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俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
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俺に構わず・・・・

^ - ^

結衣達が脱衣所で喋っている時、涼介達は温泉を三方向で覆っている森の中に居た。


「おい、佐藤。このルートなら先生とか居ないじゃねぇの?流石に先生もこの道歩くのは嫌だろ」


鈴木は人が歩ける道こそあるものの4人は草木の生えている中を歩いていたのでこれならバレまいと佐藤に'これならお前も一緒に覗けるな!'と追加して言う。


「おい鈴木、お前それ絶対フラグな気がするぞ俺は」


佐藤は鈴木の発言にフラグを感じて少しガッカリしていた。


「ふんふんふん♪」


田中は相変わらずのマイペースで残る涼介は緊張した表情でただただ佐藤についていく。


「涼介どうした?そんな顔して、もうすぐお楽しみの時間だぞ?」


佐藤は涼介の緊張した表情にどうした?と問いかけ涼介はその言葉に答える。


「いや、このまま難なく覗き穴まで辿り着けるのーーーー」


「おいっ!そこの男子!何してるんだ?」


涼介がフラグを立てた瞬間に即回収イベントが起きる。


「ちっ、ありゃあ『もっちゃん』だな・・・仕方ない、予定通り3人でこのまま行ってくれ!」


「はぁ・・・何言ってんだよ、お前が行かなきゃ誰も覗き穴の場所わかんねぇだろ!ここは俺に任せろ」


佐藤は自分が食い止めるから先に行けと言うがそもそもの話し佐藤が居なければ穴の場所は分からない、そこに最初から気付いていた鈴木が佐藤の前に立ちそのまま3人を先に行かせる。


「すまない鈴木・・・・必ず成功させるからな!」


そう言って佐藤は涼介と田中に『こっちだ!』と言い3人は女湯方面へと走り始める。


「全く・・・損な立ち回りだぜ・・・なんてな」


佐藤達が走り去った後に鈴木は呟き『もっちゃん』こと生徒指導の坂本(さかもと)先生に捕まり言い訳を始める。


「先生!アイツら覗きしようとしてます!俺・・・何度も止めたんですけどアイツら止まらなくて・・・先生!アイツらを止めて下さい!」


そう、鈴木はこうなる事を見越して自分が捕まった時の言い訳を最初から考えていたのだ。


しかもそれは涼介達を売る行為で自分だけは助かり、

仮に成功したらしたで写真を見れる、どっちに転んでも鈴木は損をしないと踏んでいた。


だが坂本も10年間高校で生徒指導をしているベテラン教師、鈴木の浅はかな考えはすぐにバレてしまう。


「鈴木、二兎追うものは一兎も得ずと言うことわざを知ってるな?」


坂本はドスの効いた低い声で鈴木に問いかける。


「えっ?あぁはい、2つの物を両方得ようとしたら1つも得れなかった、的なやつですよね?それがどうかしましたか?」


鈴木は何となく知っている知識で答え坂本は鈴木の両肩にポンッと手を置きそのまま力を入れ鈴木はその力に耐えきれず膝が曲がり正座の姿勢になる。


「お前は友達を売って、更に、まぁこれは予想の範囲でしかないが成功したら写真か何かを見せてもらう予定か何かじゃないのか?自分だけ助かろうと仲間を売るなど言語道断!こっちへこい!その腐った性根を叩き直してやる!」


そう言って坂本は『先生のペンションに行くぞ!』と言い足し鈴木を立ち上がらせる。


「いや、先生!アイツら捕まえなくて良いんですか!?」


鈴木はこの後に及んでもまだ自分だけ逃げようとするがこの発言により更に坂本の怒りを買ってしまう。


「この後に及んでもまだそんな事を言えるとはな、これは夜通し指導が必要なようだな、それにこの時間の見回りはワシだけじゃない、他の奴らもじきに捕まるから安心せぃ!」


「あ、ぁぁぁ」


鈴木はその言葉で完全に自分に逃げ道、そして明るい未来が無い事を悟り大人しく坂本に連行されるのであった。

「ハァハァハァ、おい康夫!まだなのか?」


走りながら涼介は佐藤に問いかける。


「ゼェゼェ、もうすぐだ一応分かりやすいように近くの木にハンカチ巻いといたから・・・・」


「うおぉぉぉ!時は来た!」


息切れする2人は裏切られているとは知らずに鈴木の為、そして自分の為に必死になって走っていた、そして田中はよもや何も言う必要がない。


「お!見えた、あの赤のハンカチの木の所を右に出たらすぐに覗き穴だ!」


「よし!もらったぜ!啓太【鈴木】!必ず手土産もって帰るからな!」


「んほ!んほほほほ!」


3人は全員揃ってハンカチの木を曲がりやっと辿り着いた!と安堵の表情をする。


「よし!じゃあ各々好きなように楽しもう!撮影は俺に任せとけ」


「わかった、頼むぞ康夫」


「んほ!」


話合いも終わり『いざ出陣!』と3人が穴を覗こうとした瞬間、3人の背後から声がかかる。


「おいおい、お前ら何やってんだよぉ」


3人は声に振り向くと涼介達の担任である三田洗 正和(みたらい まさかず)が大きな石に腰を掛けて座っていた。


「あ、えっと・・・・こんばんは?」


涼介はテンパってしまい何故か挨拶をする。


「おぅ、こんばんは、んで?お前らなにしてんだ?」


「えっとですね、この世の神秘を探している最中です」


佐藤も佐藤でわけのわからない言い訳をする。


「覗きですが何か?もう目の前に天国があるんです、邪魔しないで下さい!」


ここにきて田中がまともに口を開くが思いっきり覗きと暴露し、涼介と佐藤は諦めて地面に座り込む。


「内藤と佐藤、お前らももう言い訳する気ないな?というか田中・・・・お前清々しい漢だな、まぁ俺個人としては男として気持ちもわかるから見逃してやりたい所でもあるが流石に俺も教師でお前らの担任だからな、まぁ今回は諦めてお縄につきな」


三田洗はそう言って3人を拘束しようし涼介と佐藤は対抗する素振り(そぶ)すら見せなかったが田中だけは最後まで足掻くようで、三田洗にタックルを仕掛ける。


「おい!佐藤、涼介!今のうちに行けぇぇ!俺の分まで頼む!」


必死の叫びで田中は三田洗を止めようとするが三田洗は一瞬で田中を拘束しこれにて涼介とモブ三人衆の旅は終わったのであった。










(^ω^)

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