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平凡者の奇妙始まり

あれ?

なんでこんな所で本を見ているんだろ?













僕は読んでいた本を目の前の本棚に入れるとゆっくり歩きだした



そして僕は大量の本棚と誰もいない受け付けを通りすぎ出口から外に出た。












あれ?

なんでこんな所で本を見ているんだろ?









僕は読んでいた本を目の前の本棚に入れるとゆっくりある・・・ん?


前もこんな事あったような・・・・・?


周囲を見渡す、だがどんなに見てもどう見ても普通の図書館だった


僕は不思議と思いつつ


大きな本棚と誰もいない受け付けを通り出口から外に出た。













あれ?

なんでこんな所で本を見ているんだろ?













・・・・・・・・・・おかしい


どう考えてもおかしい・・・


僕は確かに出口から外に出た。


なのになんで僕はここで本を読んでいるんだ?


僕は持っていた本を地面に置くと出口に向かって走り出した。














あれ?

なんでここで本を読んでいるんだろ?











・・・・・・


やはり気がつくと本を見ている。


もうこれはおかしいとかそう言うレベルじゃない。


額から脂汗が滲み出ている


こう言う時こそ冷静でいなくては・・・・


僕は周囲を見渡す だけどやっぱり本しかない だけど気づいた事がある。


人がいない。



客や図書館の従業員がいない


僕は祖父からの形見の懐中時計に目を向ける


現時点時刻、 午後2時半


午後2時丁度は人が多く図書館に集まる時間帯だ


だけど、それはそれぞれの図書館で異なり、 まったく人がいない時もあるのもわかっている。




[ただ、それは本を読みにきた客の話である]




客がいないならまだわかるが何故、


職員や従業員、受け付けまでもが見当たらない?



図書館では受け付けには職員が常にいないとダメな決まりがあったはずだ。



受け付けに職員がいないと言うことは何かしらの緊急事態が起きたのか


本を整理しているのか?


普段から静かな図書館でもヒソヒソ話や本のページがめくれる音、が聞こえるが今は人が何かしらの理由で


物音が聞こえない図書館は不気味だ










最低チートなほど背筋がキンキンに冷やすこの図書館。


最悪イカサマなレベルの気味悪さを奏でるオルゴールの音楽。


最凶よわいほどに狂っているような自分自身。




こんな最低最悪の悪夢げんそうを終わらす《とじる》にはどうしたらいいんだろうか?





僕は手に握りしめると。



窓に向かって走り出した。




次の瞬間、もうスピードで窓にぶつかった僕は重力により割れたガラスとだけ一緒に外に落ちた


その時、耳元で「また遊んでね?」と聞こえたが気にしないでおこう。



目の前にデカイ熊さんを抱えた女の子がいたが無視しよう。




















目を覚ますと僕は病院のベット寝ていた



「あれ?起きましたか?」


横を見るとナイフを使わず手でリンゴ剥く双子の姉がいた


「[チカ]刃物を使わず物を切るのやめてくれ 普通じゃないから」


そう言うとチカは静かな笑顔を見せると切ったリンゴがのった皿を目の前に置いた


「[クウ]君、手刀も立派な刃物ですよ」


だからクラスの連中に[超越者]と言われるんだよ


僕はてめえのせいで平凡者とか言われてるんだよ


:鱗:よりましか・・・


「で?」


「はい?」


リンゴに醤油をぶちまけそれを口の中で入れる僕の姉、

スイカに塩は許すがそれはやめて欲しい


「何で僕はベットで寝ていたんだ?」


「何言ってるんですか? 

 君はザコ《むおんじく》とイカサマぎゃくづきと覗きひきやとい異色いこくじと一緒に

 出かけてトラックに轢かれて出戻りになったんですよ」


トラックに轢かれた・・・・!?



「ちょ・・・他のみんなは大丈夫なのか!?」


僕がびっくりして聞くとチカは相も変わらずの笑顔で答えた


「イカサマ厨は大したことではないですが、ザコは今も意識不明、覗き魔は再起不能と言われながら運ばれて数分後に

 復活して隣の病室でモン●ンしています、異色は頭から下か全身骨折、まあそれでも轢かれたあと

 君を含む4人を抱えて病院に運んだそうです、後でお礼を言ってきなさい」


「・・・・・・・」


シンヤとヤナは流石のバケモノだ

鱗は大丈夫だろうか?


「ちなみ、クウとイカサマ厨が軽傷ですんだのはザコが君達の盾になったからです。 

 ホントに弱者かよ、あいつ」


鱗は何故 姉に嫌われているんだろうか?


「さて、僕は君の着替えをとりに帰るよ」


いつのまにかリンゴを食べ終えたチカは部屋から出ていった。








僕は知っている



これからきっともっと異常なことが起こることを



何故かって? 


それは   



さっきの女の子が目の前で立っているからだ。




女の子は僕を新しいオモチャを手に入れた子供のような瞳で僕を見ている。
















どうやら 普通で平凡で標準な僕はこの幻想に囚われたようだ。
















僕の異常は無限に消えないだろうか?それとも夢幻のように直ぐに消えるんでしょうか?






















平凡者の奇妙な始まり









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