表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
47/85

チーム酒場にて

んー!グラッチェ!


「TAKA君遅かったね、何か買ってたのかい?」


鷹斗が外に出て4人に合流したところで杏が問いかけるが鷹斗はまだ渡さなくても良いかと思い話しを流す。


「ん?あー、まぁちょっとね」


「ふーん、まぁいっか、じゃあ取り敢えず今からチーム登録申請クエスト行くけど最後の確認、設立反対の人いる?」


「私は大賛成だよー!」


「まぁサントラ辞めてきてる人いるしとてもじゃないが反対できないね」


「俺は何でも!楽しかったらそれでいいや!」


3人から反対の言葉は出ず杏はうんうん、と頷く。


「じゃあ取り敢えずクエスト受けにチーム酒場行くけどたまにガラ悪いのいるからTAKA君は結衣が絡まれたら速攻でPKしてね?」


・・・・街中で物騒な事言うなよ。


鷹斗は杏の言葉にそう思ったが確かにチーム酒場に居る人間にはたまにタチの悪い奴がいるというのは小耳に挟んだことはある、そして結衣や杏の女性プレイヤーという点とこのキャラデザを考えたら確かに2人が絡まれる可能性はある。


「まぁそうなったら頑張って無力化するよ、後圏内PKは決闘以外出来ないの知っててそんな物騒な事言うなよ・・・・」


ひとまず杏に言われた事に了承する鷹斗。


「鷹君が守ってくれるんだね!頼もしいね!よろしくね?鷹君!」


「あ、うん。頑張るよ」


「あはは、まぁそんな事滅多にないから大丈夫だとは思うけどねー!」


そんなこんなで喋っている内に4人はチーム酒場に到着した。


チーム酒場は古びた木造建築で出来ており、例えるなら西部劇に出てくるような酒場である。


若干入りにくい雰囲気が出ているが先頭を歩く杏は躊躇なく入って行く、そして3人もその後に続く。


中に入ってみると鷹斗の想像していた雰囲気とは違い皆が楽しそうにお酒を嗜んでいたり、チームクエスト掲示板の前でチーム勧誘をしている人がいて、賑わっていた。


「さて、さっさと済ませちゃおっか、TAKA君悪いんだけどクエスト受けてきてくれないかぃ?」


鷹斗にクエストを受けて来てという杏、鷹斗は別に構わないが何故自分に振ってきたのか気になったので聞いてみる。


「別に良いけど、何で俺?」


その問いに杏は即答する。


「ん?これクエスト受注して完了報告した人がチームリーダーになるからだよ?」


「・・・・なぁ、そんな話し聞いてないが?」


「言ってないからねぇ〜、そもそもサントラ抜けたあたしがチーム作るなんて普通に考えたら無しでしょ?んで結衣と涼介は初心者なんだから消去法でTAKA君しかないんだよ」


そんな話しを聞いて無いと言う鷹斗に杏は理由を説明する、そして鷹斗は嫌だと思いながらもその理由には納得してしまいクエストを受けに行く。


「はぁ・・・・わかったよ、行ってくる」


「はーい!よろしくねぇ!んじゃあたしらは何か飲み物でも頼んで待ってるね」


鷹斗はトボトボと受付まで歩きクエストを受けに行くが予想以上に受付が混んでいて中々受注出来ない。


まだかまだかと待つ事数分、ようやくクエストを受注する事が出来た鷹斗は杏達の待っているテーブルへ戻ろうとするが、そこで鷹斗の足が一瞬止まる。


結衣と杏が3人の男に囲まれている。


「くそっ!」


そう思い早歩きで人混みを掻き分けテーブルへと帰還する鷹斗。


「あの、何してるんですかね?」


一応普通に話しをしていた、という可能性もらあるので鷹斗は言葉遣いには気をつけながらリーダー格っぽい真ん中の金髪の男に問いかける。


「あー、ごめんね?彼女たち可愛いからさ、つい声かけちゃったんだ、取り敢えずもうちょっと話ししてたいから君は外で遊んできなよ」


『よし、こいつは敵だ』


そう判断した鷹斗だが、ひとまず会話でどうにかならないものか、と考えながら結衣と杏と涼介を見る。


すると結衣と杏は何故かニコニコしている。


結衣は何かワクワクしている感じで杏は今にも吹き出しそうな顔をしている、そして涼介は・・・・テーブルの上で麻痺状態になっていた。


『こいつは何をしてるんだ?』


そう思いながら残念イケメンから目線を外して金髪に向き直る。


「あのさ、今から俺達クエスト行く予定だから他当たってもらっていいかな?」


「へぇー、じゃあ俺らと行こうよ!俺ら全員レベル30だからさ、この2人より強いぜ?」


金髪は鷹斗を相手にする気が無いらしく、結衣と杏にばかり話しを振る。


「ごめんなさい、私はそこのTAKA君と一緒に行きたいの・・・・」

と結衣が丁重にお断りするが


「いやいや、絶対にそんな冴えなさそうなやつより俺らとくる方が楽しいから!」


金髪は結衣と杏をしつこく誘い、結衣は冴えなさそうという単語に顔を若干引攣らせる。


『あ、これ怒ってるやつだ』


鷹斗はそう思いそろそろ無力化するか、と剣を抜こうとすると杏がここにきて急に喋り出した。


「じゃあ2人が決闘して勝った方について行こっかな!」


・・・・この女、元チームメンバーにビッチビッチ言ってるけどお前が一番ビッチじゃねぇか!


鷹斗はそう思いながら杏を睨んでいると杏はてへっ?と舌を出しやっちゃった?みたいな顔をしている。


「よーし、乗った!じゃあ早速やるか!気になる奴は観に来ていいぞ!」


そう言って金髪は修練場のあるチーム酒場の二階へと上がっていく。


本来はチームメンバーが連携を取るための練習などで使用される場所だがどうやら金髪はそこで決闘を行うつもりらしい、そして金髪の声を聞いたその他大勢が階段を登り観戦の体制に入る。


「どっちが勝つか賭けるならここまで来てくれ〜」


賭けまで始まる始末だ。


「おい、杏、何でこんな事したの?」


「ん?こっちの方が楽しそうだからだよ?」


「・・・・聞いた俺が馬鹿だった、後この残念イケメンにキュアかけてあげなよ・・・・」


「涼介は開始5秒で麻痺にかかった役立たずだからこのまましばらく放っておくよ、てかTAKA君早く行かないと皆待ってるよー?」


「はぁ・・・・まぁ行ってくる、負けても文句言うなよ?」


「その時はログアウトして逃げるから良いよ!」


「鷹君!頑張ってね!」


鷹斗は結衣に応援され、観客から煽られながら階段を上がっていくのであった。



何かめっちゃ高いコーヒー買ったけどめっちゃ不味い・・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ