火山2階
今週末の更新につきまして活動報告にて記載しておりますのでご覧ください!
ダンジョンの二階に着き少し進んだ所で鷹斗と杏は2人揃って唖然としていた。
「なぁキョウさん、このフロアってこんなに敵多かったっけ?」
「うんTAKA君、私もまさに今同じ事を聞こうと思ってたよ」
二階に入って少し歩いた所で2人は大量のイグニアンデットに囲まれていたのだ。
最初は剣を持ったアンデットばかりだったので特に苦もなく討伐出来ていたのだがだんだんと敵が増えてきて今では約20体ものアンデットに囲まれている。
20体と言っても厄介なのがその内の5体ぐらいの杖持ちのアンデットだ、今回は剣士と僧侶というペアなだけに剣持ちのアンデットの後ろから魔法を打ってくるアンデットを倒す術がない。
地道に剣持ちを倒してはいるが相手は骨なので斬るというより折るという感じの討伐なので時間も少しかかる。
「やっぱこのダンジョン剣士と僧侶だけじゃキツいかぁ」
「あはは、そうだねぇ〜優秀な魔法使い欲しいよねぇ」
杏が回復をこまめにいれてくれているし鷹斗自身のリジェネのキューブの効果もあり全滅の恐れこそないがただただ持久戦みたいになっている状態に嫌気がさし鷹斗はアクションを起こすことにする。
「ねぇ、キョウさん!」
「ん?なんだい?TAKA君」
「バフ系向上魔法とか使える?」
「使えるよ〜使おっか?」
「お願い!」
「はーい、持続時間は1分だよ〜、プログレス!」
鷹斗はキョウにバフ系向上魔法をかけてもらいそこに自らのオーバーチャージを発動する。
プログレスは対象にかかっている能力向上効果を1.5倍にする魔法でオーバーチャージは2分間防御力が低下する代わりに1分間攻撃力を2倍にするスキルで、これにより攻撃力が本来の3倍まで上がった鷹斗は一気に攻撃に出る。
「パワーアタック!」
まずはパワーアタック【突進型剣技】で剣持ちを一撃で倒しながら杖持ちまで最短距離を進もうとするが杖持ちのファイアボールや剣持ちの雑な攻撃をまとも食らってしまう。
「おぉ〜、強引な手に出たねぇTAKA君!頑張れ頑張れ〜」
後ろからの謎の応援が若干ノイズだが無駄口を叩きながらもしっかり回復魔法を間髪いれずにかけてくれているので『キョウさんはやっぱ優秀だな、口はともかく』と思いながらそのまま回復とパワー任せのパワープレイで前進する。
2度目のパワーアタックを使いそこで剣持ちの壁を抜けた鷹斗はそのまま杖持ちを討伐しにかかる
「トリプルスラッシュ!」
名前の通りのスキルで3連撃の攻撃でまず一体の杖持ちを討伐してそのすぐ側に居た一体もウインドスラッシュで討伐する。
「おぉー頑張れ頑張れ〜」
後ろから応援している杏は自らに防御結界を張って鷹斗にヘイトが向いていない剣持ちの攻撃を防いでいた。
「全く、優秀な事で」
その状況を視認した鷹斗は残り3体の杖持ちを纏めてパワーアタックで討伐しその後は攻撃力も元に戻ってキョウの回復を頼りに剣持ちを撃破していった。
「ふぅ〜疲れたねぇ〜お疲れ様でした」
「キョウさんこそお疲れ様、居てくれて助かったよ」
「あはは、それは嬉しい事を言ってくれるねぇ〜、あたし殆ど応援してただけだけどね!」
無事敵を全て討伐した2人は疲れたねと言いながら素材を拾い、少し休憩する。
応援してただけだけどね。と言いながらもやる事をしっかりやってまだ余裕すら感じる動きに鷹斗は杏のPS【プレイヤースキル】の高さを感じていた。
「それにしても何だったんだろうね、前来た時はあんなに集団で襲いかかってくる事無かったんだけどな」
「まぁそこら辺は運営が何か仕様変えたんでしょ?知らないけど、TAKA君は何か知ってる?」
「いや、俺も知らないただ・・・・」
過去に結衣が大量のボアーを引き連れて来た事もあったのでもしかしたら今回は誰かが既に死んだ直後であれだけの数が集まっていたのかもしれないとその事を鷹斗は杏に話す。
「あはは!君たちそんな出会い方してたんだ」
「中々ドラマチックだろ?」
「ドラマチック・・・・あはは!そうだね、ドラマチック、、、ぷぷっ」
鷹斗と結衣の出会いが面白かったのか「お腹痛い〜」と笑い続けている。
「お気にめしたようで何よりだ、取り敢えず休憩もできたしそろそろ行こうか」
「ひぃー、あはははは、あーもうお腹いたい、了解!さっさと3階まで行こっか!」
未だに笑っている杏と鷹斗はそのまま3階への階段を目指して歩いて行く。
頑張るぞい!




