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サバイバル1

やっと戦闘描写が書けた。そして書くの難しいです

視界が明けるとそこは森の中だった。

健人は周囲を見渡して気配を探り安全を確認してから考える。

(このクラスは全員で35人、半分くらい減ってから脱落したいが脱落した人数の把握は出来るのかな。まぁ適当に何とかなるか。)

そう決めると木の上に登って移動する。



しばらく移動していると銃声が鳴る。

それが合図のように様々な方向から銃声がなっていることから交戦が始まったようだ。

(他の人たちはどの程度戦えるのかな?)

確認のために銃声のなった方に向かう。



向かってみると男2人が戦っている。

片方は鉄でできた壁に身を隠しながらマシンガンを撃つ。

もう一方は透明な盾を生み出し弾丸を防ぎながらナイフを持ち接近しようとしている。

(あの盾、結構耐久力があるようだな。このままなら近づけるが…)

健人がそう考えている間に戦況が動く。

盾に当たる寸前の弾丸の軌道が変化しナイフ使いを背後から撃ち抜く。

致命傷ではないものの痛みで顔を歪めながらも相手に近づこうとする。

しかし、負傷した身体では近づけきれず盾が割られ頭を撃たれてその場から消える。

それと同時に「山田脱落 残り32人」とアナウンスが鳴る。

(倒されると通知されるのか。やり易いな)

そう思いながら山田を倒して油断している相手に接近しその首をナイフで切る。

「そんな、いつのまにいやが…」。

相手が言いながら消えていきアナウンスが流れる。

それを確認すると健人は溜息を吐く。

「はぁ、やっぱり戦いたくないな。」

脳裏には過去の記憶が浮かび上がってきて気分が悪くなる。

それを再び溜息を吐いて意識を切り替えると近くの草むらから音が鳴り男が出てくる。

「おっ、やっと見つけたぜ健人。しばらく共闘しようぜ。」

そこ言いながら突撃銃を持った良太が出てくる。

「良太か。しかし、いきなりなんで共闘なんだ?」

「いや、さっきチーム組んで戦っているとこがあってな。それに対抗しようかと思ってな。」

「そいつらと戦わなかったのか?」

「招集者の子が戦ってたのを見たんだよ。あの人数差は厳しいだろうけどな。」

「なるほどね。」

(さっきからアナウンスが鳴っているけど半分には遠いからな。脱落するわけにもいかないな。)

「分かった。共闘しようか。」

そう言って差し出した手を良太は握り返す。



共闘することにした健人たちはひとまず情報交換する。

「招集者の子とそのチームってのはどんな編成だったんだ?」

「たしかチームの方は剣を持っている奴が1人と突撃銃持ちが2人で、招集者の方は直刀の二刀流だった。」

「確かに武器だけ見ても招集者の子が不利だな。」

「剣持ちが攻撃を防ぎながら後ろから銃で撃つって感じで戦ってたな。」

「なるほどね。そういえば良太の武器は銃だけなの?」

「いや、突撃銃以外にもナイフとスキルはないけど小銃は持ってるぜ。健人はナイフだけか?」

「ワイヤーとか爆弾はあるけど基本はナイフだよ。」

「よく分からん構成だが接近戦型なのか。それなら作戦は…」

作戦を考えようとしたとき森の中から何かが飛んできた。

「危ない良太」

健人はそれ…直刀を盾を生み出して受け止める。

「やっと見つけたわ」

そう言って赤髪の子は森の中から出てきた。

いきなりの出来事に良太は驚きで固まっている。

健人はそれをさりげなくカバーしながら思う。

(直刀がかなりの速さで飛んできた。ってことはスキル使ってるな。)

そうやって思考しているのを悟られないよう彼女に話しかける。

「「やっと」って探してたのか。そんなに狙われる理由なんて無い筈なんだけどな。」

それを聞くと彼女は笑みを浮かべながら言う。

「言ったでしょ。気に入らないって。」

「気に入らないってそれなら教室でお前に絡んでた3人組の所に行けよ」

「3人組はもう斬ってきたわ。あとは、あんただけよ。」

その言葉とともに素早く踏み込み横薙ぎが胴体に迫る。

(いい踏み込みだ。てか、さっきチームって3人組のことかよ。)

迫る剣閃を盾で防ごうとするが盾を両断し胴を掠める。

傷口を抑えながら距離を取って言う。

「気に入らないと斬るのかよ。どんだけバイオレンスなんだよ。」

「その態度が気に入らないのよ。」

「こんな奴なんていくらでもいるだろ。」

「態度だけならね。でもあなた実力を隠して…」

会話が途切れるように銃声が鳴る

彼女は直刀を拾いながら回避する。

「悪い助かったぜ健人。」

驚きで固まっていた良太が正気に戻る。

「俺たち2人であいつを倒すぞ。」

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