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二着目:『いや、知らんよ』

HIGさん

「今回オリキャラ(?)登場!」


久永

「タグ追加じゃな」

知らぬ間に転入が決まり、久遠ヶ原学園に移ってきたロリババア少年こと、【有月久永ありづきひさなが】。


この物語はそんな少年が、久遠ヶ原学園でまったり騒がしく学園生活を送る物語だったりもする。



 

  二着目

   『いや、知らんよ』



 

「なぁ有月」


 高等部一年一一七組。

久永が所属するクラスにて、ある少年が話し掛けてきた。


毒島男渡ぶすじまなんど

かなり細身な少年で、転入初日に久永を女子生徒と勘違いして告白してきた哀れな男子生徒である。

あだ名は『ドクオ』である。

某ブー○系小説に出てきそうだが、この物語は残念ながらブー○系小説ではない。

あしからず。


本を読んでいた久永は、その呼びかけに露骨に嫌そうな顔をしながら答える。


「なんじゃ。今わしは本を読むのに忙し…」

「昼食おごる」

「さて、何かな?毒島同級生」


本を閉じ、体ごと真摯に向き合う久永。

現金にも程がある。


そんなことは気にせず、ドクオは話を続ける。


「いやな?俺って細いだろ?」

「うむ。骨と言わんばかりの細身じゃな」

「誰がホ○ーマンか。肉在るわ。・・・じゃなくて、この細さならロッカーの中も余裕で入れるだろ?」


ドクオがそう言いつつ目を向けるのは教室後ろの掃除用具入れ。

久永自身もかくれんぼの際に良く入って遊んでいたのを覚えている。


「まぁ、入る分には問題ないであろうな。身動きが取れそうに無いが」

「動けるかどうかは問題じゃないんだ。そこで本題だ」

「ほう」


ドクオが真剣な顔になり、それに惹かれるように久永も真剣になる。




 

「女子の着替えとか覗けるのでは?と思うんだ」


 

「・・・・・はぁ?」


 

久永が呆れ顔になるが、尚もドクオは真剣な顔で続ける。


「要は物音を立てなければいいんだよ」

「いや、知らんよ。それよりもおぬし、クー殿と付き合っておると聞いたが…」


久永の言う『クー殿』とは、ドクオと同じ久永の同級生である『冷静素直れいせいすなお』、あだ名はクー(ル)といい、周囲からクーと久永は『黒髪姉妹』と密かに呼ばれているとか。


「は?なんでクーの名前が出てくるんだ?あいつはただの幼馴染なだけだぞ」

「・・・ドクオ殿」

「おう、何だ?」

「おぬしは一度襲われたほうが良いのではなかろうか」

「何故に!?」






 

久遠ヶ原学園、高等部一年一一七組。

本日も平和であった。

あとドクオもげろ。

・人物紹介2

【有月久永】(アリヅキヒサナガ)

17歳(外見12歳)

詳しい設定はエリュシオンでの【有月久永(jb2945)】にて。

ロリババア少年で推理物の小説が好き。

暇な時は本を読んでいるか校内をぶらぶら彷徨っている。

恋愛の「れ」すら未知。


【毒島男渡】(ブスジマナンド)

17歳

かなり細身な【鬼道忍軍】の少年。

△みたいな口しやがってる。

欲望に結構忠実。

幼馴染から好かれているが冗談だと思ってる。

あだ名はドクオ

(´A`)

ドクオマジもげろ

オリジナルキャラとして一応準レギュラー

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