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ヤンデレでいいよ  作者: Aki o
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綾音のお掃除大作戦 その6

 私がお兄ちゃんを好きな理由?

 初めて好き、って言ってくれたからかな……。可愛いって言葉は何度も聞かされた。でも、好きって言葉を聞いたのはお兄ちゃんが初めてだったんだ。


 確か私が小学生だった頃の話。お兄ちゃんは突然、綾音のことが好き、だなんて言ったの。最初は信じられなかった。家族なんだから当たり前でしょう、って思った。でも、お兄ちゃんは私のことを女性として好いていた。そんなこと分かるわけなかった。そもそも恋がどういうものか知らなかったわけだから……。まぁ、同級生の中では、学校の誰かが付き合っているという話で盛り上がったこともあったような気がするけれど……。


 でもそれだけじゃ、私がお兄ちゃんを好きになった理由の説明にはならないね。どうしてなんだろう……。なんとなく好きなんだよね。本当になんとなくなんだよ。なんとなく好きなんだけど、その気持ちは凄く強いんだ。お兄ちゃんがいるから私は幸せ。私がいるからお兄ちゃんは幸せ。恋ってこういうことを言うんでしょう?世間の人は何も分かってないよね……。いくら好きだからって、束縛したら窮屈になる……。本当にそうなの?私、お兄ちゃんを束縛しているだなんて考えたこともないよ。だって好きな人のことを一番に考えるのは当たり前のことでしょう。それ以外のことは、言い方悪いけれど、価値ないんだから、基本的に二人だけの世界じゃないの?実際のところ、そう簡単にはいかないから、生活するために最低限社会と関わらなくちゃいけない……。本当は嫌だけど。お兄ちゃんだって嫌なはずだけど、頑張っているから私も文句は言えない。お兄ちゃんと私が相思相愛なのは非常にいいことだけど、様々なトラブルが発生する。なんで上手くいかないのかな……。いっそのこと、二人だけの世界になってしまえばいいのに……。少なくとも、お兄ちゃんに纏わりつく人間はみんな危険だから排除したほうがいい。お兄ちゃんは人がいいから、決して手を出さない。でもね、愛する人が虐げられているのを見ている気持ち、分かってほしいな……。


 お兄ちゃん……。ねぇ、お兄ちゃんって唱えてもいい?そうすると落ち着くんだ。


お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん…………。


 あと少しだから待っててね!

 だってお兄ちゃんを虐める人なんだもん。私、絶対に赦さないから。どんな手段を使ってでも、絶対に殺すから……。



 あと少しですよ……。気持ちいいですか?

























              恭平さん…………






















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