レーザー戦艦対策の開発を進めよう、アメリカが中心となってソ連を追い詰めつつあるな
さて、航空攻撃で超兵器列車砲を破壊し、ミサイル攻撃で飛行場、着弾観測基地及び砲陣地を壊滅させたことで民間人被害は最小限に抑えて大湊を開放し引き続いて函館も開放して道南に足がかりを作った。
庁舎でぐっすりと寝た後で起きて、食堂で久方ぶりに大港での新鮮な海産物はめちゃくちゃ旨くて感動してしまったよ。
「ああ、美味い。
頑張って戦ったかいがあったな」
俺がそう言うと美月くんもうなずいた。
「そうですね。
やはり新鮮な海の幸が食べられるのは幸せなことです:
そして表情を引き締めて俺は言う。
「陸軍の準備状況次第だが、次は稚内と樺太奪還だな」
俺が美月くんに言うと彼女は強くうなずいた。
「はい。
ですが巨大レーザー戦艦も出てくるでしょう」
「ああ、そうだな。
だが駆逐艦一隻で水雷戦隊に追い回され、巨大レーザー戦艦に手も足も出なかった以前とはちがい今は対抗できる」
「はい、今回超兵器列車砲も破壊できましたしね」
「ああ、ただレーザー戦艦の対空能力は超兵器列車砲と違いかなり高いはずだし、航空戦力での撃沈はほぼ不可能だろう。
だからさらなる装備強化は必要だな」
「ええ、そうですね。」
俺はエックス線レーザー砲を開発して、それを更にガンマ線レーザー砲まで進化させ、荷電粒子砲とイオン粒子砲も開発し、拡散荷電粒子砲、誘導荷電粒子砲、拡散イオン粒子砲に誘導イオン粒子砲も開発した。
もっともこれではまだソ連のレーザー戦艦のオメガレーザーには威力や射程で及ばないだろう。
砲塔型超電磁砲を改良して固定超長砲身超電磁砲にしてそれを設置する。
更に電磁防壁を開発し最大限まで強化改良して光学兵器に対する防御力を最大限まで引き上げることにした。
これで最悪レーザーが直撃しても即轟沈はないだろう。
更にフィリピンを取り返したアメリカによるウラジオストック、ハバロフスクなどへの戦略爆撃も開始されていて、中国でも国民党軍・共産党軍などの軍閥がそれぞれにソ連軍を駆逐しつつあるようだ。
戦後には満州の権益などは一部放棄することになるかもしれないが、それも仕方ないだろう。
欧州戦線でもリガ、ミンスク、キエフ、ハリコフなどが陥落し、黒海及びバルト海における制海権をソ連はほぼ喪失して、レニングラードとスターリングラードが戦略爆撃を受けている状況のようだ。
ヨーロッパ方面では主にイギリスと、極東では主に日本と共同参戦を行っているとは言えソ連を東西から攻撃できるアメリカはやはり恐ろしいな。




