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香ばしい匂いと血に包まれ
今この治安が崩壊した日本における職業ランキング、三位がギャンブラー、二位が怪盗、そして断トツの一位は……。
「ま、待ってくれ。か、金ならいくらでも出すから。殺さないでく……」
「はい、残念、さようならっと」
そして私は刀を振り下ろした。血飛沫が舞って、男は断末魔を上げることすら出来ずに死んだ。そう、日本の職業ランキング一位は殺し屋だった。
「さて、今日の仕事終わりっと、帰ろ……」
私の名前は桐島紗奈、六歳の頃から殺し屋を始めて殺し屋歴は九年、もちろん学校に通ったり、友達と遊んだりしてるただの学生でもある。そしてその帰りまた子供達が殺し屋ごっこと言うのをしていた。殺し屋ごっことは最近の小学生や中学生の中で流行っていて、ターゲット役や主役の殺し屋役などがある、はっきり言って大人の世界はあまり甘くないから舐めるなとでも言いたかった。いやまぁ、私も高校生だから大人の世界がどうたらこうたらなんて言えないけど……。
「バーン! やーい、お前死んだー!」
「ちょっと〜! 私だってその役やりたい!」
私はその光景を立ち止まって遠巻きから見て呟いた。
「そんな甘い世界じゃないんだよ」
その声には私の憎悪と、その他の悲しみが入っていた。




