農民の集い~IN 悪魔の城~
遅れました!
ーーージャスティス視点
野菜を購入した後、村で唯一の休憩場所である『カフェ・悪魔の城』にて休憩をしていた。
プレイヤー・ホームも兼ねたカフェなのだが、いかんせん趣味が悪いと思うのである。
まず、遠目から見て魔王城とか吸血鬼の城にしか見えない。
それが農村の大きな道の直ぐ脇に建っているのである。
シュールだ。
そして店内に入ると、十字架に逆さ磔にされた骸骨が天井から何体もぶら下がっているのである。
ちなみに逆さ磔の骸骨は呼び出しボタンの代わりであるという話しだ。
・・・・なんでカフェなぞやっているのであろうか?
ちなみに、店主は最前線プレイヤーで『英知の魔国:マギアレブ』に居るとはエンプレスからの情報である。
ちなみに他国へ渡る方法は『自由の共和国:セネルガム』の長距離転移ゲートの使用許可クエストをクリアしなければならないので渡れるプレイヤーはまだ少ないのが現状である。
まぁそれは置いておくのである。
エンプレスは慣れた様子で逆さ骸骨に「コーヒー2つ、ミルクと砂糖ありで」などと注文している。
やれやれ、と周りを見ると2人程プレイヤーが居るのが見える。
服装から言って駆けだしであろうか?
と、周囲を見ているうちにカタカタと歯を鳴らしながら骸骨がコーヒーを2つとミルク入りの小さいポットと角砂糖を運んできた。
・・・店員まで骸骨なのであるか。
ちなみにNPCであったとだけは言っておく。
そしてコーヒーは美味かった。
苦味は程々であるが、コクの深い澄んだ味であった。
十分位話していたであろうか。
最初に居た二人の内の1人が騒ぎだした。
「くっそ!あの野郎!
『わりぃ、20分程遅れるわ。』とかメールしてきやがった癖に更に10分過ぎてんじゃね~かよぉ!!」
なんだ?と見ると青年が騒いでいるのが見える。
歳は24~6位であろうか?
駆けだしでも買える『作業着』と呼ばれる服を装備してサングラスをかけている。
特徴的なのはその髪型だ。
銀色のモヒカンである。
「まぁまぁ、残業が長引いたそうですしもう少し待って上げましょうよ。」
そういってモヒカンを宥めるのが19~21位に見える青年で、黒い髪をオールバックにして余った長髪を結んでポニーテールのようにしている。
だが、この青年・・・・只者では無い。
顔がセガ○ルに似ているのだ。
しかもソックリさんとかというレベルじゃなく、本人の生き写しレベルなのである。
更に、キャラクターメイキングで色々調整したりすると『実際の顔』と『作られた部位』が違和感として感じ取れ、弄っている具合が良く分かるのだ。
今の時代に生き残れなかった寄生虫国家の同一顔面工事なみに良く分かるというレベルなので流石に気づく。
だが、セガ○ル似の青年はほぼナチュラルなのだ。
凄まじい事である。
「ったく、新作の発表会に遅れるなんざ『農狂』の恥だぜ?
そうは思わね~のか?『アンソニー』?」
「仕方ないですよ。
こないだは『鉄鬼』さんが遅れたじゃないですか。
しかも1時間も。」
「おっと、藪蛇だったか。
バイク弄ってたら時間を忘れちまってな。」
「しっかりしてくださいよ~。」
宥めるのに成功したそうであるが・・・・『鉄鬼』に『アンソニー』?どこかで聞いたような?
「お?やっと来たか。」
その言葉と同時に1人の男がカフェに入ってくる。
その男も作業着だが、髪が無い。
スキンヘッドである。
「お早う御座いますギルマス。
ですけど遅れすぎですよ?」
「わりわり、ちょっと種植えだけしててな。
遅くなっちまったな鉄鬼、アンソニー。」
モヒカンが悪い笑みを浮かべながら遅れてきたギルマスと言われたスキンヘッドの男に声を掛ける。
「さっさと始めようぜ?天道蟲さんよ?」
間違い無く知っている名前が出てきた瞬間であった。
天道「言い訳は?」
作者「仕事が忙しかった。@仕事場で余ってた親子丼食って腹壊して死にそうになった。」
天道「ありゃお前が悪い。この季節にエアコン付けずに常温に8時間オキッパだった親子丼なんて当たって当然だろ。」
作者「匂いが大丈夫だったからイケルと思ったんだがなぁ。」
天道「@で当たってたお前が捨てる直前の親子丼のタネの匂いを臭ったバイトちゃんが『すっぱい臭いがする!?』とか察知できてたのにな。」
作者「読者さんも食当たりには気を付けて欲しい!作者さんとの約束だ!!」
天道「臭いで出来なくてもヤバイもんとか多いから注意してくれよ?」




