初めての仮想空間
説明回です
全員が席に着いてから砂田教官が説明を始める。
「とりあえず私がこのクラスの担任になった。厳しくしていくからよろしく頼むぞ。」
「まず、知っているだろうがここの授業は大きく分けて2つある。
1つ目は共通授業だ。
これはこのクラス全員で行うもので一般教養や基礎的な訓練などする。
2つ目は専門授業だ。
これは仮想戦闘でのポジションである突撃班、狙撃班、戦略班の3つに分かれて専門的な訓練を行うものだ。
ポジションは明日までに決めておくように。
残りの説明は仮想空間で行うから今から接続室に移動するぞ。」
そう言って教室を出ていく教官に全員が続く。
接続室に着くと中はリクライニングシートのような物にヘルメットが取り付けられた機械が仕切られた小部屋の中に並べられていた。
(マンガ喫茶みたいだな)
健人がそう思っていると教官が機械にについた話始める。
「この機械は仮想戦闘するために開発された機械だ。この機械の規格は世界中で統一されている。また、この機械に使われている技術は機密となっており開発者たちしか詳細は知られてない。」
「では、早速機械を起動してみようか。」
そう言うと手順を説明する。
その説明を聞きながら機械に座りヘルメットのような機械を被り起動させる。
「仮想転送」
その言葉で視界が真っ暗になる。
視界が明けると何もない真っ白な空間だった。
そこにクラスメイト達が集まっている。
全員が集まったのを確認すると教官が説明を始める。
「ここがエントランスだ。ここは、仮想転送すると最初に来る場所で戦闘のルールなどはここで決める。」
そう言って教官は手元のパネルを操作する。
「次に仮想戦闘についてだ。
ここ仮想空間での戦闘は現実で行うのと違う点がある。
まず、「ステータス」と言ってみてくれ。」
『ステータス』
全員がそう言うと目の前にパネルが浮かび上がる。
健人は自分のパネルを見る。
黒岩健人
男
SP 100
スキルスロット 空き10
(SPとスキルってゲームかよ。)
健人はそう思いながらも、教官の説明を聞く。
「まず、スキルだがスロットにセットしてあり、使う意思があれば発動する仕組みになっている。とりあえず見本を見せるか」。
そう言うと教官はナイフを抜く。
「シングルスロー」
唱えながらナイフを投げると視線で捉えられない速さで飛び、的を貫く。
「この「シングルスロー」は名前から分かるように物を投げるものだ。」
ほとんどのクラスメイト達は初めて見るスキルに興奮している。
「今のようにスキルを使うとSPが消費される。SPは自然に回復するが乱用は出来ないから気をつけるように。」
教官が注意点を言い周りの騒がしさが収まる。
「スキルの説明は以上だ。突然だが今から模擬戦をする。5分の準備時間後開始する。ルールはサバイバルで、最後に残ったものをクラス代表とする。では、準備開始。」
突然の宣言で突然慌てだすクラスメイト達
健人はスキル欄を開き考える。
(目立ちたくないから最後まで残るのは論外。スキルは適当につけて負けるタイミングを計るか。)
そうしてスキルを入れていく。
黒岩健人
男
SP 100
スキルスロット 空き1
ナイフスキル(2)ワイヤー生成(1)シールド(2)爆弾生成(3)投擲術(1)
時間が経ち教官が宣言する。
「転送後戦闘開始だ。では行くぞ。転送」
再び視界が真っ暗になる。
スキル名変更しました。
これに伴って投擲系のスキルは武器ごとではなく投擲術としてまとめようと思います