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俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
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大原高原

到着〜

鷹斗達の乗るバスは約一時間ほど走った所で目的地である大原高原へと到着した。


到着してバスから全員降りた所で各班の班長が三田洗に呼ばれる。


「各班の班長は俺についてきてくれ、今からペンションの鍵の受け渡しと注意事項伝えるから」


呼ばれた班長である内藤は鷹斗達3人に『取り敢えず行ってくるわ』と言い三田洗の方へと移動し、ペンション管理棟のような場所へ入っていく。


しばし時間も出来たので鷹斗は改めて今いる場所の景色を見渡す。


「おぉ、広いな」


目の前に広がる草原は綺麗に整備されており色合いも黄緑と緑の混ざった絶妙な色加減、見ているだけで心が洗われるようだと鷹斗はその景色に見惚れる。


そしてその草原の奥には今いる場所より更に大きい山があり冬はスキー場として有名らしいが今回は関係ないのでただただ大きな山がある、という認識だ。


「綺麗だね!」


『広いな』と言う独り言に対していつの間にか隣に居た結衣が反応し、会話が始まる。


「そうだな、到着5秒できた甲斐があったと思ってるよ」


「あはは、なにそれ、まだ始まったばっかりだよ鷹君」


結衣は鷹斗の返事に『おかしなの〜』と微笑しながら結衣も鷹斗と同じく景色を眺める。


「お二人さん、お熱いねぇ〜あたしも居るんだけどなぁ〜」


景色を眺めている結衣と鷹斗に冷やかし入れる杏、そして冷やかされた2人は無言で顔を合わせて赤くすしそれを見た杏が『やれやれ』と苦笑しながら首を横に振る。


「ところでさ、TAKA君も結衣にゃんもちゃんとヘッドギア持って来てるかい?」


杏は2人の荷物を見ながら確認の言葉を口にする。


「そりゃな、さすがに忘れないよ」


「私もちゃんと持って来てるよ!」


2人の言葉に杏はうんうんと首を縦に振り「今日は遊ぶぞ〜」と元気良く言う。


「杏〜、一応林間学校だから行事も楽しもうね〜」


「あらら、結衣にゃんは真面目だねぇ〜、もう1人の方は乗り気そうなんだけどなぁ〜」


結衣の言葉に杏が鷹斗の事を引き合いに出すと結衣はジト目で鷹斗を見ながら『鷹く〜ん?』と威圧し、それに対しては


「いやいや、杏が言ってるだけだよ!俺は普通に行事もた・の・・・・しみだよ?」


「もぅ、鷹君全然楽しみそうじゃないよ、でも思い出作りくらいはちゃんとしようね!」


「うん」


「いや、だから2人の空気出すのやめてよ・・・あたしも居るから・・・・」

杏が少し呆れ気味に自分の存在をアピールしていると丁度管理棟から涼介が帰ってくる。


「待たせたな、取り敢えず今から荷物とか置きにペンション行ってそっから私服に着替えて山登りだってよ」


どうやら今からペンションに移動して私服に着替えるらしいのだが鷹斗は涼介の発言の中に聞き逃せない単語があったので聞き直す。


「山登り?なにそれ」


「鷹君・・・・しおり読まなかったね?」


「あっ、・・・・うん」


鷹斗は日曜以降も結局しおりに目を通す事なくFCOをしていたのだ、従ってキャンプファイアー以外の予定を知らない。


早くも淀んだ空気になりそうな所で涼介が間に入って説明を始める。


「えっと、取り敢えず今目の前に見えてる山あるだろ?そこ冬場はスキー場として使われてるんだけど、夏頃は観光スポットとして使われてるらしくて、途中の広場みたいな所まで登って風景をスケッチするって行事なんだよ」


スケッチは別に良い、だが山登りは頂けない、普通に疲れるから。


そう思いながらも鷹斗に拒否権などあるわけもないので、鷹斗はため息をつきながらペンションに向かう3人の後に続いて歩くこと5分くらいで目的地のペンションへ到着した。


「へぇー意外と綺麗なんだな」


涼介は着いた途端にペンションが綺麗な事に驚きを見せる。


普通に考えて鷹斗達の学年の人数は94人居て、4人1組で割っても最低24つもペンションがある事になるので結構ボロボロを想像したのだろう。


だが実際の所は普通の庭付きの綺麗な一軒家みたいな感じの建物がズラリと並んでいる【恐らく50軒以上はある】。


「本当だ〜、なんかパンフレットと見るより綺麗な建物だね!」


「うん、これなら特に苦もなく過ごせそうだねぇ〜」


結衣と杏もペンションの外観は気に入ったらしく、そのまま中へ入っていく。


「お〜!TAKA君!TAKA君や!」


中に入った杏が鷹斗の名前を呼び「どうしたの?」と鷹斗は返事をする。


「自分の部屋じゃないけど大丈夫?寝れる?」


・・・・何故突然にわけのわからない事を言い出すんだ杏は。


それに引き篭もり予備軍ではあるがまだそこまででは無いと自負している鷹斗は


「大丈夫だよ、普通に寝れる」とツッコム事なく普通に答える。


「面白くないの〜、あっ、でもこれ部屋割はあたしと涼介。結衣にゃんと鷹斗って感じの部屋割だからそれだけよろしくねぇ〜」


「「「えっ?!」」」


杏以外の3人が驚きの声を上げる、結衣に関しては「えっ?えっ?それはまだ早いよ鷹君!」とかわけのわからない事を呟いている。


「あはは、冗談だよ、流石にそれはやり過ぎだからね、普通に男女別れての部屋割だよ」


「お前は本当に・・・・」


涼介が杏を呆れた表情で見ながらボヤく。


「えっ?あ、なんだ、そういう事かぁ!焦っちゃたよ杏〜」


結衣は杏の冗談なのを理解して、焦っちゃったと自身の感情を告げる。


「あやうくリビングで寝る所だったよ」


鷹斗は少し嫌味まがいな事を言う。


「あはは、あたし的にはそれ面白いからありだけど、まぁ取り敢えずそんな感じだから各々部屋行って着替えてきますかぁ〜」


「うん!そうしょっか!そんなに時間あるわけじゃないしね」


「わかった」


「了解、じゃあまた後でリビング集合な」


そうして男女別れて着替える為部屋に入っていくのであった。



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