農業狂慟組合~鉄鬼の場合~
短いよ
銀色のモヒカンの男は鉄鬼というそうだ。
彼もまた農業者である。
まぁ畑を見ると野菜は1面だけで、残り2面には木が生えている。
・・・赤い粒のような実を実らせているようだが?
「何育ててんだ?」
「コーヒーだよ。
設定弄れるようにする為に大分金を食われたけどな。」
設定を弄るっていうのは、購入した土地を変化・・・例えば荒地を農地にしたりするのは耕したりゴブリンを撒いたりしなきゃならないが、多額の追加料金を支払う事で気温や湿度といった細かい設定を弄れるようになるのだ。
お値段なんと20000G・・・俺は払う気がしない。
そんでこの鉄鬼さん、気温設定を30℃近くにしているそうだ。
湿度もちょい高め。
コーヒーは熱帯地域の物なので出来るだけ再現しているそうだ。
・・・これで何か問題が出るのか?
「で、何にお困りなんだ?」
鉄鬼さんは『コレを飲め。』っつってコーヒーを出してきた。
1口頂く前に香りを嗅いでみる。
・・・普通にコーヒーの匂いだな。
別に可笑しな点は見当たらない。
味は・・・・・・・・・・・普通だな。
「・・・・可も無く不可も無く。
普通のコーヒーだが・・・。」
「まぁ肥料アイテム使って無いからな。」
・・・あぁなるほど。
肥料アイテムは確かに野菜や果物といった物のランクを上げるが、モンスター化したり俺の野菜みたいに覚醒したりすっからな。
「鉄鬼さん的にはどうしたいんだ?」
「出来る事なら生きた状態のコーヒーを作ってみたい。
けど、コーヒーって結構時間かかる植物だから失敗するのが怖いってとっかな。」
コーヒーの木を普通に植えたらここまで育つのにゲームでも1週間かかるそうだ。
まぁ現実なら3~5年掛かるんだし糞早いんだがね?
要するにギャンブルするのが怖いって事か。
・・・・良い方法を思いついた。
ウチの畑に招待してみよう(名案)
天道「最近どした?」
作者「歯が痛くて集中出来ん。」
天道「虫歯か?」
作者「下の親知らず・・・歯茎の肉を裂いて生えてきてる最中で裂けた肉が痛む。」
天道「ロキソ○ンでも飲んでろ。」




