農業で得た物~先生、参考になりません~
寝落ちして書くの遅れましたぁ!
その後も、しばらく指導という名の悪戯が炸裂した。
まぁ鍛えれるし、立ち回りも良くなってきてるから問題ないだろう。
「ほらジェイル!また腕の力だけで振ろうとしてたろ!
下半身を上手く使え、じゃね~と身体が泳いで『武器を振る』のが『武器に振られる』事になんぞ~?」
「はい!」
「後、長剣だからって振るだけじゃなく、突きや柄で殴るのも有効だ。
『剣を使ってるから殴ってはいけない』なんてルールは無いんだ。
使えるもんは何でも使え、卑怯・汚いなんて弱者の戯言だとでも思っとけ。」
「え・・・・は、はい!」
実戦だしね(ゲームだけど)。
ジェイナの方はサイドステップの練習で猪と戯れてる。
なんか必死な顔してるけど気にしない。
「ジェイナ~、後3回程ステップしたら回避距離10cm前に変えろ~。
大丈夫、大丈夫。
猪如きそこまで速くないだろ?
残り30cmくらいになるまで距離詰めれるようにすっからなぁ?」
ちなみに現在80cmの辺りで回避ステップを行ってるから、そんな無茶振りでも無い筈だ。
泣き言が聞こえた気がしたがスルーする。
・・・そんなスパルタが続いて2時間が経過した。
今、俺の足元で兄妹が肩で息しながら寝っ転がっている。
「まったく、最近の若者はだらしないなぁ。」
「ハァハァ・・・て、天道さん。
普通・・・こんなキツイの・・・ハァハァ・・・・2時間もキツイですって。」
「ハァハァ・・・・ジェイルに・・・同じ。」
・・・・そうなのか?
なんか奴隷のように畑を耕して、過労死するくらい水を運んで、水を撒いてまた耕す苦労に比べればそこまででも無いと思うんだが?
天道は気づいていない。
まず比べる基準自体が可笑しい事に、そして普通の人間はそこまでして開拓なぞしないという事を。
・・・・まぁ兄妹も鍛えられてきたし、そろそろ『問題児』が来そうな予感がある。
ミサイル・ホーンとかいう兎もまだ出てきてないが、それより『問題児』の方が厄介だろう。
・・・まぁその為の対策はしてあるんだがな。
暫く道を進むと森が開け、巨大な壁に囲まれた街が見えた。
「あれが首都セネルガムか。
流石にでけぇな。」
強力なモンスターに対抗する為の壁は巨大で、遠目から見ても凄まじい存在感を放っている。
その周りには小さい建造物を中心にした建物が集まっているように見える。
横には大河もあり、河川工事をしたのか首都へ続くように太目の川が流れている。
「やっと・・・やっと着いたんだ。」
「そうだね、お兄ちゃん。」
ジェイルとジェイナの兄妹も首都の姿を見て気が緩んだのかな?
ジェイナがお兄ちゃん呼びするの初めて聞いたかも?
・・・・まぁ感動してるとこ悪いんだが、面倒事の始まりだぞ?
「・・・おい、そこの奴等。
出て来い、じゃね~と金玉蹴り上げるぞ?」
「天道さん?一体何を・・・。」
・・・どうしても隠れとく心算か。
俺はバッグから『オーガの胃液』と取り出して、草陰に向けて思いっきり投げる。
「ぎゃぁあああ!?」
ガラス瓶の割れる音と共に黒ずくめの青年が転げ出てくる。
「誰!?」
「PKの連中だろ。
首都に向かう比較的弱い連中を専門に狩るスタイルなんだろ。
アホかって程間抜けだが。」
悲鳴を上げてる奴の他に2~3人居るかな?
「天道蟲さん、何で分かったんですか?」
ジェイナが不思議そうな顔で聞いてきた。
「そらぁ勘と気配で・・・。」
「いや、それは幾ら何でも・・・。」
「アホか、地雷みたいなジャガイモ踏まないように戦うのが必須技能になってきた俺の勘を舐めんな。」
踏めば俺が即死するからな!!
まぁ50回くらい殺されたけどな!!
まさか埋めた畝から勝手に移動して、なおかつ蔦も草も関係なく孤独に埋まってるジャガイモに似た何かだがな!!
ちなみに踏むタイプの埋める地雷って踏んだら踏みっぱなしにしとけば爆発しない物が大半なんだぜ?
万が一、味方が踏んでも大丈夫なようにだ。
え?ジャガイモはって?
なんか空洞作ってそこで篭ってる。
そして自分の領域が侵されると爆発する。
・・・・親に部屋に入られたヒキニートかよ。
そんなジャガイモ(引)だが、無事に掘れるとかなり旨い。
なんかバターのような風味が最初からするのだ。
しかも焼いても揚げても風味が残ったままで、洗えば生で皮ごと食えるというジャガイモに新たな1ページを加える物なのだ。
・・・引きこもり過ぎて太ったデブニートは想像してはイケナイ。
そんな地雷源ならぬ地雷芋畑の上で格闘させられる俺の注意力は結構な事になりつつある。
そしてコイツ等の失敗は『俺らを見つけてから暫く泳がせた事』だ。
森んなかで完全に音が消せるわけ無いだろうが。
殺ると決めた時点でもう殺してる位じゃないと発見できるんだよ。
俺はインベントリから丸太君を取り出すと、グランドとガイアを発動させて敵対者共の居る辺りへと声を掛ける。
「手前等、全員肥料にしてやるから覚悟しな。」
さあ、肥料にも使い道的に劣る奴等を掃除するとしましょうか!
天道「農業の話し聞きたい人って居るのかな?」
作者「聞きたくなくても@3話以内に始まるから回避不可能よ?」
天道「作者の独善イクナイ!」
作者「HAHAHA!あとがきで遊んでる時点で独裁者だよ!」




