説明と描写
小説における『説明』と『描写』の違いとは何であろうか?
『説明』とは、いわばあらすじである。そこには色も音も、言葉による解説の他には何もない。
『描写』とは、いわばあらすじに色や音を付加して表現したものである。
……なんて、偉そうな書き出しをしてみたかったので、してみました(๑•̀ㅂ•́)و✧
たぶん、きっと、私の認識で、そう遠くはないですよね?\(^o^)
私は説明が延々と続く小説は途中で読むのをやめてしまうやつです。
なんだか説明書を延々と読ませれてるようで……手っ取り早くてわかりやすくはあるのでそういうのが好きな方もいらっしゃるんでしょうけど、私には合いません_| ̄|○
描写してもらうほうが好きなのですが、だからといって自然描写や情景描写、心理描写を延々とされるのも、もっとサクサク行こう、次行こう! はよ! となってしまいます。
でも説明がなければわかりにくいし、描写がなければセリフばっかりとかになってしまって色がない。
ちなみに私の作品で一番伸びた『オマージュとパクリ』という短編小説は、意図的に説明を多くした作品です。
舞台をネット上にして、ネットをやってる人の姿はあまり描かず、前半はネット上のやりとりだけの、つまりは文字だけの描写(あれ? 描写?)にして、ネット上で起こっていることについて主人公にひたすら説明をさせました。
後半になってようやく主人公がリアルに生活してる場面を描写するまで、ひたすらに説明で書いたつもりの作品です。
それが一番受けた……ということは、なろうで求められてるのは説明的な作品?
それとも私は説明で書いたつもりが文字だけの『描写』をしてた?
よくわかりませんけど(^o^;
たとえば『彼女は学年一の美女といわれている』は説明ですよね? 色も何もない言葉による解説。
その後に『亜麻色でサラサラの長髪は一年中、春の薫りを漂わせ、その切れ長の目で見つめられた男子は皆恋に落ちる』とか描写を付け加えると、色が出ますよね。
あるいは主人公に『彼女の亜麻色の長い髪はいつでも春の匂いを漂わせている。その甘い薫りに俺を含めて男子たちは皆、うっとりとする』とか語らせても描写ですよね。
あるいは主人公だけには絶世の美女に見えるみたいに設定を変えても面白いかも。
『彼女の左右の目が非対称なのが俺にはたまらない。アンバランスなものを見るとゾクゾクしてしまう俺には、彼女は奇跡のような存在だ。俺はマニアと呼ばれていた』は、描写というより描写を含んだ説明かな?
あるいは説明もやり方によっては描写になるかも?
よく映画の冒頭にある『古来より伝えられる伝承に、この世に闇が降りる時、光の勇者が東方より現れるという』みたいな説明。何も描いてはいない、言葉だけによる世界観の解説ですよね。
これを『俺はテレビ画面を見つめていた。黒い背景に文字が下からスクロールして現れる。【古来より伝えられる伝承に、この世に闇が降りる時、光の勇者が東方より現れるという】』とすれば、説明も描写になる!
あっ。これ、なんかホラーに使えそうじゃね?(๑•̀ㅂ•́)و✧
説明もやり方によっては面白くなるし、描写もくどいと嫌がられる。
そんな気がしています。
ちなみに私はなるべく自作では説明をしないようにしている……というか、説明するのが嫌いです(^o^;
説明は確かに短文で済むのですが、色がないのが嫌で……。
『彼の超能力は、相手の身体を内側から破壊することが出来る。範囲は15メートル。範囲内に入った敵は命を奪われたも同然だ』と説明するよりも、実際にそれを使わせたくてしょうがない。
『敵が彼に近づいた。17メートル、16メートル……【もう1メートル近寄って来い!】彼は余裕の笑みを浮かべながら、心の中でそう呟く。嫌な予感を覚えたのか、敵がそこで立ち止まった。本能で感じ取ったのであろうか? 彼に超能力があり、15メートル以内に近づいた相手を身体の内側から破壊することが可能だという、その能力に? 彼は舌打ちをし、自分から前へ進み出た』とかしたい!
このほうが面白いと思うんですが、どうでしょうか? でも、文章は長くなるなぁ……(^o^;