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俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
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猫耳って良いな

皆さん台風の対策はお済みですかぁ?

「あ、ここだよー」


「じゃあ入ろっか」


喫茶店に着いた二人はそのまま中へ入りプライベートルームへと向かう。


「ふぅ。ごめんなさいです。私がちょっと声出しすぎちゃって、流石にびっくりしちゃったのです」

テヘッと舌を出して謝る店主。


「いや、別にそれは良いよ、気にしてないから」

そんな終わった事より今は売却金額だ、その事が気になって仕方がない鷹斗。


「ではこの話はここまでで改めてまして、私は【レイ】って言いますです!見ての通りケットシーなのです!で、一応商業エリアに【レイのアトリエ】ってお店出してるから良かったら来てくださいです!」


なるほど、露店でアトリエとかふざけているのか?とか思ったが、ちゃんとした店も持っていたのか。

猫耳店主はレイという名前でケットシーの最低身長だろうか?背が異常に低いでも小さい猫・・・・なんか良いな。


「俺は【TAKA】宜しく」


そんな事を思いながらも鷹斗はレイに比べて端的に挨拶する。

レイの方も鷹斗が端的な挨拶の理由を察してそのまま本題に入る。


「で、セイクリッドリングなんですけどあれの買取価格を私なら1500万G付けますです」


「1500?」

想定の遥か斜め上を行った数字に鷹斗は思わず聞き直す。

「はい、1500万・・・・」

マジか、1500万あれば今後装備の強化に暫くは困らないし、何なら上級キューブも何個か買える。

そもそも近接職の鷹斗には不要な物だった故こんな形で不要品を捌けるとはまさに天啓、そう思いながらじゃあ1500で、と言おうとしたとこほでレイが「でもね」と話を続ける。


「でも、私のお店じゃそれ買い取れないの。それ買い取っちゃうとお店の資金大ピンチになっちゃうのです・・・それに値段が値段だけに即売れとは限らないですし・・・」と自らの店では買い取れないと鷹斗に告げるレイ。


「えっ?まじ?」


天国から地獄へ突き落とされた感覚だ、だがしかしよく考えればわかる事だ、1500万の価値がある装備なんて誰にでも買えるわけじゃない、更に言うなら店側の人間がギリギリって言ってるのに普通の人は買える物じゃない。


「はいです、でも、私の知り合いにヒーラーが居るのですけど、その人Gも沢山持ってるはずですからもし良かったら紹介しようか?と思ってTAKAちゃんにここまで付き合ってもらったのです」


「その人はレイみたいに自分の店をやってる人なの?」


「いえ?普通の冒険者、私も何であの人がG持ってるのか全く分かんないですけど、多分買えるくらい持ってると思いますし、そのリングの性能なら買うと思いますです、ただ1500万→1200万ぐらいまでは値切られそうですけど」


「んー、じゃあせっかくだから話だけでも聞いてもらってみてもいい?後1000で良いよ俺は」

200は売れたら手数料って事でレイにあげるよ。


「お金と言うよりウチで引き取れなかったのが申し訳ないですから、とりあえず連絡してみますです・・」


ちょっと待ってて下さいです、とレイはスクリーンをポチポチとつついている。

どうやらそのヒーラーにチャットを飛ばしているようだ。


一通り落ち着いて後は連絡待ちの状態になった所で時間もかかりそうなのでひとまず飲み物を頼むことにする為呼び出しボタンを押す。


「イラッシャイマセゴチュウモンワ」


業務用ロボットNPCが注文をとにりきた


「えっと、アイスコーヒー【ブラック】で」


「キャラメルフラペチーノ下さ〜いです」


・・・・またキャラメルフラペチーノか。流行ってんのか?


「ところで、TAKAちゃんは何でこんな装備売るですか?何か欲しい装備あるです?物物交換ならウチも引き受けられますですけど」


・・・・TAKAちゃん?俺は小学生かなんかか?なんかむず痒いな、っていうか物物交換の話なら先に言ってくれよ。。。。そしたら先に店見に行ってたのに。


「あー、俺さ見ての通り近接職なんだ」


「はい、それは見ればわかりますです」


「んで、お恥ずかしながらギルドとかにも入ってないしヒーラーのフレンドとかも居ないので、もはやゴミなんだ、その装備は俺にとって」


「あーそれは中々ですね・・・では何かの縁ですし私がTAKAちゃんのフレンドになってあげますです!」


スクリーンを操作して鷹斗にフレンド申請を飛ばすレイ、特に断る理由もないので鷹斗は受ける。


「ありがと、レイはこのゲームでの職業はなんなの?」


「私は盗賊(シーフ)ですよ〜まぁお店ばっかりでほとんど冒険なんてしてないですけど」


「ならほとんど生産ばかりしているのか?」


「そうです!そっちのがなんか楽しくてなのです」


「へぇ〜、生産も面白いんだな」


「そうですよ?TAKAちゃんもやってみるです?」


「いや、俺はいいや、レイはアイテム生産系だよな?」


「はいです!やってるのはアイテムがメインなのです!流石に鍛治系はちょっと無理なので・・・ステータス足りないですし」


「そうか、じゃあまた店寄るから良いアイテム作っといてな」


「そりゃあもう!いつ来ても良いのありーーーあ、キョウちゃん!こっちこっちなのですよー」


店の宣伝途中で待ち人を見つけたレイが席を立ち手を振りながら居場所を告げる。


キョウと呼ばれた子は鷹斗や結衣と同じく人間族(ヒューマン)で、腰までとはいかないが長い黒髪ストレート系の髪型で、顔立ちもしっかりと整っていて可愛い系と言うよりは綺麗系の印象を感じる女の子だ。


・・・・このゲーム本当に女性ユーザー少ないんか?


ふとした疑問をもってしまうほどこのゲームで女性ユーザーと出会っているからだ。


キョウがこちらへ来てレイの隣に座り飲み物を頼んだ所でまず自己紹介を始める。


「初めまして、キョウです今回セイクリッドリングを譲っていただけると聞いてきたのですが本当でしょうか?」


「初めまして、TAKAです、はい、俺が持ってても特に使い道ありませんので、レイがキョウさんなら買い取ってくれると聞いたのでこちらとしても是非お願いしたいです」


キョウさんはプレイヤー名のアイコンは『杏』となっているので杏と書いてキョウと読むのだろう。

鷹斗も自己紹介と今までの経緯を説明する。


「分かりました、では少し現物を見せて頂いて宜しいですか?」


ひとまず買い取って貰えそうなので助かったと思いながら鷹斗はキョウにセイクリッドリングを渡す。


って言うか何でこの人なんかニヤニヤしてるんだ?


「うわぁ、ゴリゴリにMND特化だねぇ、こりゃレイがあたしに連絡してくるはずだわ、てかTAKA君これどうやってドロップしたの?」


「ん?こないだの時間限定のスタンビートイベントであれこれ構わず敵倒しまくってたら落ちてたからどいつから落としたのかわかんねぇんだよなぁ」


鷹斗はこのリングをモンスターが大量に出現するというイベントで討伐しまくってたら拾ってたのでドロップモンスターは不明なのである。


「ふーん、流石に学校サボって(・・・・・・)ゲームやりまくってる廃ゲーマーさんは持ってる装備も違うねぇ」


「・・・・あの?今なんと?」


「ん?TAKA君は流石だなぁって褒めてるんだよ?」


頭が追いつかない、何故この人は俺が学校サボってゲームしてるのを知っている?

しかもこの人をちょっとからかう様な態度に身に覚えがある。

鷹斗が黙って考えている間、さっきの言葉が謎だったのだろう、レイもキョウに問いかけている。


「キョウちゃん何言ってるのです?学校?TAKAちゃんと知り合いだった感じなのですか?」


「んー、正確にはあたしの友達がね、TAKA君の友達なんだよ」

二人の会話を聞いてハッと鷹斗は気がついた。


杏=あん  杏=キョウ


杏⇦結衣⇨鷹斗


まさかこの人楠さんなのか?


確信はないが自信はある、これまでの話的におそらくこの人は楠さんだ。


「えっと一応聞くんだけど、FCOで会ったことあるっけ?」


「ん?ないよ?でも今度一緒に遊ぼうね!って約束したじゃん、それにしてもその日に会うとは流石にあたしもビックリしたよ」


・・・・はい確定ですね。


「分かった、とりあえずひとまずその話は置いておくとして、リングの方は買取してくれるのか?」


「あー、そうだったね!はい!じゃあ500万ね!」

キョウは机の上にドンっと500万を取り出して置く。


「あのーキョウちゃん?流石にこれは安すぎるのです。。。」


横から口を挟むのは紹介者のレイ、流石に自分の査定額の1/3の金額しか出てこないことに焦りを感じている。


「あ!レイは気にしないで、これ多分レイは1000〜1500ぐらいで査定出したでしょ?」


「うん、、、そうです。分かっててなんで500万なんて言ってるんですか。。。」


「ん?友達割引!良いよね?TAKA君?」

てかあたし今本当にこれだけしか持ち合わせないんだー!っとヘラヘラ笑うキョウ。


「TAKAちゃんごめんなさいなのです。断ってくれていいですから、私もまた買い取ってくれる人探しますです」


レイはキョウのわけの分からない発言に今にも泣きそうな顔で鷹斗に話しかける。


ケットシーの女の子が泣きそうな顔でこちらを見ているという事に愛でたいと思いながらもひとまず事態の収集をすることにする。


「じゃあそれで良いよ、キョウさんだし、今日助けて貰ったのも事実だからね」


「おっ!って事は無事解決したんだね、良かった良かった!そしてこっちもありがとね!」

そう言って互いに金と装備を交換しあう、そして一体何が起きてるんだ?という表情で二人をみるレイ。


「レイありがとね!TAKA君紹介してくれて!」


「えっ?えっ?あ、うん?」


まだ戸惑うケットシーに鷹斗も声をかける。


「レイは気にしないで、キョウさんは元々知り合いだったから」


「あ、やっぱりそうなのですか。。まぁ二人がいいならそれで良いですけど」


じゃあ無事?売却できたと言う事で私はお店戻らなきゃいけないのでそろそろ失礼しますです。と付け加えたレイ。


「あ、うん、今日はありがとなレイ、また今度店の方寄らせてもらうよ」


「ありがとうございますです!お待ちしてますです!」


「あたしもまた今度行くねー」


「あ、うん、待ってまーす」


「え?なんかレイ私に塩対応すぎない?!」


「気のせいですよ〜じゃあ二人ともまたねなのです〜」


そう言ってケットシーのレイは店から出て行き、鷹斗にとっては結衣の友達が目の前に居て二人きりという好ましくない展開になってしまったのであった




我が家は雨漏りしてるような気がする。。。

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