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俺の好きな人はVRMMOゲームの中でもリアルでも変わらず可愛い!  作者: https://syosetu.com/usernovelmanage/updateinput/ncode/1682352/
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晩ご飯

頑張らなくちゃ。

「ふぅ・・・・」

ログアウトした鷹斗はヘルメット式のハードを外し一息つきながら先程までのやり取りを思い出していた。


『また明日学校で!』


言いっぱなしで逃げるのもどうかと思うもののそこに嫌らしさのようなものを感じないのがきっと結衣の人柄なのだろう。


まぁ可愛さ補正も入ってるんだろうけど。


「てか今日は本当に色んな事があったなぁ・・・・」


珍しく学校に行き学校でクラスで一番可愛い女の子に話しかけられて一緒に放課後(図書委員)を過ごして一緒にゲームをする。


そんなリア充のような一日を振り返りながら一体なにがどうなってるのか、まさか夢落ちでしたのパターンなのか?


まさかの展開自分の顔を両手で叩いてみる。


「痛っ」


普通に現実だった。


色々あって疲れはしたけど、昨日同様悪くない気分に包まれる鷹斗は少し顔の表情が緩んでいた。


それはきっと結衣との関わりのおかげなのだろう、そう思った鷹斗は心の中で結衣に感謝する事にし、明日の登校は前向きに検討する事にした。


その後特にする事もない鷹斗はもう一度FCOにログインするかどうか悩んでいるとドアをノックする音が聞こえドアを開けると詩織が立っていた。


「あ、鷹斗君ゲーム終わってたのね、丁度良かった今ご飯出来たから一緒に食べよっか」


「あ、うん、わかった」


帰って来た時に置いといてくれたら良いと言ったのに何故わざわざリビングで食べようと言い出したのだろうかと思いながら鷹斗は階段を降りリビングに入るとテーブルの上にもの凄い量の食べ物が用意されていた。


「あの、母さんこれどうしたの?今日ってあいつ(・・・)の誕生日か何か?」


黒山家には母と鷹斗の他に妹とそれと一応父が居る、ただ妹は今部活の強化合宿とかなんとかで家に居ない、父は単身赴任で盆と正月以外は帰ってこない。


今日帰ってくるのか・・・・面倒臭いな。

そう思いながら鷹斗は取り敢えず椅子に座り母が席に座るのを待つ。


「ん〜?あの子は帰ってくるの来週よ?今日は鷹斗君のお祝いに作ったのよ?」


取り敢えず食べましょうか、と言って母も椅子に座る


「いただきます」

「はい、どーぞ」


目の前にある料理はハンバーグ、唐揚げ、鯖の塩焼き、豚の生姜焼き。

そしてサラダと味噌汁と何故か赤飯。

サラダと味噌汁と赤飯は別としておかず類は全て鷹斗の好物だったので鷹斗の為に作ったというのは間違い無さそうだけど鷹斗はいまだに何故?とわからないまま箸をハンバーグへと伸ばす。


「あの、母さん?」


「ん?どうしたの?」


「いや、これ普通に美味しいけどさ、今日って別に誕生日とかでもないしどーしたの?そもそも赤飯がイマイチ分からないんだけど」

ハンバーグを食べた所で感想を伝え、一体これはなんなのか?と聞いてみる。


「ん〜お母さんは特に分からないかな?でも今日は鷹斗君、学校行ったり委員の手伝いしたりして頑張ったからご褒美?」


「あー、そうなの?ありがと、でも何で疑問形?」


「何となくなんだけどね、帰って来た時鷹斗君いつもと違ってなんだか良い事あった感じの顔してたから、でも確信あるわけじゃないから疑問形になっちゃった」


・・・・この人怖、てか俺ってそんなに表情に出るのか?てか周りから見てそう見えたなら自分が思ってる以上に今日は楽しかったのかも。


「まぁ確かに楽しかったかも、人と喋ったのとか久しぶりだし、相手が良い人だったから」


「不登校の鷹斗君に話しかけるなんて優しい子しかしませんよ、男の子?」


「いやまぁそりゃそうだろうけど急にトケトゲしいな」


「・・・・鷹斗君?」


「ん?どうしたの?」


「お友達は男の子?女の子?」


ニコニコした顔で鷹斗が敢えてスルーした部分を問い詰めてくる詩織。


・・・・笑顔が怖いよ。


「えっと、女の子だよ」


「へぇ〜鷹斗君が女の子とねぇ。。。。やっぱりお赤飯で正解だったね!お母さんファインプレーだね」


息子がが女の子と会話しただけで赤飯を炊く母、こんな母とてもじゃないが他人に紹介できない、もししようものなら確実に俺までマザコン認定されかねない。


「それで?その子が良い子なのは何となく分かったけど可愛い子なの?」


ズカズカと心のパーソナルエリアに入る母に鷹斗は今後こういう話は濁して控えるようにしようと思った。


「一応クラスで1番モテてるみたいだね、普通に可愛いと思うよ」


「そっかぁ、じゃあ鷹斗君頑張らなくちゃいけないね、競争率高い子は大変だよ」


「いや、競争も何も別に仲良くなれたら良いなとは思うけどそれ以上の事なんて望んでないよ」


母からまるで自分が結衣を狙っているかのような発言が出て即座に否定する。


そもそも彼女にしたいとかどうこう言えるのは当たり前の事を当たり前に出来てる、俗に言う【普通】これが最低条件だ。


俺みたいに学校も週に一度しか行かないような奴はステージに上がる事すら出来ない、だからそんな事はそもそも考えない。


「また自分を卑下にするような事言って、、、、お母さんは鷹斗君に頑張って欲しいけどなぁ、鷹斗君に話し掛けれる子なんて今後現れるかわからないし」


・・・・だから何故俺が惚れてるような前提で話をしてるんだ?この人は。


「まぁもし俺がそんな気になったらその時は頑張ってみるよ、それで良いだろ」


「そうね、それで良いとお母さんも思うわ」


「ならこの話はこれでおしまいね」

『ご飯食べたいから』と話を終わらせて食事に向き直る鷹斗はその後数分でご飯を食べ『ご馳走様でした』『はい、お粗末さまでした』と、挨拶を交わしこれ以上質問攻めに合う前に逃げようと考えすぐに席を立ちそのまま部屋へと戻る事にする。


その後、部屋に戻った鷹斗はベッドに横になり今日一日色々あって疲れたのかすぐに眠りについた。








ハンバーグ食べたくなってきた。。。

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