スケッチの時間!
日曜日がきましたよー、今日は頑張って7話更新。。。
取り敢えず1話目!
ペンションを出て他の班や三田洗と合流した鷹斗達4人は登山の最中だった。
「なぁ、まだ着かねぇのか?」
15分程歩いた所で退屈と疲労から涼介が愚痴をこぼす。
「さっき先生が後少しって言っての聞いたから多分もうそろそろ着くと思うよ!頑張って!」
「だらしないわねぇ、あんた昔はもっと体力あったじゃない、怠けすぎよ」
愚痴をこぼす涼介に前を歩く結衣が振り向きながら後少しだからと励ましの言葉を送り、杏はいつも通り涼介を罵倒している。
「今は帰宅部だからしょーがねぇだろ・・・・てか普通にこの距離は歩かせすぎだろ、なぁ鷹斗」
涼介は杏の言葉に返しをいれるもやはり登山が苦痛のようで鷹斗に同意を求める。
「・・・・えっ?なに?ごめん聞いてなかった」
鷹斗の返事に違和感を感じた涼介は隣にいる鷹斗の顔を見て驚きの顔をする。
「鷹斗・・・・お前、大丈夫か?死にかけの顔してるぞ?」
そこには顔面蒼白になった1人の引きこもり予備軍がいた。
「大丈夫じゃない・・・・着いていくのに必死だ、杏・・・・ヒールをかけてくれ、俺のHPはもうレッドゾーンだ・・・・」
「あはは、TAKA君、それは無理な相談だよ!リアルの私の職業は武闘家だからね!」
・・・・よくお似合いで。
鷹斗は自分から振ったものの杏の冗談に返しをいれる余裕もなく心の中で返事をしながらトボトボと歩く。
「まぁTAKA君を元気にする方法があるのはあるけどどうする?やるかい?一瞬で疲れを忘れてテンション上がるよ?」
少し考えて杏は鷹斗に元気が出る方法があると言いそれをやるかい?と問いかける。
「なんかよくわからんが気休め程度にでも聞くのなら頼む」
ツボ押しか何かをしてくれるのだろうか?と思った鷹斗は杏の提案を受け入れるのだが杏は鷹斗に何かするわけでもなく隣の結衣に耳打ちを始める。
「鷹君」
「ん?どうしたの?」
耳打ちが終わった所で結衣が鷹斗に話しかけ鷹斗はそれに返事をする。
「私、鷹君とスケッチ楽しみたいからもう少しだけ一緒に頑張って歩こう?」
・・・・なるほど、確かに効果的だ。
結衣の励ましと男心を揺さぶる発言に鷹斗はもう少しだけ頑張ろうという気持ちになる。
「うん、まぁもうちょっとだし頑張るよ」
「どうTAKA君?リアルの魅了のスキルだよ!元気でたかい?」
「まぁ頑張ろうという気持ちにはなったよ、あと魅了とか言うなよ・・・・」
「あはは、まぁそこは別に良いじゃん!あっ!あそこじゃない?スケッチする場所!」
そんなやりとりをした所で杏が目的地【休憩所】を発見し、鷹斗と涼介は「「やっとか・・・・」」と安堵の表情を浮かべる。
「わぁー綺麗だねー!」
目的地に到着し結衣が綺麗と言ったその景色は、ネモフィラ、ナデシコ、芝桜、等を中心に広がった綺麗な花畑だった。
色とりどりの花が手入れによって絶妙なバランスで見るものを魅了する、その景色に鷹斗も綺麗だなと結衣に同意する。
「よーし、じゃあ今からここでスケッチ開始するから2人1組になって始めてくれ、後終わった奴はのんびりしててくれていいぞー」
三田洗からの言葉で各々ペアを作り作業に取り掛かる。
そして鷹斗達も作業に取り掛かろうとペアを決める事にする。
「んじゃあたしは涼介とやっとくから結衣とTAKA君も終わったらまたここ集合で!」
相談など無しに杏が強制的にペアを決めて開始しようとするが涼介がそれに口を挟む。
「いや、俺がなんでお前となんだよ・・・・せめて鷹斗と組ませてくれ」
杏とペアを組むのがめんどくさいのかなんなのかは知らないが涼介は鷹斗とのペアを所望している。
だがそんな発言は杏に通じるわけもなく
「うるさいねぇ、さっさといくわよ!」
襟元を引っ張られながら連れて行かれるイケメンの姿がそこにはあった。
「くすっ、本当強引だね杏は、でもまぁ私達も始めよっか?」
「あ、うん、そうだね」
2人きりになった所で鷹斗と結衣もスケッチを始める場所を探す。
「結衣はこの中で好きな花とかあるの?」
無言で歩いていても何も決まらないので鷹斗から話題を繰り出す。
「ん〜そうだね、私は芝桜とか好きかな!ピンク可愛いよね〜」
「そっか、じゃああそこら辺で描く?」
そう言って鷹斗は芝桜が多めの場所を指差すと結衣も『鷹君が良いならそれで!』と2人はその場所へと歩き、鷹斗は芝桜が書けそうな場所で座ると結衣は立ったまま鷹斗の方に振り向いて
「可愛く描いてね!鷹君!」
「えっ?普通に景色描く行事じゃなかったっけ?」
「う、うん、そうだけど、普通に返されたら恥ずかしいよ、鷹君・・・・」
「えっとごめん、でもまぁ結衣が良いなら別に描いても良いけど」
「えっ?本当に?」
「うん」
「えっと、、、じゃあお願いします」
結衣は少し驚きながら鷹斗にお願いするのであった。
頑張るぞい




