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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

赤く黒く渦巻いた現実

作者: 風凶

pixivにも載せた小説です!

⚠ 死ネタ グロ 胸糞


僕1度も人に愛されたことがない。

両親には暴力を、学校ではいじめを、

誰にも愛される事の無く、そして悲しんでくれる人も居ないそんな人生だ。そんな虚しいと思える程のそれすらも感じなくなるような真っ黒な人生だ。

そんな僕に唯一気を掛けてくれた人間がいる、

僕の幼馴染の日向だ。日向は明るい女の子だった。

何をするにしても元気で完全に陰の僕からしたら陽で明る過ぎた僕には似合わない女の子。その子は手を伸ばしてくれて、僕と一緒に居てくれた。僕の人生はぱっと明るくなった様に感じた。そんな希望にありふれたそんな時事件が起きた。

いじめっ子に日向が僕と仲良くしている事がバレてしまった。いじめっ子は顔を顰めて、ゴミを見るような目で僕と日向を見る。日向は反抗するような目でいじめっ子を見る。それが気に触ったのだろう。いじめっ子が癇癪を起こし、日向のことを殴りつけた。いじめっ子は力が強く、人を殺せる位には強かった。そう、つまり女の子のか弱い身体でその力を怪我無しでは受けれるほど強くは無い。人の骨の折れる音が聞こえた。日向は痛さでもんだえて、涙が溢れている。僕は動けなかった、いや、そうじゃない、痛みにもんだえる君を『可愛い』と思ってしまった。僕はクズだ。いじめっ子は未だに殴り続ける。彼女は吐血をしており、関節が変な方向に曲がっている。僕は逃げてしまった。最低だ。助けて貰ったのに、僕は彼女を助けないまま、逃げてしまった。次の日のニュースいじめっ子が逮捕されていた、罪状は殺人あの後リンチにして彼女は内臓が骨に刺さり、中身がぐちゃぐちゃになってた様だ。僕は後悔した。僕が身代わりになれば、彼女は助かったのだろうか、、いや、もう終わってしまった事だ。そこから僕は狂ってしまった。

いじめっ子に近しいやつは殴り殺して、彼女、、日向に顔が似てる子を見境なく無理やり性暴力をした。何気にバレることも無く、事件になることも無く、只々この空っぽになった心を埋めるためにこんな事をしている。だがある時1人の女性が僕に声を掛けた。その人は、日向に似ていた。その人は何でも受け入れてくれた。何十年ぶりにこの温かさを触れたかと泣いてしまった。やっと報われると思った。全てが平和になると思った。だがやはり神は僕のことを嫌ってるとわかる事件が起きる。

ある買い物帰り、その女性はトラックに轢かれた。

目の前で飛ばされて落下した時の骨の折れる音が昔とリンクする。急いで救急を呼ばなきゃ行けない、と思っているのに身体が言うことを聞かない。僕の身体は静かに彼女に近づく。彼女は微かに僕に助けを乞う。

それなのに僕は、血だらけで内臓が飛び出てる彼女に見惚れた。彼女の血に汚れる姿がとても美しかった。もう見ることは無かったと思っていた景色だ。その後彼女は数分も立たずに息を引き取った。あの時ちゃんと救急車を呼べばまた綺麗に鮮やかな世界を見ることが出来たのだろう。本物の屑は僕自身だ。この世のバグであり、そして存在してはいけない存在だ。恐らくこれからも人を貶めていくのだろう、、悲しいはずなのに、嫌なはずなのに、、ニヤけが止まらない。

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