俺達の戦いはこれからだ!
ありがとうございました。
まぁそんな事もあって、鍛冶場の一室をレンタルという方法で借りて住んでる訳だが、レンタル料を払い続けるくらいなら自分だけの空間が欲しくなってきたのだ。
それに錬金術の触媒である『暁顔』と『黄昏草』という植物系アイテムはそこら辺で採れる癖に、意外と良い値で売れるらしく、争奪戦が起こるくらい採取されているそうで、近辺では見つけにくくなってしまっている。
鍛冶場があるかどうかが問題だが、そこは作りたい物が出来たら戻ってくれば良いだろう。
よし、そうと決まれば。
「良い情報ありがとうジャック君。
早速その村を目指してみるよ。」
そういうとジャック君はにこやかに笑って(るような雰囲気)
「そうですか。
頑張ってくださいね?」
と、返してくれた。
俺はとりあえずデッドリー・エッジを取り出してジャック君に問う。
「んで、コイツは買うのかい?」
「え?売ってくれるんですか?」
あぁそういや俺に勝ったら売ってやるっつってたな・・・それで引き分けっと。
「引き分けっつか俺の方が喰らったダメージでかかったしな。
それに俺じゃコイツを使いこなせる自信無いし。」
そういうとジャック君が苦笑しながら
「それでは買わせて貰います。
で、お幾らですか?」
と聞いてきたのだ。
しまった、値段のことすっぽ抜けてたや。
「今の短剣の相場分からんからなぁ・・・。
ジャック君がコイツに値段を付けてやってくれ。」
そして購入者にブン投げたのであった。
・・・・2時間後。
俺は露天で売ろうとしていた武器達を全部鍛冶場に置いてもらうことにした。
なんでも自分で接客したくないというプレイヤーの為の措置らしい。
商品は買われると、少し時間を置いてから預かり所の自分の口座に送金されるという「流石ゲームだな」と言うべきシステムだった。
村に移動するのに掛かる時間は1時間程歩いた所らしいので意外と近いようだ。
でも生産系プレイヤーは金額の割りに貰える土地が狭いとの理由と、首都に行けば小さい店を買えるそうで人気がないのだそうだ。
ちなみに店は1人に付き1軒のみで、他の場所に店舗を移す場合は前の店舗は初期状態に戻り、商業系NPCから購入する者が現れるまで侵入禁止になるようだ。
俺には関係無いがね?
まぁジャック君が20kGという大金でデッドリー・ナイフを買っていったので土地は買えると思いたい。
ちなみに20kGってのは2万Gって意味ね?
kってのは1000の単位を現すネトゲ用語なので覚えておいて損は無い・・・と思いたい。
こらそこ!ネトゲ自体が無駄とか言わない!!
ちなみにジャック君が未だ序盤とも言えるここでコレだけの大金を持っている理由が「PKした時にプレイヤーがドロップしたアイテムを売り払った」というもので、真っ当な稼ぎをは決して言えないがPKありのゲームなんてそんなもんだろうとも思う。
まぁコロコロされた奴らからしてみれば堪ったもんじゃないだろうがね?
まぁジャック君に殺される方が悪い。
ちなみにジャック君がPKをする時には条件があるらしい。
1・それなりに強い人が居る事
2・3人以上のパーティーである事
3・正面から堂々と宣言して殺りに行く事
この3つだ。
1つでも満たして無いと襲わないそうだ。
つまり最低でも3対1、最大で6対1でPKを成功させているって事だ。
AGIは攻撃速度の向上に役立っているらしく、ほぼ8割の確率でPKが成功するらしい。
まぁ速度重視でナイフと格闘術の戦闘スタイルだ。
相手の攻撃を避けて、首や心臓にナイフを突き立てると大体死ぬそうで・・・。
まぁ人間、妙に頑丈な時もあればアッサリと死ぬ時もある。
そういう話だろう。
まぁ何にしろ錬金術に使う酸系アイテムと触媒アイテム、および鍛冶が出きるかどうか分からないが鉱石系アイテムや安い素材アイテムを買い溜めし、回復系ポーションをゲームを始めてから初めて買ったのであった。
さて、村へ向けて出陣じゃぁぁああああああ!!
俺はそうして、始まりの街から引きこもるのを辞めたのである。
・・・めでたし、めでたし。 終了
しないよ?
引き続き『農民Play!』をお楽しみくださいw
終わらないよ?w
まだまだストーリーは続きますからね?www
@こんな駄作を読んでくれる読者様に感謝を!
 




