ウラジオストック周辺のソ連水上戦力を撃滅したよ
さて、正式にウラジオストックの攻撃指示が出たので俺は艦隊を率いて稚内を出向した。
「よし速やかに出港せよ。
両舷前進最大戦速!」
「両舷前進最大戦速!」
そしてしばらくしてコンソールが開いた。
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【ミッション】ランクA
目標:敵水上艦艇45席をすべて撃沈せよ
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「ウラジオストック周辺海域には通常戦力ですが三個艦隊45隻が展開しているようです。
その中核戦力は超弩級戦艦と思われます」
「うむ、ソ連も極東艦隊の総力を出してきたのだろう。
合流されないように確固に撃破をするぞ。
まずは偵察機を発艦させ、続けて攻撃隊も敵艦を発見次第発艦させよ。
本艦も前進し主砲の射程に入り次第攻撃開始」
「偵察機、順次発艦してください」
戦艦・航空戦艦・空母搭載の偵察機がそれぞれ発艦して行く。
水上レーダーがあってもチャフなどで阻害されることもあるし結局偵察機に取る偵察というのは重要だ。
「敵艦隊みゆ、戦艦3、巡洋艦6、駆逐艦6」
敵艦隊の編成が届いたところで美月くんが支持を出した。
「攻撃隊、発艦してください」
F-4EJファントム戦闘機仕様、三菱F-1、F-4EJファントム爆撃仕様などが次々に発艦していき、対艦ミサイルや爆弾で敵艦隊へ攻撃をかけている。
ただ敵の対空砲火もかなり厳しく何機かは撃墜されているが。
その間に敵艦との距離がつまり主砲の射程へ入った。
「よし前部主砲、撃ち方始め!」
「撃ち方始め!」
尾張級戦艦2隻、紀伊級航空戦艦2隻の前部甲板に搭載されている45口径41cm連装砲連装砲6基12門がそれぞれ火を吹くと駆逐艦や巡洋艦が次々に火柱を上げて轟沈していく。
相手の装甲を貫通するなら砲の数が多い方がむしろ有利で敵戦艦の前部甲板搭載の主砲は2基4門だから敵艦隊と個別に交戦する限りはこちらのほうが有利だ。
「敵戦艦撃沈!」
「敵戦艦艦橋大破!」
「敵戦艦撃沈!」
「よし、残り2つも同様に対処するぞ」
「敵艦隊左右から挟撃の構えです」
「ならば左側の艦隊を優先して撃破する。
その後転回して最後の艦隊を攻撃せよ」
「全艦艇、左側の艦隊へ向かってください」
なんとか時間差を置くことで各個撃破でき、残り2艦隊も壊滅することが出来た。
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【ミッション】ランクA
目標:敵水上艦艇45席をすべて撃沈しました
目標を達成しました。
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そして朝鮮半島に駐留していた陸軍がウラジオストックを制圧してソ連極東艦隊の最重要港を制圧することに成功した。
「45隻の船が1つに固まっていたら流石に危なかったが、分散行動をしていてくれて助かったな」
俺がそう言うと美月くんがうなずいた。
「とはいっても艦隊編成を考えればありえませんけどね」
「まあ、たしかにな」
これで満州奪還も可能になっただろうか。
もっともソ連の太平洋の軍港としてワニノとペトロパブロフスク・カムチャツキーがまだ残っているから油断は禁物だろうが。




