表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏の夢、花火と君と描く恋  作者: Rain(´・∨・`)
1/7

プロローグ

 50年続いてきたこの花火大会も、とうとう今年で終わるらしい。

 そんな噂を小耳にはさんだ。

 年々、観客が少なくなってきてるなとは思っていたが、そうか。

 終わってしまうのか。

 6年前に行ったのを最後に、僕は花火大会には行っていない。

 それなのに、どこか寂しい感じがした。

 そう感じたが、無くなってしまうものは仕方ない。

 そうだ、確かあの日も。

 今日のような暑い日だった。

 あの暑さでうだっていたのをよく憶えている。

 だが、夜になると暑さがマシになり、よく晴れた空には星が輝き。

 人々の目は、その空に咲き誇るひと時の花に、その目を惹き付けられ、心を奪われた。

 そうだ、最後くらい、見に行ってもいいかもしれない。

 独り身で寂しいが、花火を見ればその寂しさも吹っ飛ぶだろう。

 久しぶりに行くとするか。

 色褪せないあの夏へ。

 僕が忘れられない、あの場所へ。


 僕に約束を忘れさせない、あの輝きを見に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ