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それでは、具体的な方法です。
先に述べたようにマインドコントロールには三つの段階があります。
1対象者の思考を把握する
2対象者の思考を乗っ取る
3対象者の思考を操作する
です
まずは一段階目から書いてゆきます。
1、対象者の思考を把握する
いきなりあれですけど、読んで字のごとくなので説明するまでもない気がしてます。一応書いておきます。
二段階目、三段階目で相手の思考に効果的なアプローチをするためには、アプローチしてゆくポイントを決めないといけません。
むやみやたらにアプローチすると対象者に不信感を与えかねないので、対象者をよく観察してポイントを見極めて絞ってください。
服装、動作、表情、目の動き、声の出し方などだけでも注意深く観察すれば結構な情報が得られます。施行者は対象者との立場関係も頭に入れておいてください。対象者が施行者のことをどう思っているかによってアプローチの仕方が変わってきます。
アプローチのポイントにするのは、その人が気にしているところ(良い意味でもいいし、悪い意味でもいい)が効率的です。
観察で得た情報を元に、どういうことを気にしてるのか会話でさぐりを入れてください。
アプローチポイントは二種類あります。
一つは対象者の意識している部分、
もう一つは対象者の無意識の部分です。(正確には意識して無くても言動に影響を及ぼしている部分)
適切な言葉が思い浮かばないでのすけれど、とりあえず、意識している部分を”関心”、無意識の部分を”性質”と呼んでゆくことにします。
”関心”と”性質”それぞれ3~4個ぐらいポイントになりそうなものを見つけたら足りると思います。
アプローチポイントはあとででも追加できるので、三つ四つじゃ足りないと感じたときは追加してください。
2、対象者の思考を乗っ取る
思考は関心と性質によってできています。関心が性質に影響を与えることもあるし、性質が関心に影響を与えることもあります。
相互関係がありますが、性質については第三段階目まで置いておいて、二段階目では関心の部分に焦点を当てます。
人によって、何にどの位関心があるのか異なります。
一段階目で対象者の思考を把握していれば、何にどの位対象者が関心を持っているのかがわかります。
対象者の関心を円グラフでイメージしてみてください。
たとえば
恋愛に30%、家族20%、健康に20%、趣味に20%、その他10%
だったとします。
この場合、対象者の恋愛における関心を掌握すれば、対象者を30%掌握できます。(他の関心に流れることもあるので必ずしもとはいえませんが)
さらに家族や健康における関心も掌握すれば、70%も掌握できます。
もうピンと来たと思いますが、対象者の関心部分にどんどん介入してゆけばいいんです。
どのように介入するかは施行者と対象者の関係によって違ってくるので具体的に示せませんが、難しいことじゃありません。相手が関心を持っている話題を振ってゆけば大抵むこうから食いついてきます(なにせ関心があるから当然です)。
施行者は対象者の関心に介入しながら、その内容をすり替えなければなりません。何に替えるのかというと<施行者への関心>にです。<施行者への関心>以外にもおきかえる事はできますがマインドコントロールを解くときメンドクサイ事になるので<施行者への関心>にしておいてください。あとで恨まれるというリスクがありますけど、結果如何です。対象者にとって良い結果につながれば、恨まれることはありません。
対象者の関心に介入してゆくとある時点で対象者が施行者に興味を持ちます。ここが対象者の関心をすり替えるチャンスです。
この時、対象者は施行者を分析してきます。相手がどの程度のものなのか優劣はどちらか見極めにかかってきます。
もしもここで施行者が下手を踏めば、逆に対象者にマインドコントロールされてしまう恐れもあります。
前に、施行者に必要な要素を書きましたが、ここでそれが試されます。
知識(もしくは実力)、魅力、権力のどれか一つでも施行者のほうが優れていると対象者が思い込めば、<施行者への関心>に転換されてゆきます。一度にまるっと転換できるとは限りません。通常は何度も何度もそれを繰り返し少しずつ転換させてゆきます。
対象者は自分の関心の内容がすり替わったことには気が付きません。対象者は(恋愛などの)関心の中で<施行者への関心>を持っているように感じます。(「Aについて関心がある。Aのことについて、あの人(施行者)はあんな事言っていたな…」といった具合です)
あながちそれは間違ってはいない、というかそれが正解です。
今回はメンタルヘルスケアを目的としてるので、関心の転換を図るために強引に押し付けたり、強制したり、プレッシャーをかけたりはしません。
<施行者への関心>がある程度あつまったら三段階目に入ります。




