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プロローグ

前に書いていた「クエストル」のリメイク版みたいなものです。頑張って面白く書いていきますのでよろしくお願いします

 小さな部屋の中、光源は一つしかない窓から射す日の光だけで薄暗い。そこにあるのは全て木材で出来た家具で机に椅子、ベッドに本棚、ポールハンガーである。そんな部屋にいるのは外套を羽織った一人の青年だけ。その容姿はこの薄暗い部屋ではシルエットになっていて分からない。


 窓のしたに置いてある使い古された机を太陽が照らしている。その上には閉じた本が置いてあり、その本に青年は短く何かを書きこんでいく。


 それを手に持ちゆっくりと本棚のほうに歩いていき目の前でとまり、青年は本を持っていない右手を本棚にかざす。その本棚には同じ本がびっちり置かれていて、右手首には銀の十字架をチェーンで繋いだブレスレットがわずかに光を帯びて揺れている。


 すると本棚がプシュと空気の抜けるような音がして自動ドアのように開き始めた。その先には真っ白な部屋が広がっていた。


 ドアが完全に開いてから青年は真っ白な部屋に入る。そこはさっきの部屋よりも格段に明るく、天井のない真っ白な円錐状の空間で、青年がもう一歩進んだのと同時に真っ白な壁からさっきの部屋にあった本棚が無数にでてきた。


 青年はそのまま目の前にある本棚までいき止まると、本棚の壁が上下左右に動きだしやがて止まる。その目の前の本棚に持っていた本を置くとまた本棚が少しだけ移動した。


 目の前にきた本棚から一冊の本をとって1ページ目を開く。そして何かを懐かしむように


「すべて、ここから始まったんだ・・・」


そういって顔を上げる。その瞳には何か強い意志が宿っているようだった。


どんな些細なことでもいいので、一言でも感想がいただけたらうれしいです

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