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PRIDE  作者: ソラリ
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プロローグ

人生の選択。


「人生」といってしまえば、なにか大事のような気もするけれど、「選択」の場は


多くある気がする。


たとえばそれは、カフェでメニューを何にしようか悩んだり、コンビニでドリンクを何にしようか考えたり、日常の中で小さな「選択」は存在している。


私たちは、それをさほど気にしていないのかもしれないし、「これでいっか。」なんて終わらせているのかもしれない。後になって「さっきのにすれば良かったな。」なんて思ったりすることもある。


しかし、仕事においての「選択」は意識することは多いと思う。その「選択」が失敗となり、本人へもまた会社へも影響は大きいからだ。


それでは、人との出逢いはどうであろうか。「選択」という言葉がふさわしいかどうかは分からないけれど、「出逢い」と「別れ」があるならば、人は自然と「出逢い」や「別れ」があるのだろうか。それとも必然的にそれらがあるのだろうか。


不思議なのは「別れ」の選択は、「自分でするもの」ということだ。「幸せ」も「後悔」も自分の「選択」や「決断」で決まってしまうのだから。




1.凛華子の場合


(もう何年恋愛をしていないだろう。)凛華子はスマホを手にした。


ラインを開く。


「今度飲みいこ!予定合わせよ!」綾からのいつもの誘い。


綾とは、いつも二人で飲みに行く。


彩は決して聞き出そうとしたり、踏み込んできたりしない。


きちんと話すタイミングを待ってくれる。


それでいて、頷いてくれもするし、意見してもくれる。


だから、一緒にいて居心地がとてもいい。


一緒に笑って、一緒に泣いていられる、そんな関係。


誘いのラインはいつも「なんで分かったの?」というくらい驚くくらい。


落ち込んでいるタイミングや悩んでいる時、嬉しいことがあった時。


まるで、何でも通じてるみたいだ。


いつだったか、「よく分かるね。」と話したら


「うちらよく似てるじゃん。」とサラって言ってたな。


凛華子は笑った。


でも、今回は、そんな気分じゃなかった。


「予定、まだ未定!」返信完了。


スマホを触る。


【出会い系サイト】を検索。


ちょっと興味があったんだ。どんな人がやってるんだろうって。




2.翔の場合


仕事に行って、帰ってきて、また仕事の毎日。


長崎から広島に来て2ヶ月。


何もない生活。行くのはコンビニくらい。


仕事は営業。突然の転勤だったけれど、なかなかそれも悪くなかった。


ひとりの時間が欲しかった。誰かに干渉されたくなかった。


でも、毎日が単調過ぎて、つまらない。


ずっと観ているお笑い番組。飽きないけれど、なにか虚しい。


「俺、仕事以外誰とも話してないわ。」部屋で一人呟く。


スマホが目についた。


スマホは仕事でずっと使っているから、家ではなるべく触りたくない。


けれど、なぜかスマホに手が届く。スマホの操作は仕事で慣れている。


【出会い系サイト】を検索。


出会い系なんてやる気もないけれど、どんな奴がやってんだって気になったんだ。

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