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農民Play!  作者: オグズウェル
フレンドリーPlay!
56/93

番外編~とある骨の誕生秘話~

・・・番外編なのに1番長いという矛盾

ーーーーミハエル視点



「糞が!!やっぱ設定バグってんじゃね~のか!?」



「神官!ヒールヒール!」



「クールタイム中だ!諦めろ!!」




わ~、なんか散々な事になってるな~。

そんな事を棒読みの様に思う俺は、骨の大群に襲われているパーティーの後ろをスタスタと歩いていく。


ちなみに俺が襲われないのはチートとかでは無い。


その証拠に自分を包む魔力光が点滅を繰り返してきた。



「掛け直しが要るか。

『死霊よ、我と友に歩め:死霊の外套(ゴースト・コート)』」



死霊魔法:死霊の外套、これは死霊系のモンスターであるスケルトンやゴーストといったモンスターに自分を死霊と誤認させる魔法だ。

死霊系に対しての隠蔽効果を発揮するこの魔法は5分程持続するが、探索で5分ってのは意外と短いと思う。



「まぁ早いとこ見つけないとな。」


俺は今、黒い骸骨を捜している。

ちょっとしたクエストでの依頼物で、その黒い骸骨の頭と肋骨の中にある『黒骨の○核』っていうアイテムが必要なんだ。


地下墓地(カタコンベ)に居たブラック・スケルトン・ソーサラーは『黒骨の頭核』ってのを残した。

ここにいるっていうブラック・スケルトン・ウォーリアーは肋骨の中の核を落とすんだろう。



かれこれ20分程探しているが見つからない。



「ふぅ、ちょっと戻ってみるか。」


そこまで広くない廃墓地の敷地内で20分も会わないのなら何か条件でもあるのか?

そう思いながら暇つぶしにさっきのパーティーの末路でも見に行ってみようかな?っと思う。



ちなみにさっきのパーティーが大量のスケルトンに襲われていたのには訳がある。

神官系の男が『聖水』を使ったのだ。

光魔法を習得し、教会で合計3つの魔法を教われば試験を受ける事ができ、合格すれば習得できるスキル『浄化魔法』があれば作れる聖水は説明文では『不浄なる者達を浄化する聖なる水』と書かれているが、ここでは通用しない。

むしろ襲われる確率が3倍程増える。


この廃墓地の設定を知らない奴が殆どだろうが、此処から5km先にある廃れた教会に居るクエの依頼者からの話しだと、この墓地は死刑にされた犯罪者用の墓地だったらしい。

しかも死刑されるのは最低5年間の拷問の後・・・って設定らしく、ここのスケルトンは『聖なる力』に反応する。

『俺をここから助けてくれ!!』とでも言いたいのだろか?


まぁ言ってしまえば、ここで『光・浄化』という属性を含んだ魔法・アイテムを使うとスケルトンが鬼のようにポップし、襲ってくるのだ。




なんで知ってるかって?

墓地であった奴はアイツ等で3組目だが、光と浄化を使わない連中は適度に狩れて美味しいMAPだと言っていた。

2~3組目は神官風の奴が居た。

しかも2組目の奴等は目の前で聖水使ってたからな。

そして骨のビッグウェーブ、最後は合掌。



そして3組目の奴等が戦っていた場所に着くと、フルプレートに大盾装備のガチタン(ガチガチの壁役(タンク))だけしか居なかった。

他は・・・あぁ、1つだけ瀕死が居るな。


瀕死ってのは復活行動が使って貰える状態の事で、3分を過ぎると『死亡』する。

死亡時の金の減りやアイテム消失はパーティーなら最後の1人が生き残れたら免除される。

ステータスのペナルティーは発生するけどね。

ちなみに意外と厳しいのはステータスペナが『永続』って事かな?

つまり、死んでペナで減ったらステータスが永久に減ったままって事だ。

修練、まぁリハビリをすれば簡単に元に戻るが、続けて死ぬとその前の時に減ったステータスペナの-1~3ポイントは戻ってこなくなる。



知り合いの農家のハゲはアホじゃね~のか?ってくらい作物に殺されてるが、リハビリはちゃんとやっているようでペナを喰らってないそうだ。




まぁ話を元に戻すが、ガチタンは必死に攻撃を防いでる。

・・・が、俺の関心はそこじゃない。



ブラック・スケルトン・ウォーリアーが指揮をしているのだ。


指揮されたスケルトンは左右から挟撃したり後ろから忍び寄る奴を悟らせない為に跳んで注意を惹いたりとかなり戦術的行動を執っている。




・・・暗殺するか。


そう決定した俺は黒スケに向かって詠唱を開始する。

スキル『詠唱小音化』の恩恵によって詠唱による捕捉される範囲が15mという小範囲(普通は30m)にはスケルトンは居ない。


「『我が意に応じよ:サモン・スケルトン』『亡者よ、その執念を燃やせ:執念の意志』『闇よ、怨敵を縛れ:ダーク・バインド』」


まず、自分の周りにスケルトンを5体召喚する。

次に召喚したスケルトンを強化した。

そして最後、ブラック・スケルトン・ウォーリアーを闇の帯で拘束する。



同じ属性である闇の帯は死霊系には発動し難いが、発動に成功すれば他の属性より長めに縛れるのだ。



こちらが捕捉されるが、生憎とスケルトンは俺を同族だと思い独自で攻撃してくる事は無い。

更に、ダーク・バインドは単体に対する魔法だ。

黒スケにしか俺は発見されていない。

しかも拘束されているので指揮も行えない。



「目標『ブラック・スケルトン・ウォーリアー』砕け!」


目標を指し示すと召喚したスケルトン達が猛然と襲い掛かっていく。

拘束帯は5つあるうちの1つだけが千切られたが、まだ4つ残っている。



「『闇よ、彼の者らを貫け:ブラック・スパイク』」


俺の詠唱と同時に黒く細い杭が地面からスケルトンの群れと黒スケを貫く。


ブラック・スパイクは範囲攻撃と貫かれた者への行動鈍化を含む。

つまり敵スケルトンは動きが鈍り、黒スケは拘束から抜け出す行動すら遅くされた。


そして襲い掛かる強化済みの俺のスケルトン。



蛸殴りにされ胸の核を引き摺り出された黒スケは動かなくなった。


・・・・と同時に呆然としていたガチタンが刺されて死んだ。




油断したら駄目だろ?

俺は味方じゃないんだぞ?




・・・刺したのモンスターのスケルトンだけどな!








「助かりましたよ、有難う御座います。」



俺から『黒骨の頭核』『黒骨の心核』を受け取った如何にも悪魔崇拝者です!な顔をした廃教会に居る『神父:ベルード』は悪い笑みを浮かべていた。



「よろしければ素晴しい儀式を御覧に成っていかれませんか?」



その誘いに頷くと、廃教会の中の十字架を逆様にすると開く隠し通路を進んでいく。



「それでは儀式を始めますので、そこで御覧ください。」


そういって儀式場の後ろの分かり辛い位置に立たされる。



儀式場の中には老若男女が50人近く居て、『こいつ等どっから来たんだよ』とか思わないでも無いが、ゲームだしツッコんだら負けだと思い口を紡ぐ。




「これより儀式を始める!!」



ベルードが宣言をすると、悪魔崇拝者のような連中が一斉に騒ぎ出す。



「『闇よ、我が意に応え、敵陣を封ず力となれ:ダーク・クリクフェクション』!」



様子が変わった。



黒い十字架に磔にされた連中が叫びだす。




「貴方達は生贄ですよ、私が大いなる存在になる為のね!!」




おーい、観客居る時にそれは如何かと思うんだが~?



「さぁ!我が神よ!!

御身の力で以って私に力を!!」



描かれていた魔法陣が起動したようで、磔にされた連中が魔法陣に吸い込まれていく。

そして全てが吸い込まれた時、ベルードが顔を青くして呟いた。




1人足りないと・・・。





あ、これヤバイパターンだ。


そう思いコソコソとベルードに近づいて、こっちをチラ見しようとしたベルードを魔法陣の中に蹴り込む。


ベルードは驚いた顔で魔法陣の中に倒れこんだ。

それとその拍子に魔法の詠唱が失敗した時特有の汚い魔力光が発散される。



・・・コイツ、詠唱してやがったのか。



「貴様!」



「あばよ、生贄になるなんて真っ平御免だぜ。」




そしてベルードは何かを喚く前に魔法陣に吸い込まれた。


途端に赤黒く光りだす魔法陣。

発光が一際強くなった後に現れたのは黒い翼を持つ天使だった。






いや、天使の『ような』何かだった。





『WRYYYYYYYYYYYYYYYY!!テメェは人間を止めるぞ!ミハエルゥゥゥウウウウウウウウウウ!!』



何コイツ!?

逃げようとするが、蛇のような触手に噛み付かれて拘束された。



『俺の吐瀉物を送り込みぃぃいいいい!肉を奪って骨にしてやるぜぇぇええええええ!!』



言うが早いかマジでゲロ臭い液体が俺の傷口から溢れてきた。

しかも本当に肉体を溶かされているようだ。




「ふざけんなぁぁあああああ!」



『大真面目だコラァァアアアアア!!』



最後に俺の身体を左右に引っ張って骨だけにされた、内蔵等は流石に描写されていないようだが、それでも気持ち悪い。




『アァアァァアアアアアアディオス!!』



とか言いながら骨になった俺を投げ捨てて消える天使っぽい疫病神。



投げ捨てられた拍子に安置されていた『黒骨の頭核』と『黒骨の心核』がご都合主義よろしく俺の頭と胸に収まった。




この日から、俺は骨になった。

















何だったんだよ、アレ。

天道「なぁこれ本編より大分長いんだが、どれくらい時間使った?」

作者「2時間いくか如何か、書くだけなら1時間30分くらいで残りは気分転換にねっころがったりしてた。」

天道「・・・毎日書けるのか?」

作者「書こうと思えば書けるけど仕事ある日は何時もの更新ので限界だよ?精神的にも肉体的にも疲れてるもん。」

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