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入学式2

入学式が始まる。

一人の教官が壇上に立ち話し始める。

「私はこの学年をまとめることになった砂田だ。まず鬼原学長の話だ、静聴するように。」

砂田教官がそう言うと、白髪の人がマイクを取り、話し始める。

「紹介に与った鬼原だ。まずは、入学おめでとうと言っておこう。

この学校は3年前に起こった世界大戦によって世界人口が大幅に減少したために戦闘行為が仮想空間に移したことにそれに対応する人材の育成するために作られた場所だ。

仮想空間では実際に死ぬことはないが、それに慢心してはならん。死の恐怖は心に刻み込まれるものだ。それで辞めていくものも多くいる。そのことを忘れてはいかんぞ。」

その言葉に新入生は頷く。

その様子を見て鬼原は生徒を見渡し、一瞬視線が健人で止まり「話が長くなってしまったな。以上だ。」と鬼原学長はマイクを砂田に渡し壇上を降りる。

その様子に隣にいた良太は「今、『鬼』がこっち見つめてなかったか。」とこっそり健人に話しかけてくる。

「気のせいだろ。てか『鬼』ってなんだよ?」

「しらねーのかよ。世界大戦時の英雄だぞ。『死神』と並ぶくらい有名だぞ。よし、俺が色々教えてやるよ。」と早口で捲し立てる。

そんなことを話しているうちに入学式は終わる。




入学式後、振り分けられた自分のクラス1-Eに良太とともに行くと、ざわざわしている。何やら揉めているようだ。

教室を覗くと赤髪の女の子と大柄の男3人が言い争っている。

(あの子は招集者の…なにやってんだ。)

健人はそう思い、自分たちの近くにいた小柄で眼鏡をかけた女の子に声をかける。

「あれってなんで争ってんの?」

そう問うと、女の子は「えっと…3人組のほうが赤髪の子に「お前招集者だよな」って声をかけたんだよ。だけど、それを無視してたら3人組が怒り出してってかんじだよ。」

「そしたら悪いのは3人組なのか?」と良太が聞く。

「いや、女の子も途中「うるさいわね、黙ってなさい」とか「あなたたちと馴れ合うつもりない」とか言ってたしどっちもどっちだよ」。

(そんなこと言ったら揉めるにきまってるだろ。)

健人はそんな事を思っていると3人組の1人が殴りかかろうとしていた。

(ちっ、あのバカ)

健人は走りこんで女の子の間に割り込み拳を受け止める。

いきなり割り込んだ健人に3人組は驚いている。

「てめえ、何しやがる。」

「何しやがるって殴ろうとしてたから止めたんだよ。」

殴りかかった男と話していると後ろから声がかかる。

「余計なことしないで。あんな奴の拳なんか問題ないわ。」

不機嫌な態度を表しながら女の子は言う。

「当たる、当たらないの問題じゃないんだよ。私闘は禁止されているだろ。」

その後女の子だけに聞こえるように言う。

「お前、あいつの腕折るつもりだっただろ。」

その言葉に女の子は驚いているよう言う。

「あなた気づいてたの?」

「まあな。そんなことしたら大事になるだろ。」

「先に手を出してきたのはあっちだから私は被害者よ。それに、あんなのがどうなろうと知らないわ。」

「アホかお前。」

女の子がその言葉に怒ろうとする前に教室に砂田教官が入ってきた。

「何を騒いでる。早く席に着け。」

砂田が言うと両方不満そうだが席に着き始める。

「てめえら覚えてろよ。」

3人組の1人が言う。

「あなたたち気に入らないわね。」

女の子が言う。

その両方からに憎らしげな目を向けられる状況に健人は大きな溜息をつきながら思う。

(どうしてこうなった。)


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