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前編

本当に酷い話なので読むことはお勧めできません。

年齢などは一部を除いて明記していません。


運営から連絡があった場合は即時撤去致します。

ムーンライト、ミッドナイト、ノクターン(可能かな?)での掲載も難しいのではないかと思われます。


 同じ年頃の女の子には興味が持てなくて幼い少女を見ていると衣服を剥ぎ、自分を少女の中に入りたいと思うことを私が父に相談したのは十二歳頃だった。


 父は豪快に笑い飛ばして数日後、見た目のいい七歳位の幼子を私に差し出し離邸で生活することを許してくれた。

 幼子には毅然としたところが全く無かったので平民の子供だろうと想像はついた。


 父に与えられた幼子を優しく可愛がって、懐くように仕向けた。

 私がすることはいいことなのだと教え込んだ。

 衣服を与えず、優しくして突き放してまた優しくする。

 突き放した後は私が何をしても受け入れるようになった。

 

 それから一年ほど掛けて少女の体を慣れさせて、狭い中に入った時は感動で身が震えた。

 今までの苦労が報われたと思った。

 少女にはよく頑張ったと頭を撫で、甘いお菓子をご褒美に一つだけ渡した。


 泣いていた少女は現金なもので、笑顔を取り戻して甘いお菓子一つで私に身を任せるようになった。

 少女が育ってきて月のものが来る頃には少女には私は少女に興味を失いつつあった。


 それは少女に飽きたのか、成長して興味が持てなくなったのかは判断がつかなかった。

 少女に月のものが来て一年ほど経った頃、少女が妊娠した。


 私は打ち震えた。

 少女が産んだ子供は私の子供だ。

 その子供を小さい頃から自分の思うように育てることを夢想しただけで私は達した。


 少女は標準より小さな女の子を産んだ。

 ルルーシェと名付けた。私は十五歳で父親になったのだ。

 少女の腹に宿った瞬間から私を受け入れることを運命づけられた子供。

 私は幸せの絶頂にいた。


 少女に母乳で育てなければならない時まで育てさせた後、取り上げた。

 少女にも母性はあるのか「子供を返して」と五月蠅かったので処分することにした。


 父は処分する代償に私に結婚して男の子と女の子を産むことを条件にした。

 将来妻になる女を紹介されたが興味は全く持てなかった。

 二歳年下でそれよりも幼く見える女だった。

 興味は持てなかったけれど、家の跡取りが必要なことは理解できたので受け入れるしかなかった。


 父は褒美だと言って八歳くらいの少女をくれた。

 私の心はルルーシェに向いていたのでそれほど心動かされなかったけれど、やはり狭い少女の中に入ると心は打ち震えた。


 ルルーシェの中に入れるまではこの少女で我慢しなければならない。

 けれどこの少女は成長が早くて直ぐに妊娠した。

 女の子を産むならそれでもいいかと思っていたのに男の子を生んだ。


 父に処分をお願いすると私に結婚を迫った。

 盛大な結婚式を挙げ年齢より幼く見えるけれど成人した妻を抱かなければならないのは苦痛でしかなかった。


 ルルーシェが育っているのだ。私のことをお父ちゃまと舌足らずの言葉を発し、私のすることは全て受け入れる。

 体中に口づけて優しく歯を立てるとキャラキャラと笑う。


 お風呂に一緒に入りながら石鹸の助けを借りて足の間に指をすべらせる。

 まだ狭くて入らないけれど、いじっても嫌がったりしない。


 ルルーシェにはおむつ以外の衣服を与えなかった。

 狭い室内に一人閉じ込めて育てている。


 ルルーシェを思いながら妻を一度だけ抱いた。

 身が裂けるような狭さがないことにがっかりした。

 二度目を抱きたいとは思わなかった。


 そして父に「子供は私の子ではなくてもいいのではないですか?」と伝えた。

 父は私が言ったことの意味が分からないようだった。


「母上はもう亡くなっているのです。父上の子供でいいのではないですか?」

「なんと!!」

 父は私が初めて少女しか愛せないと伝えたときと同じ豪快な笑い声を上げた。


 妻は父を受け入れたのか、受け入れるしかなかったのか、暫くすると妊娠していた。

 私は友人として妻と仲良くすることにした。

 妻もそれを受け入れた。


 妻が立て続けに子供を産み三人目で女の子が生まれた時、父に絶対に手を出してはならないと釘を差された。


「手を出していい相手と手を出してはいけない相手は理解しています。この先、貴族の子供には絶対手を出さないと約束します」

 父はほっと息を吐き、一つ頷いた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 私の一番古い記憶はお父様の膝の上で「いい子だ」と言って体中を撫でてもらっていたことだ。

 私はいつも父の膝の上で、身には何もまとっていない。

 お父様は私の体に触れることが好きで、全身くまなく私を撫でてくれていた。

 その手がとても気持ちいいことを知っている。


 私の世界にはお父様と使用人という動く置物しかいなかった。

 使用人という動く置物は話しかけても返事もしないし、反応も殆ど示さない。

 父と動く置物が入ってくる扉の向こうに何があるのか気になり何度かついて行こうとしたら父に「駄目だよ」と優しく叱られた。



 いつの頃のことだろう?

 いつものように裸の私をベッドの上で撫でていると、父がズボンを脱いだ。

 私の足を抱え「目を閉じて、太ももに力を入れていなさい」と言った。

 太ももに何かが擦れる刺激を受けていると父が「うっ」と声を上げたのでびっくりして目を開けてしまった。


 父と目が合うとうっとりと私を見下ろしていた。

 私の腹の上に白い液体が落ちてきてそれは冷たくも熱くもなかったことを覚えている。


 それから私と一緒にいてくれる時間が伸びて、同じようなことが繰り返し行われた。

 お父様が喜ぶので私もすごく嬉しかった。

 時折全身に駆け抜ける気持ちよさが何なのかは教えられることはなかった。



 お父様以外の存在を知らずに育ってきた。

 お父様と置物の使用人が入ってくる時と出ていく時以外は扉は開かない。

 


 私がお父様に内緒でしているのは窓の側に椅子をおいて窓から外の景色を眺めることだった。

 目に映る物は変わり映えしなかったけれど、空が色んな色に変わった。


 色の種類は知らないのだけど、朝ご飯より早い時間と昼色の時間、夕食より早い時間と一日で色が何度も変わった。

 朝も昼も夜も窓の外の景色は見ていて飽きなかった。



 いつもはお父様が私を可愛がってくれる時間なのに今日はお父様がなかなか来てくれなかった。

 だから今日も窓から見える外の景色を床に寝転がって見ていた。

 外で声が聞こえる気がして私は窓の側に椅子を置く。

 椅子の上に立ち上がり、空を眺めるとまた誰かの笑い声が下の方から聞こえた。


 お父様と知らない人が何人かいて、テーブルに座って何かを飲んで話している。その側を私より大きな子供と小さな子供が何人かいた。


 その中に私の目を奪う子が一人いた。

 その子から目が離せない。

 子供達の中で一番大きな子。

 朝早い時間の空の景色に似た髪の色。

 その子が見えなくなるまでずっと眺めていた。


 窓の外を眺めていると父が部屋に入ってきた。

 椅子の上に立って窓の外を眺めていたことをお父様に知られた。

 お父様が口を開く前に私は見たものを興奮して話した。


「一目で心を奪われたの!!朝の色の髪をした子から目が離せなかったの!!肩口で揃えられた美しい髪に触れてみたい!話しかけてみたいの!!お父様!さっきの子は何?お父様が私を可愛がってくださっているときみたいにここがギュッとなったの」

 下腹部を押さえながらそう告げると父は悲しそうな顔になった。


「お父、さま・・・いけないことなの?」

「そうだね。ルルーシェは私のことを嫌いになったのかい?」

「いいえ!お父様は大好きよ!!でもあの子が気になるの!!あの子を触りたいわ!!そしてお父様と同じように触ってもらいたいの!!」


「ルルーシェはお父様以外は触ってはいけないと決まっているんだよ」

「そう、なの?」

 膨れ上がっていた気持ちが急速にしぼんでいく。


「そうだよ。お父様以外の人に触れたいと思うことは神様に叱られてしまうことだよ」

「神様に叱られるの?」

「ああ。酷く叱られて天罰が落ちてしまうよ」


 私はその日、夕食から記憶が無くなり神様に酷く叱られ鞭でお尻と足の裏を打たれる夢を見た。

 目が覚めてもお尻と足の裏は痛くて、触れると腫れていた。


 父は「天罰が落ちてしまったんだね。可哀想に」と、とても悲しそうな顔をしてお尻と足の裏の傷に薬を優しく塗ってくれた。

 天罰とはとても恐ろしいものだった。


 お尻と足の裏の痛みはとても辛くて嫌なことだったけれど、あの子のことは忘れられなかった。

 あの子に会いたい。

 触れ合うことが駄目なら見ることは許されるはず。


「お父様、あの子の髪の色は何ていうの?眺めていたいの!!触れたいと思うことが神様に叱られることだと解ったわ。だから見るだけよ」

「そう・・・プラチナバイオレットという色だよ」

「プラチナバイオレット・・・綺麗な色だわ。朝の色ね。また会いたいわ」

「だったら、お父様と一歩先に進めるかい?」

「一歩先?」


「本当は後二〜三年先になってからお父様とすることになっていたことを今頑張ることができるかい?」

「うん!!何でも頑張るわ!!頑張ったらプラチナバイオレットの髪の子に会わせてくれる?」

「そうだね・・・神様と相談してみるよ。ルルーシェが頑張れたら遠くから眺めるくらいなら出来るかもしれないね」


「私、頑張るわ!!」

「そう。ルルーシェはいい子だね。大好きだよ」

 お父様はとっても優しい顔をしていた。

「私もお父様が大好き」

「私はルルーシェを愛しているよ」

「私も愛しているわ」


 父は私の体をいつものように撫でて口に含んだ。

 いつもと違うのは私の足の間からお父様の指が体の中に入ってきたことだった。


 少し驚いたけど「ルルーシェ大きくなったから出来ることだよ。プラチナバイオレットの髪の子を見せてあげようね」と父がプラチナバイオレットの子に合わせてくれるというから痛みも不快感も我慢した。


 父の指が何度も私の中を出入りした。

 今までに感じたことがない不快感と快感が体を駆け巡った。

 お父様がすることの中でも一番痛くて気持ちよかったかもしれなかった。 


 翌日、初めてお洋服を着た。

 窮屈で気持ち悪かったけれど、プラチナバイオレットの子を見るためには必要なのだとお父様が言うので我慢した。

 

 何枚もの扉をくぐって大きな扉の向こうはいつも窓から見下ろしている景色だった。

 窓の外の景色が見えたのは本当に短い時間だけで、狭くて暗い場所に父と二人で入った。


 窓に分厚いカーテンが掛けられた狭い空間はガタガタと動いた。

「これは何?」

「馬車という乗り物だよ」

「馬車・・・」


 真っ暗な馬車の中で私は早くプラチナバイオレットの髪の子を早く見たかった。

 プラチナバイオレットの髪の子はダルトェイという名前だと父が教えてくれて、沢山の約束をさせられた。


「約束を破るとまた天罰が落ちるから、約束を破ってはいけないよ」

「はい。解りました」

 馬車の動きが止まると父がカーテンを少しだけ持ち上げた。


 初めて見る外の景色なのにそんなものは目に入らなかった。

 私の目はダルトェイだけに釘付けになる。

「声を出してはいけないよ」

 窓にかじりついていた私は口を閉ざしてダルトェイを見ていた。

 父は私のスカートをまくり上げると指が体の中に入ってくる。


「ルルーシェにご褒美があったようにお父様にもご褒美をくれるだろう?」

 声を出してはいけないと言われていたので大きく首を縦に振った。


 ダルトェイを見ているだけでも声が出そうなのに、ダルトェイを見ながら体の中に入ってくる指の感覚を追い、また不快感と快感に打ち震えた。



「お父様!!私ダルトェイにプレゼントがしたいわ!!お父様が私にプレゼントしてくれるみたいに」

「そうだね。ルルーシェの名前で贈り物をしておこう」

「ありがとうお父様!!愛しているわ!!」


 父は時間のある日にはダルトェイを見せに連れて行ってくれるようになった。

 屋敷に帰ってくるとお父様と私は気持ちいいことをたくさんした。


 暑い夏が過ぎ、少し涼しくなって来た頃、指よりも大きなものが私の中に入ってきて、あまりの痛みにお父様と神に許しを願った。

「ダルトェイのために頑張ると決めたんだろう?」


 そうだった。ダルトェイを眺めるためには頑張ると約束をしたのだった。

 痛くて苦しくって辛かったけれど、ダルトェイの綺麗な姿を思い浮かべながら私は頑張った。

 お父様は私の奥深いところに白い液体を落とした。

中編 明日 22:00 UPの予定です。

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