・・・なんで前線組なんて名乗ってるのか理解に苦しむな。
『それで如何します?
潰すなら手を貸しますけど?』
「んじゃ借りるとするわ。
やり方は任せる。」
『了解です。
《ギルド・ウォー》を仕掛けようと思いますので承認ください。』
ポーンという軽い音が聞こえてシステム・アナウンスが流れる。
《ギルド『蟲毒の王蛇』より連盟申請が着ております。
受諾しますか? Yas・No》
Yasを押す。
《ギルド『農業狂慟組合』と『蟲毒の王蛇』の連盟が成立しました。》
『では2日後に戦争を仕掛けます。
それでいいですか?』
「大丈夫だ。
総戦力挙げて農民の怖さを思い知らせてやるよ!」
さて、準備を開始しないとな。
「野郎共!2日後に戦争だぁ!
農具を磨いて備えろ!!」
『雄オオオオォォオオオオオオオオ!!』
作者「時間が欲しい切実に。」
天道「何でだよ?」
作者「デスティニー・小説書く・筋トレ・読書・・・時間が削られていってんだよ!」
天道「・・・多趣味だとどうしてもそうなるわな。まぁ諦めて書けよ。」
作者「誰か!俺に時間を増やすスタンドを!!」
天道「そんなスタンド存在しねぇから。」