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俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
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屋上に呼び出されました

んー。。。

ちょっとだけ怒り気味に見える結衣は『退いてあげたら?』という発言をし、そのまま内藤に近づいていく。


結衣に注意された事に驚いたのかそれとも結衣が鷹斗を庇うような発言をした事に驚いているのかわからないが内藤は目を少し見開き『何が起きてるんだ?』というような表情をしている。


それにしても表現力豊かな奴だな、そう思いながら鷹斗は内藤の顔を観察していると内藤は我に返ったのか口を開く。


「急にどーしたんだ?結衣?」

理由が知りたいのだろう、内藤は結衣に曖昧な問いかけをする。

・・・・そもそもどーしたも何もお前が人の席勝手に座って悪い事してんだよ。

しかしまるでそんな事を悪い等と思っていない内藤はそんな事には当然気付いているようにも見えず【そもそも気づいていたとしても悪いと思わないだろうから一緒だが】そのまま言葉を続ける。

「てかさ、お前って黒川(・・)と仲良かったっけ?」


よもや名前を間違え、更に呼び捨てにされ、しかも睨まれる始末。

俺はきっと内藤にとってはモブAでしかないのだろう。

てか睨むのやめてくれ。。。


「私と鷹君が仲が良いとか悪いとか関係無くて、涼介が今鷹君の席勝手に座ってるから退いてあげなよ、って言ってるんだよ」


「だからその鷹君(・・)てのが訳わかんねぇ、こんな奴と仲良くしても結衣になんのメリットもねぇじゃん、こんな奴のために何怒ってんだよ」


いよいよ名前間違えから【こんな奴】にまでグレードダウンしてしまった。


しかし、先程から話を聞いていて鷹斗はある事に気付いた、というか鷹斗以外は皆気付いている。


『内藤は結衣に惚れている』


だからこそ今になって内藤がここまで熱くなっている理由がわかる。


結衣が鷹斗の事を『鷹君』と呼んでいる事が気に入らないのだ。


理由は分かった、だが結衣が鷹斗の事を鷹君と呼ぶ理由は分からない、なんとなくの仮説を立てるならきっと彼女にとってはゲームも現実も大差無いのだろう。


何にせよ原因が分かった、これ以上は俺にとっても結衣にとっても内藤にとっても何も利を生まない、何とかしなければと考えてもどうすれば良いのかわからない。


考えて【ただ突っ立っているだけ】の鷹斗を他所に二人の喧嘩になりつつあるような会話は終わらない。


「涼介さぁ、人にこんな奴とか言えるほど涼介は偉い人間でもないし出来た人間でも無いよ?ただ顔がちょっと整ってるだけの中身はカッコ悪いイジメっ子にしか、少なくとも私にはそうとしか見えないよ」


"かっこ悪"と追撃を入れてしまう結衣。


結衣の言葉を聞いた内藤は顔を真っ赤にしながら席を立ち結衣を睨みつけながら結衣の方へと足を動かしたその時教室のドアが開く。


三田洗先生が来た。


三田洗は教室に入るなら『おーいお前ら席につけよー』とこちらに声を向け、その声に鷹斗と結衣と内藤を除く取り巻き達は触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに自分の席へと戻っていく。


「おーい、お前らも席座れ〜というか黒山お前今日も来てたのか!うんうん」


三田洗先生は残りの三人にも声をかけ、鷹斗達は各々席へと戻る。


「なんか騒ぎ大きくしちゃってごめんね」


結衣は鷹斗に謝るが鷹斗からすれば感謝の気持ちこそあれ、謝られるような事などない。


「あ、うんこっちこそありがとね神ノ木さん(・・・・・)


「・・・・」


礼を言ったのに何故か無視される、というかまたほっぺ膨らませてる、なんかリスみたいで可愛いな。


結衣が何故無言だったのか、そんな事に全く気づかない鷹斗、そして二人のやり取りを見ていた内藤が


「お前昼休み屋上こいよ」


鷹斗にだけ聞こえるように、一昔前の不良みたいな事を言ってきた。


めんどくさい事になった。


鷹斗は当たり前の話誰ともトラブルなど起こしたいとは思っていない、だが自分が不登校でそういう人間は立ち位置としてはどうしても下にみられる。その結果学校に行けばこういうことも起こりえるであろうとは想定は出来ていた。


『さてさて、どうしたもんか・・・・』

とりあえず昼休みまで時間が無い、何事も無く平和解決で終わらせたい、そう思っても何も良い案が出ない。どうせこの状態では授業もロクに頭に入らないのでとにかく考える鷹斗。


だが結局これといった内藤の怒りが収まりそうな方法は思いつかず、昼休みが来てしまう。


「おい、屋上こいよ、逃げんなよ」

「・・・・」


逃げんなよと小声で呟き内藤は取り巻きに『ちょっと用事あるから先に飯食っててくれ』と告げ教室を後にする。


不幸中の幸いで内藤は俺と二人で話をする気のようだ、これは何とかなりそうな気がしてきた。


そう思い鷹斗も席を立ち屋上へと向かう為教室を出る。


・・・・屋上か、あの日(・・・)もそうだったけど何か悪い事が起きる時は大体屋上だよな。


廊下を歩きながら鷹斗はふと中学時代のことを思い出すが昔の事に傷心している暇もなく屋上へと到着し、ドアを開けると目の前のベンチに内藤が座っていた。


・・・・流石はリア充、そこに【ドアを開けたすぐの目立つベンチ】座るのか。


そんなことを思っていると内藤の方から声が掛かる。


「黒川さぁ、お前って結衣のなんなんだよ」


やはりそっちか。


鷹斗は内藤が何の理由で俺を屋上に呼び出すのかと授業中にまず考えていた、そしてたどり着いた推測が


1.ただただ席を退いて欲しいと言った鷹斗が気に入らなかったから


2.結衣が間に入った事で自分の好きな人が鷹斗とどんな関係なのか気になって仕方なかった


このどちらかだろうと思っていた、そして二人で屋上で話をしようとした所からほぼ間違いなく『2』だろうと確信していた、それに2なら話し合いの余地はあるとふんでいた。


「えっと、俺と神ノ木さん?別になんとも無いよ?」


「何とも無いなら何でお前のこと鷹君(・・)とか呼んでんだよ」


そこが気になってたんだろうな、てか何か執着心半端ないなこいつ。


鷹斗はそう思いながら用意していた言い訳を答える。


「えっと、呼ばれてる理由は推測でしかないけど、俺図書委員だったみたいでさ、昨日神ノ木さんと図書室で委員の仕事してたんだけど神ノ木さんって関わった人は誰にでも割と下の名前で呼んだりしてる所あるじゃん、だからだと思うよ」


実際のところはFCOのキャラ名からそのまま引っこ抜いてるのだろうがそこの話しをするのは止めといた方が良いなと判断して図書室の事だけを話す。

「・・・・」

少し黙って考える内藤に黙ってたら普通にモテるだろうに、と残念イケメンを見る鷹斗。


「なる程な、なら黒川と結衣は別に付き合ってるとかそんなんは全く無いしお前も何で結衣から鷹君とか呼ばれてるのか分からないってことか?」


「うん、まぁそんな感じだね、大体俺みたいな不登校に神ノ木さんみたいな人釣り合わないよ」


「まぁ、それもそうか」


さっきまで気難しい顔をしていた内藤は鷹斗の回答に納得したのかいつも通りのイケメンに戻っていた。


「何か黒川には迷惑かけたな、悪い」


自分の悩みが解決した内藤は素直に謝ってくる。


根は悪い奴じゃないのかもな、そう思いながら返事をする


「もうちょっとで高校生活に支障をきたす所だったよ、あと話し終わったから言うけど俺、黒山だから・・・・」


「高校生活に支障って、どんだけ周りの目気にしてんだよ」

笑いながら内藤は会話を続ける

「あー、それは悪かった、黒山・・・黒山・・・下の名前は?」


「・・・・鷹斗」


「そっちの方が分かりやすくて良いじゃん!俺も鷹斗って呼ぶわ、それなら間違えねぇしな」


「えっ?あ、うん」


「んじゃ俺、あいつら待たせてるから飯食いに戻るわ!」


そう言って内藤は屋上から姿を消した。


・・・・リア充とイケメンの考える事は本当によく分からない。


ただ、こうやって誰にでも自分の思ったことを聞いたり言えたりするこの人達は少し羨ましいなとも思いながらも鷹斗はやはり奥のベンチへと移動して弁当を食べるのであった。








一回全部見直しておかしい所直したい。。。

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