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農民Play!  作者: オグズウェル
ビギナーズPlay!
21/93

卑徒の末路~泥棒には死の裁きを~

ちなみに今更感が半端無いですが

STRは筋力値で装備の総重量及び武器や防具を使用する上での必要パラメータで攻撃力へのボーナス

VITは頑健値でスタミナやHPの直接補正、防御力へのボーナス

SENは感覚値で生産職や盗賊系スキルへの補正、クリティカルへのボーナス

AGIは敏捷値で走る速度や攻撃速度への補正、回避率へのボーナス

INTは知力値で魔法を覚えて使えるへの補正、魔法の威力や消費MPの軽減ボーナス

RESは精神値で敵対魔法への抵抗及び精神異状のデバフに対する補正、MP回復と状態異状の軽減ボーナス

となります。

どうしてこうなった?


それが今、俺の考えている事であった。



北の道を1時間程歩いた所にある村に行くだけ。

そう思っていた時期が俺にもあった。


まぁ現状を追って考えてみよう。


・準備万端で始まりの街から出発

      ↓

・角の生えた兎やらみすぼらしい格好をしたゴブリンを適当に殴り殺した。

      ↓

・格闘術のスキルを手に入れた瞬間に熊に襲われた。

      ↓

・俺専用『殴れるナイフ君1号』を使って殴り斬って殺したら熊が3匹に増えていた。

      ↓

・絶賛逃走中←今ココ!



熊3匹は無理だって!

1匹でも殺し切るのに10分は格闘してたんだぞ!?


「ちくしょうが!」

鞄に手を突っ込んで錬金術に使う酸系アイテム『オーガの胃液』の入った瓶を顔面に向けてブン投げる。

勢い良く走ってくる熊は避けれず、顔に酸が掛かって悶え苦しむ。


ちなみに悪態を付いた理由は『オーガの胃液』が高いからだ。

買うと800G程でジャムの小瓶1つ程度なのだ。

つまり今ので約1200Gを溝に捨てたのと同じなのだ。


ちなみに『オーガの胃液』であるが、鉄系アイテムを溶かす際に使うアイテムであるのでかなり強烈な溶解性を持っている。

瓶は溶かさない癖に鉄は普通に液体のように溶かす中々面白い一品だ。



とりあえず熊に当たったのを確認したら、またすぐに走る。

至急!熊狩りプレイヤー募@2匹!

とかくだらないをネタ脳内で繰り広げながらも森を走り抜ける。


そして振り切った!








と思った瞬間、目の前に凄いのが現れた。


何が凄いかって?

まず見た目から言ってみよう。

簡潔に言ってドラゴン、しかも俗に言う古代の(エンシェント)的な言葉が入りそうな白い龍である。


角から神々しい光が鼓動のように波打っている。

デカさ?蹲っているのに50Mクラスである。

壁壊しの巨人と同じである。




それが目の前に居る。


まぁ寝てるけど・・・。


でも騒がしくしたら起きそうだよな?



・・・でもこの龍、凄い良く眠ってるしちょっとやそっとじゃ起きない可能性もある。

・・・・・・・・・・う、鱗くらいなら貰っても良いよね?








5分後・・・・







俺は白い龍を起こさないようにソロソロと採取に勤しんでいた。

いやぁ、今まで使ったことなかったけど、ジャック君が使って見せてくれたスキルアーツ『隠れ身』を使いながら地面に落ちてる剝がれた鱗を回収している真っ最中であります。


『隠れ身』といっても気配を消すアーツなので透明になったりは出来ない。

だけどこの龍さん、良く寝ているので気づかないのだ。

まぁこの龍クラスの敵対生物となると気配を消そうとも感知するのだろうが、俺のような小物が気配を消していると気がつかないようで、鱗とり放題なのだ。


これは俺へのご褒美に違いない!

とりあえずオーガの胃液分は軽く取り戻したと見るべきだろう。



回収した鱗が50枚を超えた時、ある物を発見した。

爪だ。


爪と言ってもそれ程大きい物じゃない。

生え変わった翼爪みたいな物なんだろう。


欲しい


そう思ってしまったら採りに行く身体を抑えれなかった。


そしてその爪3個程を鞄に仕舞うと、白い龍が起きたのだ。











終わったな








それが俺の抱いた感想であり、数瞬後の逃れえぬ運命だった。





「ゴァァアアアア×××××××××××××××××××××××××××××!!」




それは『音』なんて可愛らしい次元ではなかった。

途中で音と認識できなくなる程の衝撃。


咆哮の衝撃だけで埃かなにかのように吹き飛ぶ俺の身体。





生物としての格が違い過ぎるだろ




そう想った俺はお気楽なのか、どうなのか。



《貴方は死亡しました。》



久々に見たそんなアナウンスメッセージを見ながら俺の身体は砕け散った。

欲を出せば死ぬ

デ○ンズとかダ○ソでは何時もの事ですね


・・・・何度死んだ事か

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