ドイツの超兵器氷山空母をドリル火炎放射戦艦で撃沈したよ
さてドイツ空軍からのイギリス防衛や新型潜水艦撃沈による功績により俺には新たな勲章が授与された。
「君は真の英雄だ。
我々は君を誇りに思う」
「ありがとうございます。
より一層の奮闘を約束いたします」
「うむ、期待しているよ」
これによって俺は双胴型大和、双胴型武蔵、双胴型信濃と三胴型駆逐艦に三胴型巡洋艦、更には艦首にでかいドリルが付いたドリル戦艦”益荒男”にも乗れるようになった。
そろそろ船体も現実からだいぶはみ出してきたな。
武装に関しても大和の主砲よりでかい50.8cm砲や誘導魚雷とロケットの技術を合わせた対潜水艦用ミサイル、対空ミサイル、対艦ミサイル、火炎放射砲、クリプトンレーザーなども開発できるようになったのでそれら開発することにした。
取り敢えず備えあれば憂いなしって言うしな。
バトル・オブ・ブリテンではナチスドイツがBf109Fを投入すればイギリスはスピットファイアMk. Vを投入し、ナチスドイツはさらにFw190Aを投入し、スピットファイアMk. Vを一時期圧倒した。
しかし、イギリスもスピットファイアMk. IXを投入し現状ではほぼ互角だが、我々の烈風の性能に両国が追いついてしまったのは少しきついものがあるが仕方ない。
ちなみに俺と美月くん現在は休息中だ。
「ドイツとイギリスの航空機の性能がどんどん上がってきているのも困ったものだな」
「そうですね。
現状ではなかなか厳しいです」
そんな事を話してしていたら唐突にコンソールが開いた。
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【ミッション】ランクC
目標:超巨大氷山空母”ハボクック”を撃沈せよ
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そして館内放送が流れた。
「当基地へ向かい超巨大空母が接近中です。
直ちに迎撃にでてください」
「今回は超巨大空母ときたか。
行くぞ、美月くん」
「はい、急いで出撃します、司令」
そして先行した艦隊が全滅したという情報も入ってきた。
俺は急いで乗艦をドリル戦艦”益荒男”に変更し、主砲を50.8cm砲とし、艦首は火炎放射砲へと置き換え、30門の高角砲や約160門の機銃をハリネズミのように配備し、近接信管も装備して航空機へ対処することにした。
最大限艦橋機能や強化パーツ装備などで水上空中索敵能力を上げ速度も27ノットまで上げた。
「よし速やかに出港し、敵空母へ向かうぞ。
両舷前進最大戦速!」
「両舷前進最大戦速!」
レーダーに映る光点の移動速度は遅いが近づくにつれてその異様な大きさが顕になった。
「て、敵空母は全長2000m、全幅400m、予想される搭載機数はおよそ1000機?!」
「もはや移動するする基地そのものだな」
「敵機、来ます!」
「対空ミサイル、高射砲、対空機銃を総動員して迎撃せよ。
対空防御!」
「対空防御!」
敵機は最新鋭のFw190Aとその戦闘爆撃機仕様だが対空ミサイルによって次々落とされていく物の数が多すぎる。
ミサイルをすり抜けた敵機を高射砲と対空機銃で叩き落とすが、それでも爆弾二発の直撃を受けた。
「この益荒男はそう簡単に沈みはせんよ。
消火作業急げ!」
「消火作業急げ!」
雲霞のようにまとわりつくナチスドイツの航空機軍を撃ち落としながら敵超巨大空母へ接近した。
「艦首超巨大螺旋回転衝角、始動!」
「艦首超巨大螺旋回転衝角、始動!」
「総員衝撃に備えよ!
火炎放射を開始しつつ敵空母へ突撃!」
「突撃開始します!」
艦首の火炎放射砲が炎を吐き出して、敵超巨大氷山空母の氷を溶かしそこへ巨大なドリルが突き刺さった。
ドリルがガリガリと氷を削りとるとコアとなる双胴空母の舷側に突き当たった。
「このまま押し切れ!」
ドリルが双胴空母の舷側を突き破ると相手が傾いた。
「全速後退!」
「全速後退!」
超巨大氷山空母ハボクックはこうして舷側をドリルと火炎放射で突き破られて沈んでいったのだ。
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【ミッション】ランクC クリア
目標:超巨大氷山空母”ハボクック”を撃沈しました
ミッションを達成しました。
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「やれやれ何とか倒せたな……」
俺がそう言うと美月くんは苦笑しながらうなずいた。
「もうあんな化け物とは戦いたくないですね」
「ああ、そうだな」
実際にドイツが航空魚雷を搭載した攻撃機や人形に変形できる航空機を多数投入してきたらやばかっただろう。
まあともかく勝ててよかったぜ。




