火山の入り口
今回ちょっと短いです、
「どちらへ行かれますか?」
「バスビス火山入り口まで」
「あたしもー」
2人とも行き先を告げ、金額を言われる前に鷹斗は案内人に2人分の2000G渡し「この人の分も」と告げる。
「かしこまりました、ではお二人のバスビス火山までの転移を行いますのでゲートをお通り下さい」
「行こうか」
「よーしモンスター狩まくるぞぉ!」
「いや、、、キョウさん、貴女ヒーラーだから」
「分かってるよ!気持ちはそんな感じって事だよ!」
ほら早く行って!とまたも背中を押されながら2人はゲートを通り、いつものように通った瞬間目的地に到達していた。
「やっぱ暑いなぁ、分かってはいた事だけど」
ついた途端先程までの平常気温と打って変わり急激に気温が上がっていたことに鷹斗は少しボヤく。
「TAKA君は暑いの苦手なの?」
後ろからボヤいた鷹斗に杏が声をかける。
「いや、そりゃこの温度は嫌だよ、これこの時点でもう40度ぐらいあるよ?てか何でキョウさんが平然としてるの?」
汗一つかいてなく涼しげな顔で喋っている杏に疑問を抱き問いかける鷹斗。
「ん?まぁあたし体温調節の魔法使ってるから」
「・・・・俺にも使って頂けないでしょうか」
いや、そんな魔法使えるなら俺にも使えよ、そう思いながらも取り敢えずこの暑さをどうにかしたいので下手に出てお願いする鷹斗だが、
「ん〜、どうしよっかなぁ〜『お願いしますキョウ様』って言ってくれたら良いよ〜」
「・・・・お願いしますキョウ様」
「あ、本当に言っちゃうんだ」
「言えって言ったのキョウさんじゃん」
「あ、うん、そうだけど言わなくても普通に魔法かけてたよ?」
・・・・この小娘、いつか目に物みせてやる。
そう密かに心に決めた鷹斗は「・・・・じゃあお願いね」と魔法をお願いする。
「はいはーい、『ブレッシング』」
「あ、めっちゃ涼しくなった、魔法って本当便利だなぁ」
「流石ソロプレイヤー、魔法に頼らず攻略とかTAKA君からはドM属性が感じられるね」
「なんとでも言ってくれ、とにかくありがとう、助かるよ」
「てかTAKA君も転移門通れたって事はここに一回来てるんだよね?その時どうしたの?」
ブレッシングの存在も知らなかったし現状では体温の調整を出来るアイテム類は存在していない、強いて言うならば装備を軽装にする事で気持ち程度は変わるが所詮はその程度、だからこそどうやってこの火山を攻略しようとしたのか気になった。
「熱さに耐えながら火傷とかの持続ダメージはリジェネポーションでケアしながらポーションがぶ飲みで進んでた」
「もう感じるとかじゃなくてTAKA君、君は立派なドMだよ」
どこか遠い所を見るような目で杏は呟く。
「まぁ俺の事は置いといて取り合えず行けるところまで行って見ようと思うけどそれで良い?」
「うん、あたしもそれで良いよ、でも流石に2棟の方は行かないんだよね?」
「あ、うん、さすがにそっちは2人じゃ、どうにもならないだろうからね」
今鷹斗と杏はバスビス火山の入り口に立っているが、このバスビス火山とは今鷹斗達が居る1棟と1棟と少し離れた所に2棟がある二つの入り口がある迷宮型ダンジョンになっており2棟の方は鷹斗や杏のレベルでも2人では話にならない程ザコ敵も強いので今回はスルーに決めて1棟に行くことにする。
因みに1棟は全5階層で構成されており2階にはイグニアンデッド【剣を持った骸骨や杖を持った骸骨】、、3階にはイグナイボム【生物と接触次第爆発する火の玉型モンスター】、4階にはアグニタートル【大型のツノの生えた亀】がこのダンジョンのみで出てくるモンスターだ。
その他はどこにでもいるモンスターがほとんどで、後は5階のボスモンスターの火竜がめちゃくちゃ強い。
個人的にはボスは難しいと思うので今日は4階までかな、と思いながら杏と共に入り口へと入って行く鷹斗であった。
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