クラスのヒロインとのPT
文字数延ばそうとしてるもののいつも2000-3000になっちゃう。。。
「あら鷹斗君、遅かったわね〜お帰りなさい」
「ただいま、何か俺図書委員だったらしくて残業させられてた」
家に着いて玄関を開けた所で洗面所から出てきた母【詩織】と顔を合わせ日常挨拶と会話をする。
「へぇ〜偉いじゃない!楽しかった?」
楽しかった?と明るく聞いている詩織だが内心では心配しながら聞いているのを鷹斗は知っている。
以前、詩織が父と二人で心配そうに鷹斗の事を話していたのを隠れて聴いてしまった事があるからだ。
「うーん、まぁ意外と悪くなかったよ」
実際には少し楽しかったというのもあるが恥ずかしさもある事から少し言葉を濁す。
「そっかそっか、良かったね鷹斗君」
鷹斗の発言から少し鷹斗の表情を見て詩織は何かを見透かしたかのような笑顔で『良かったね』と鷹斗の頭を撫でる。
「な、なんだよ」
「別に何でもありませんよ、ただ母さんには鷹斗がちょっと楽しそうに見えたから母さんも嬉しいのよ」
「なんだよそれ、何言ってるのかよくわからんけど取り敢えず俺部屋行くから」
母とは怖い、全てを見透かされているようだ、そんな事を思いながら鷹斗は話を切り上げて自室へと向かうことにした。
「ご飯どーしよっか?一緒に食べる?置いておこっか?」
「んー、部屋に置いといて、今日知り合いとゲームするから多分呼ばれても気づかないし落ちないと思うから」
階段を上りながら下から問いかけてくる母に返事を返す鷹斗、平均的な家庭では家族が一緒に晩ご飯を食べるというのは当たり前なことなのだろうが黒山家では一緒に晩ご飯を食べる事の方が少ないのである。
「・・・・知り合い?良かったね鷹斗君」
ゲームを一緒にする人が出来たんだね、と鷹斗のコミュニティが少しだけでも広がった事に母はホッとしたような笑顔で呟きながらリビングへと戻った。
「さて・・・・神ノ木さん帰ったらログインするって言ってたけどもうログインしてるのかな?」
自室に着いた鷹斗はすぐさまベッドに仰向けになりハードを被りながら神ノ木さんがもう来ているのじゃないか?待たせるのは男としてどうなんだろ?とか考えていた。
ヘルメットを被り終えた鷹斗は何はともあれ行って見ないと分からないので取り敢えずログインするため起動ワードを口にする。
「オンラインスタート」
******
「んーっ!っと。」
FCOの世界にログインした鷹斗はいつもの様に背を伸ばしながら一息つく。
「さて、取り敢えず神ノ木さんがログインしてるか見て見るか」
鷹斗は結衣がログインしているか確かめるためフレンドリストを開き、そこには『ログイン中』の文字が表示されている。
「あー。。。ログインしてるじゃん。。。」
待たせてしまっている事を理解した鷹斗はひとまず合流する為にフレンドチャットを飛ばす。
「神ノ木さん、待たせてごめん、今どこにいる?」
謝罪と場所の確認を行う鷹斗。
チャットは待つ事なくすぐに返ってくる。
「お疲れ様、私もさっきログインしたばっかりだから気にしないで!今は宿屋の前にいるよ〜」
チャットを見た鷹斗はすぐさま宿屋の方へと向かう。
幸いにも現在地が宿屋から近く、そう待たせる事もなく結衣と合流出来た。
「あ、こっちこっち〜」
鷹斗を発見した結衣が声を出しながら手を振っている。
『可愛いなぁ。。。。でも目立つから止めてくれ』そう思いながら結衣の方へと向かい合流する。
何だろう?やたらと周囲の人から殺意を感じる。
結衣と合流した時、鷹斗は周りからの目線を感じ、ふと周りを見る。
ある者は歯を食いしばって思いっきり睨んできている。
ある者は中指をこちらに立てながら真顔でこちらを見ている。
ある者は『何故、俺じゃないんだ。。。。』とブツブツと呟いている。
取り敢えず怖くなった鷹斗は周りから目を背け神ノ木さんの方へと視線を戻す。
ちなみに鷹斗の見たもの感じたものはもちろん鷹斗へ向けられたものであり殺意に似たものだった。
このゲームはハードウェアの内部設定と連結しており設定と別の性別を選択出来ない、従って女性ユーザーは全体の2割ぐらいと、かなり少ない。
そしてその数少ない女性ユーザーでしかもキャラデザが凄く可愛い結衣のようなキャラと一緒に居ると嫉妬という名の殺意が飛んでくるのは割とこのゲームでは自然な事なのである。
「ごめん!待たせちゃったね」
「あはは、面白いね黒山君、私もさっき来たって言ったのに謝らなくていいよ〜」
何が面白いのかさっぱり分からん。
だがこうやって話をする事で更に周囲からの殺意が増える事を感じた鷹斗は取り敢えず場所を変える事にする。
「取り敢えず、PT申請出すね、後ここからちょっと移動しよっか」
「うん?」
周囲の人の目線を特に感じてないのか気にして無いのか結衣は急に移動しようとする鷹斗の発言に少し首を傾げながらもPT申請を許諾しながらついて行く。
「よし、ここにちょっと入ろうか」
宿屋からちょっとだけ離れた所にあるカフェまで歩いたところで鷹斗は結衣にこの店に入ろうと声を掛けると
「黒山君さらっと女の子をカフェに連れ込もうとするなんてやりますね〜」
鷹斗の行動を結衣はニヤニヤしながら茶化す。
「い、いや取り敢えず話しするのに場所変えようと思っただけだし、そもそも女の子とカフェなんて行った事もないよ。。。」
言動を茶化されながら否定したりとしていると、そのやりとりを見聞きしている周囲からまたもヘイトを買ってしまう鷹斗。
『あいつ死なねぇかな』
『何で街中でPK【プレイヤーキル】出来ないんだ』
『でも良く見るとあの男の方もカワイイ顔してるじゃないか』
・・・・このゲーム治安悪くね?
てか最後の奴誰だよ。。。ある意味1番怖いよ。。。
「あ、なんかごめん、まぁ取り敢えず入ろっか!」
「そーだね・・・・」
周囲の目線と殺意に気付いたのかそれとも女の子とカフェに行った事が無いことに対してなのかは分からないが謝りながら先に入って行く結衣。
そしての後に項垂れながら入って行く鷹斗の姿がそこにあった。。。。
投稿時間って決めてた方がいいのでしょうか。。。




