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農民Play!  作者: オグズウェル
ビギナーズPlay!
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キャラメイキング~髪なんてただの飾りです、最近の人にはにはそれが分からんのです~

VRMMOの話しだと言ったな

アレは本当だ(ドヤ顔

風呂から上がった後、早速VRギアをセッティングする。


なんでもVRギアはインターネット接続なんて物じゃなく付属の専用接続装置でオンライン接続をするらしい。


いやぁ・・・20代前半の時はゲーム三昧だったんだがな。

会社が倒産して、アパートから近い所で職探しをして見つけたのが今の飲食業。


それから覚える事が多すぎて&自分なりの新作料理作りに熱中しすぎてゲームどころの話しじゃなかったんだよな。


まぁ最近は暇もあり、新作料理のアイデアも手帳に纏めてある。


流石に即使えるレシピは少ないがそれでも少し手を加えるだけで良いレシピは30を超える。

これで後10年は戦える(厨房的な意味で)


閑話休題


VRギアを装着してから最適化キャリブレーションを行う。

VRギアの液晶ディスプレイ部分に表示される手順をこなしていく。


ちなみに最適化の作業は立った状態で行う。

なぜボディビルディングのポーズを数回とらされたのかは良く分からないが重要なことなのだろう。


そしてゲームなのだがソフトなど無い。

むしろソフトを読み込むような物を付けるより専用の接続装置があるのだからゲームの世界へ入るような感じなのだろう。

ゲームの一覧を見るとまだ多くのタイトルは無いようだ。


FPSも良いが、長らくファンタジー系をやってないと思う。

ファンタジー系のゲームを探すと2つだけあった。


少なっ!?と思うかもしれないが、発売してからまだ2ヶ月。

さらに物理エンジンやら仮想現実やらを作るのに手間が掛かってるのだろう。


参入しているメーカーもまだ多くない、というのもありえるかもしれない。


ファンタジー系の中の2つは完全に別物らしい。

1つはモンスターを狩猟するゲームで大昔に流行ったモ○ハンのようなゲームで人気もあるが感覚再現で痛みもあり、大部分をPSプレイヤースキルに依存しているとの事で女性受けはあまり宜しくないようだ。


もう1つがスキル制で戦闘・採集以外にも鍛冶や料理といった生産もあるようだ。

モンスターありPKもありで国家で戦争も起こる自由度の高さが売りのようだ。

しかも正式サービス開始が昨日だったようで、まだまだ先発組に追いつける。



少し迷ったが2つ目のゲーム『Monster Slayer online』に入る事にした・・・がそこで少しトラブル。

月額料金が掛かるようだ。

初月は無料だが専用回線の接続料で3ヶ月間で1000円が別途要るそうだ。


安いと思うが学生などには少し厳しい気もするがそこはそれ。

クレジットカードで払ってやっとINする事に成功した。


瞬間、意識が途切れる





《ようこそ『Monster Slayer online』へ》


気が付くと、俺は白い空間に立っていた。


意識がこの世界に引きずりこまれたと言うのが正しいのか?

俺自身がこの場に立っていると断言できる。


視点が動かせないが、感覚はある。


《まずはキャラクターネームを決定してください》


え~っとキャラネームってどうやって決定すりゃ良いんだ?

と思う間も無く、透明なキーボードが浮かび上がる。


視線と音声で入力できるようだ。


名前か・・・昔のオンラインゲームで使ってた奴でいいな。

そう思って昔使っていた名前であり、実際の名前である天道からもじった名前である『天道蟲』をキャラネームとして完了ボタンを押す。


《『天道蟲』を検索中です・・・・・確認しました。

同一の名前はありません、使用可能ネームです。

登録しますか?『YES』『NO』》


YESを押す。


《登録完了しました。

続いてPCのメイキングを行ってください。》


メイキングか

顔はそのままでいいや、なんか違和感ありそうだし。


髪型は・・・・・・・・スキンヘッドでいいか、楽だし。



それ以外の細かいところまで作った後、スキルを決定することになった。


アナウンスはって?メンドイから飛ばしたよ。


色んなスキルの一覧があるが最初に選べるのは3つらしい。

その後のスキルは地道に取れって事だろう。

スキルを選び終わると、視点が白い部屋に変わる。


さっきは視点が動かせない状態だったが今度は動かせる。

それどころか身体が動かせる。


「おぉ!さっき作った通りか!」

地味に感動。

頭を撫でてみると見事な程につるつるだった。

やっぱバーコードにするくらいならスキンの方が良いよな。


と思っているとある事に気が付く。

「別にスキンヘッドにする意味なかったんじゃね?」


別にいつもの髪型でよかったんだが・・・的な考えが頭をよぎる。


「まぁ良いか、今更変えることなぞ出来んだろうしな」


仕方が無いので諦めることにする。



《それでは『Monster Slayer online』をお楽しみください。》


そういって足元が割れる。



「ファっ!?」


墜ちていく俺の身体

割れたのは空の一部であり、周りは雲1つ無い青空である。


「なんじゃそらぁぁぁああああああああああああああああ!?」


軽い親父ギャグを交えながら叫ぶ。

でも誰も答えるものは居ない。

なぜならそこは空の上だから。


迫る地面に向かって最大限の減速努力をしながら。


俺と大地は熱いベーゼを交わした。













《貴方は死亡しました》


ふざけんなよ!?クソッタレがぁぁあああ

キャラクター製作後のご褒美です

@作者はデモ○ズが好きです

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