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見習いパティシエ異世界転生!!  作者: りな


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1/1

「第1話」見習いパティシエ異世界転生!?

1年前に製菓学校を卒業し、老舗ケーキ屋に就職した見習いパティシエが異世界転生!?

その先は………

「甘味」が無い世界!?

そんな世界で見習いパティシエが奮闘するおいしい異世界ファンタジー!

私は吉野はる。

1年前にハイル製菓専門学校を卒業して老舗ケーキ屋に就職した19歳の見習いパティシエ。


朝五時

重いバターの香りが厨房に広がる。


はる「今日も仕込み、山ほどあるなぁ」


たくさんの素材の甘い匂い。使い古された器具。

私はこの場所が大好きだ


ーーいつか自分の店を開く。

自分の好きなお菓子を好きなだけ作れる、私だけの店。それが私の夢


そう。私、吉野はるは幼い頃からお菓子とお菓子作りが大好き。

初めてお菓子作りに興味を持ったのは5歳の時で、テレビに映った美味しそうなショートケーキを見て

「私もつくりたい!!!」

そんな衝動に駆られたのを今でも鮮明に覚えている。


そんな毎日の仕込みと掃除に追われる中、私にはもうひとつやらなければならない事がある。


ーールミエール製菓新人コンクールへの準備だ


このコンクールの審査員は日本やフランス、イタリアなどから有名なパティシエに自分の作ったスイーツを審査してもらえる貴重なコンクール。新人パティシエにとってはパティシエとしての名前も広められる大チャンスだ。


今日は遂に本番。

この仕込みと掃除が終われば会場に向かうこととなる。


仕込みをする手が震える。


このコンクールは私の憧れでもあったからだ。


このコンクールで優勝し、自分の理想の店を持つための第1歩にする。

そう意気込んだ。


朝7時


仕込みと掃除が終わった。

準備物を確認し、遂に会場へ向かう。


道を確認しながら会場に向かっている途中、ある横断歩道に子供が突っ立っていた。


ぼーっとしている様子だったので

「危ないよー」

と声を掛けようとしたその時、前から車がやって来た。


咄嗟だった


ドンッ


鈍い音がした


周りから悲鳴が聞こえる


うっすらと開く自分の目からは無事だった子供と


血だらけになっている自分が見えた。


はる「コンクール…」


最後の体力を振り絞って出した言葉だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???「大丈夫ですか?あの、大丈夫ですか?

あの!!!」


ハッ


はる「コンクール!?!?コンクールは?!」

(あれ…?私、道路に立ってた子供守って轢かれたんじゃ?)


???「あのー…」


はる「え!?あ、すいません!?……どなたですか?」


???「あぁ!!意識がしっかりしたみたいで良かった!」

「僕はアルマンド!こんな脇道で倒れていたから心配だったよ」


はる「アルマンド…」


そこに居たのは美しい顔をした20代くらいの男性だった。


はる(誰…?外国人?フランス?ていうかここどこ!?)


私は若干パニックになりつつもアルマンドさんにここは何処か尋ねた


はる「あのー… ここはどこでしょうか…?」


アルマンド「え?知らないの!?ルメエリア王国だよ!」


はる(ルミエリア? 聞いた事ない… ヨーロッパっぽいけど…

ていうか!そもそも私は死んだはず…どうして?)


私はこのタイミングでまさかと思うがあることを考えた


はる(異世界…?転生…?)

まだ幼い頃友達に誘われて行った漫画屋でそんな内容の漫画を読んだ気がした。

主人公は目的地に向かう途中で車に轢かれ、死んだと思ったら気ずけば知らない土地、異世界に転生していた…


漫画の話だしにわかに信じ難い話ではあるが今の自分の状況と酷似している。


はる「ほんとに… 転生…した…」


アルマンド「転生…?」


はる「え、あぁいやいやいや!なんでもないです…」

(えぇぇぇぇちょっと待ってよ!ほんとに転生!?転生したの私!?ていうかここからどうしよう!?持ち物は財布とスマホ、後はコンクールに持っていくはずだった材料と器具…

それ以外何も無い!?そもそもここの通貨は!?家は!?どうしよう〜!?)


アルマンド「あのー…」


はる「はい!!!」


アルマンド「もしかして何か困ってます?もし良ければ力になりますよ!!!」


はる「え…」

(えぇ…ど、どうしよう…頼るべき?でもどこかも知らない場所で急に出会った男性に話すのは危険すぎる?

けどここで逃したらそっから先が怖い!!! )


悩んだ挙句私は…


はる「あの!!!私、今家が無くて!家族も居ないんです!事情は…あるんですけど!あの!!家!家とかって借りられますか?!」


シーン……………


数秒間の静粛


はる(あぁぁぁぁやらかしたぁ!こんな初対面の男性にこんな…絶対引かれた!どうしよう〜)


アルマンド「え!?そうなんですか!?なら是非僕の家で良ければお貸ししますよ! 貴方のお話も気になりますし!」


はる「え!?

いいんですか…?」


アルマンド「はい!じゃあ早速案内しますね!」


はる(え…なんかいけちゃった…優しい人だなぁ……って!そんなこと考えてる場合じゃない!私これからどうすればいいのって家お貸ししますよ!って何時まで!?)


と、色々思うことはあるがとりあえずどうすることも出来ないのでついて行くことに…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルマンド「着きましたよ!」


はる「え…」


着いたそこには衝撃の光景があった。


はる「お、大きい家…」


アルマンドの家はまるでお城のような大豪邸だった。


アルマンド「そうですか?まぁとりあえず入っちゃってください!」


はる「お、お邪魔します」


アルマンド邸にお邪魔させて貰った私はアルマンドさんが入れてくれた高そうな紅茶を飲んだ。


はる「おいしい…」

(凄くおいしい…けど…甘さが一切ない…?)


はる「アルマンドさん、このこうすっごくおいしいです!甘さは大分控えめですよね?」


アルマンド「甘さ…?甘さって…なんですか?」


はる「え…?」



お読み頂きありがとうございました!初めての小説!拙い部分しかありませんが気に入って頂けたら今後ともご愛読よろしくお願い致します!

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