道のり
少しずつ体調が良くなってきてるので更新、内容しっかり考えていきます
大原高原にはペンションがある所から徒歩10分くらいの所に有名な温泉があり、巷では美容に効果があるとか入ると寿命が伸びるとかあらゆる効能が噂されている。
そんな温泉に向かった結衣と杏の入浴姿を覗くために涼介を筆頭に佐藤・鈴木・田中【杏曰くモブ三人衆】が後を追うように温泉に向かい、鷹斗もその後をついて行く。
「え!?黒山?お前参加しねぇの?」
「黒山ちゃんはチキンっと・・・」
「天国♪《ヘブン》天国♪《ヘブン》」
歩いている中、涼介から鷹斗の不参加を聞いた聞いた三人衆から声が掛かる【1人はもう覗いている最中のようだ】
「うーん、まぁ俺のクラス内の立ち位置じゃもしバレたら今後学校行けなくなるし、今回はパスするよ」
鷹斗は出来るだけ分かって貰えるような理由で3人に理由を話すと佐藤と鈴木は『そうか』と納得【まぁ元々鷹斗に興味が無いだけなのかもしれないが】してくれた【田中はまだ夢の世界に居るようだ】。
鷹斗は自分の事ばかりに触れられるのも少し嫌なので少し気になった事を聞く事にする。
「てかさ、覗きって言ってもさどうやってやる気なの?まさか女湯突撃するだけの脳筋戦法じゃないよね?」
「鷹斗・・・お前には俺たちがどう見えているんだ・・・まぁいいや、そこに関しては丁度今から佐藤から俺も説明をうける所なんだ、康雄《やすお》【佐藤】!説明頼むわ」
「あいよ〜!では今回だがまず狙うのは神ノ木と楠の裸だ!そしてあわよくばその姿を写真に収める!そこまでは分かってるな?」
鈴木「おう!」
涼介「あ、あぁ」
田中「天国♪天国♪」
佐藤の発言に対して3人は返事をし【田中は相変わらずだが】鷹斗はその姿を見て、こいつら大丈夫か?と色々と心配になる。
そんな鷹斗の表情等気にすることも無く佐藤は話を続ける。
「そこでまず撮影場所と覗き場所だがさっきのBBQの時間、俺はBBQには参加せず温泉の下見に行ってきた」
「そこまでしてたのか・・・・」
ドヤ顔で語る佐藤に涼介が若干引き気味に反応する、そして佐藤は"すげーだろ"と言い、話をそのまま続ける。
「そこで温泉の外周を見てみると表面は竹で覆われているものの中身はコンクリの壁でとてもじゃないが覗きなんて無理だった」
「はぁ!?それじゃあ覗きなんて無理じゃねぇか!」
「て・・天国・・・・?」
佐藤の結果報告に鈴木は怒りを込めて言う、そして田中は精神崩壊しそうな顔をしている。
だが2人を不安にさせた当本人の佐藤は何故かドヤ顔のままで気になった涼介が問いかける。
「康雄、ひょっとして抜け道みたいなのがあんのか?」
涼介の"抜け道"という単語に佐藤は反応し手を叩きながら涼介を指差し
「流石は涼介、その通りだ!やはり覗きは男のロマンなのだろう、徘徊している最中に数カ所覗き穴を見つけたのだよ!」
「な、んだと!?康雄!お前は神か?」
「んほぉぉぉぉ!」
"覗き穴"という最高の武器を発見した佐藤に鈴木は佐藤を神と褒め称え、田中は意味不明な発狂をしながら両手を挙げガッツポーズをとっている。
「それで?その穴から覗きは可能なのか?」
涼介は1人冷静に佐藤に質問を続けるがその眼は期待と欲望の眼をしており鷹斗はため息を吐く。
「結論的に言うならば困難ではあるがその穴から女湯は覗ける!」
「困難ってなんか障害があんのか?」
涼介は佐藤に困難の意味を聞く、そして"困難"というワードに鷹斗は監視カメラを想像する。
流石に風呂場や脱衣所にカメラは当然駄目だが外回りはそれぐらいの設備はしてそうだからだ。
だが佐藤の返答は予想外だがあり得る話の回答だった。
「先生達が外周を見回りしてるんだ」
「「無理じゃん、じゃあ」」
涼介と鈴木が同時に諦めの一言を言う。
だが佐藤はそんな2人の言葉に人差し指を立て
「チッチッチ、甘いよ君たち!今回のこの計画は今後無いチャンスなのだ!俺がそんなチャンスを逃すわけなかろう!」
再びドヤ顔で我に策ありという顔をする佐藤に若干イラつきすら見せ始めた鈴木が
「どういう事だ?」
と説明を求め、その問いに佐藤が答える。
「俺が先生をどうにかして止める、だからお前らはその隙に覗きを完遂し、撮影をして欲しい」
そう言って自分のスマホを鈴木に渡す佐藤。
そんな佐藤に感激したのか三人は口を揃えて一言だけ佐藤に言った。
「「「佐藤・・・お前、漢だよ」」」
褒められ、称えられ気持ち良くなっている佐藤はその後大まかな流れを説明し始める。
その流れはこんな感じだった。
1.温泉到着
↓
2.外周に回り覗き場所へと向かう
↓
3.道中出会う先生の対処は佐藤が行い、その最中に木々に紛れて三人が目的地へと行く
↓
4.到着した三人は満喫しながら撮影も行う
↓
5.撤退、撤退時は各々適当に散開して後に合流
大雑把すぎる気がするが他人事なので鷹斗は放置して事の結末を変わらず見守るスタンスを取ることに決める。
ハッキリ言うなら恐らくこの作戦は失敗に終わるだろう、そしてバレたら処分も待っている。
だがこの4人の馬鹿を見ていると鷹斗はどうしても止めづらい気持ちになってしまうので温泉も近づいてきたしこれ以上は関わるまいと
「んじゃ俺は風呂行ってくるね」
そう言って1人集団から抜け温泉の入り口へと向かうのであった。




