自由を求めて幾千里
旧満州東安省東安にいた我々の部隊は、昭和20年8月6日ソ連軍の越境侵入により後退作戦に移った。
重要道路をソ連軍に占領された為、山路と混地の悪路に苦労した。9月6日の終戦の報せが有る約1ヶ月間開拓民その他地方人と共に食糧不足と中国暴徒との襲撃と寒気到来の為辛酸をなめた。この後、後退作戦で約半数が死亡していった。この惨状は今なお忘れることの出来ないむごたらしさである。退却終結予定地拉地にたどり着いたときには、衣服はぼろぼろ栄養失調で寒さに堪えるだけが精一杯。それども故郷に帰れることに望みをつないで、皆よくがんばった。
「朝鮮が米軍の占領下に有るためソ連領のウオジオラスクを通って帰る。」




