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お給料
入社して一か月が過ぎました。ボピくんは一生
懸命働きました。でも、その仕事は雑用ばかりで
テレビ番組の制作とは関係のないものばかりでし
た。中には、スーパーで卵の安売りをしてるから
買ってきてほしいとか、奥さんとケンカしたので
代わりにあやまってほしいとか、変な仕事もあり
ました。
それでも、ボピくんはイヤな顔もせずテキパキ
と仕事をしたので、少しずつ社員から信頼される
ようになっていきました。
そんなボピくんに社長が話しかけてきました。
「やあ、ボピくん。一か月、よくがんばったね」
「はい。みなさんのおかげでちゅ」
「昨日、お給料を振り込んだからね」
「はい、ありがとうございまちゅ」
