鉄鬼の見た光景~そして伝説へ(ネタ的な意味で)~
ーーー鉄鬼視点
何だ此処は?
それが俺の第一感想であり、思考の8割以上を占める言葉だった。
「ここが俺の畑だ。
まぁ存分に見ていってくれ。」
目の前のスキンヘッドの男、アンソニーの悩みを解決した(?)男で『天道蟲』と名乗っていたが正直胡散臭かった。
だが胡散臭がっていた俺の思考は目の前の戦場も斯くやという光景に打ちのめされていた。
スイカの化け物が爆発して自分を殺した向日葵の化け物諸共に弾け飛ぶ。
キョォォォと耳障りな声を発する人参が走り回りイキナリ爆発して木っ端微塵どころか存在を消し去ってしまうような事態が発生する。
爆発に巻き込まれて転がったのはマンドラゴラとしか言い様の無い物が悲鳴を上げて周囲の植物の形をした化け物を枯らしていく。
そして枯れる寸前に金色の光を放つホウレン草だった物体が高速で回転しながらヘリコプターの回転翼のような勢いで悲鳴を放つマンドラゴラのような物体を切り裂いて畑に突き刺さり腐り落ちる。
横の畑ではガトリングのような勢いで実を飛ばすバナナの樹が獲物に向かって撃ち込まれている。
そして撃ち込まれているのは、頭の上に葡萄を生やした木製のゴーレムと畑の主である天道蟲に対してなのだが、2匹とも円を描くような軽いステップでバナナを回避しながらお互いを牽制・・・・死合っている。
此処は何なのだ!?
畑と言いつつ植物では無い物体が闊歩し、覇権を争うかの如くに相殺を繰り返す。
『デザートのフルーツ採りで食後の運動してくるわ~。』とか軽い調子で言ってアサルト・ライフルかとツッコミを入れざるを得ないバナナの掃射をステップだけで回避しながらお互いの命を狙う2匹の化け物。
1匹はまだ良い。
どう見ても魔物だから。
細い蔦に似た葡萄の樹が絡み合って出来たゴーレムは見た目に反して軽やかな動きで畑の主に肉薄する。
ボクシングのお手本のような綺麗なフォームから繰り出される右ストレートは正に必殺の勢いで迫る。
だが、畑の主も負けてはいない。
その右ストレートを『待ってました』と言わんばかりにゴーレムの右手首を右手で引っ張る。
体勢を崩したゴーレムの側頭部に左肘をぶち込みふら付かせ、ゴーレムの右肩を極めるとそのまま倒れこむ。
ベキィっという折れた音が鋭く響く。
そして極めたままの状態から素早く脚で首を極めた状態に移行するとブリッジの用量でゴーレムの身体を限界以上に仰け反らせる。
仰け反らせた瞬間にゴーレムの胴体にバナナが撃ち込まれた。
狙ったのか?!
そして葡萄をもぎ取るとゴーレムはピクリとも動かなくなった。
畑の主は、すぐさまダッシュしてバナナの樹に迫るとポーチから2本の大鎌を取り出した。
2本の大鎌を双剣でも持っているように器用に、そして素早く丁寧にバナナの実を刈り取っていく。
畑の主・・・・天道蟲は狂気に満ちた笑い顔でバナナを切り落とすと地面に着く前に鎌の腹の部分で実を潰さないようにフンワリと実をキャッチすると、刎ねるようにしてインベントリ用のアイテム収納口にバナナを回収しそして刈り取る。
それを両手でこなしている。
・・・・奴もまた化け物・・・・か?
作者「仕事忙しぃぃぃいいいいいい!!」
天道「お前の仕事、忙しい・疲れる・金安いの3コンボだったっけ?」
作者「そうだね、30秒以内に炒飯1個作れなかったら論外扱いされるからね。」
天道「それで時給は?」
作者「6年間800円から変わって無いな。土日は900円な?」




