異の非12話 「ぼっちの修学旅行スタート」
ゴールデンウィークだから投稿が止まります。とか言っていたのはなんだったんでしょうか?笑
ということで異の非12話目です。
少しでも楽しんで読んでいただけると幸いです!
学校について数時間後。俺は、というより二学年の全生徒は生徒玄関前に班別に並ばされていた。
何でわざわざ教室に行ったのにまた、生徒玄関前に集まらないとダメなんだ?松葉杖で動くのには少し慣れたけどそれでも動くのがめちゃくちゃ遅くだるい。しかも、修学旅行当日まで入院してたから自分の班わからなくて並ぶのにも時間がかかった。そんな、学校に来て数時間しかたっていないのにもう嫌な思いをしつつ校長先生やその他教員の修学旅行についての注意などを長々と聞かされる。たぶんこの長ったらしい話を真面目に聞いているやつは少ないだろう。だってまだ朝だし。
たぶんみんな眠いだろう。てか、俺の後ろのやつ下向いて目瞑っちゃってるし……。
そして、ようやくながーい話がおわり、各組でバスに乗る。俺は同じ班の列について行ってバスに順番に乗る。というか心底眠い。
バスの中で俺はあくびをしながら携帯をいじる。
バスの中ではさっき生徒玄関前で話したような内容をまた先生が話していた。いいから、さっさとバス出せよ。こっちは眠くてしょうがないんだよ。そう思っていればバスがやっと動いてとうとう、修学旅行が始まってしまった。というか学校に来た時点で行くのは確定だったけどな。
「はぁ〜……(だるい。もう帰りたい)」ともうそんなことを思いながらバスの窓から見える景色、といってもバスが移動して度々変わるが、を見ていた。
ぼーっとしているといつのまにか俺は眠ってしまっていた。目が覚めた時にはバスは止まっており、外は全く知らない景色が広がっていた。
「(あーついちゃったか)」修学旅行のしおりにも書いてあったが最初の予定にあった大阪についていた。
「(俺、どんだけ寝てたんだ!?)」とそこそこの衝撃を覚えつつ、俺はバスを、松葉杖があるせいもあってゆっくり降りた。
「(今日は大阪で一日班行動。それでホテルで一泊か……)」かなり自由時間、もとい班行動が長いなと思いつつペラペラとしおりをめくる。そして、次にめくったページ、ホテルでの同室の相手の欄を見て俺は「は?」と思わず口にしてしまった。
「(よりにもよって『こいつ』かよ……)」
まぁ、あの変人よりはましか。というかあいつは女子だから普通に同室にはなりえないな。よかった。本当にあいつが女子でよかった!
でも、だからってこいつが……。
俺はくしゃりとしおりを強く握った。今回の修学旅行はいつもの数倍、クソみたいなイベントになりそうだ。
特に書くことがありません!笑
また、続きが読みたい!と少しでもたくさんの方々に思っていただけると嬉しいです。
では、また!