報告書
ベチョ!!
私のいる階にあの幽霊の体の一部が付いた
ベチョ、ベチーーーーー
ギロッ!!
体の一部はあの幽霊の頭部だった
「きゃややややあああああ!!!」
私は思わず叫んだ、そして走った、上の階へ
下にはあの幽霊の体があるからだ
ガン、ガン、ガン、ガン、ガン
私の足音がこの廃墟中に響く
私は屋上まで登った
「はぁ、はぁ、はぁ、ここまで来れば」
私は安心した
屋上から夜明けが見えたからである
「良かった、私は生き残った!!」
グサッ
「・・・・なに・・これ?」
私のおなかから腕の様なモノが生えていた
「・・・ゴフッ!!」
私は大量の血をその場で吐いた
そして、倒れこんだ
後にはあの髪の長い幽霊がいた
「・・・・・ザイ・・・と・・・・ザイ・・・で・・・」
私の記憶はここで゛終わった゛
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・以上が・・ワタシの・・報・・コク・・デス・・」
「・・・・・・いやあ!、良いですね!!、良い働きですよ!!話も面白かったですよ!!」
「あ・・ありガとう、ございます・・・閻魔・・・様」
髪の長い怪異は照れながらそう言った
「本当にそうかぁーー?オチが弱い気がしたけどなぁ~」
小さいおかっぱ女の子がそう言った
彼女の名は「花子さん」下の位の怪異である
「まぁ、まぁ、良いじゃないですか!初めてなんですから!」
髪が特に長い女の怪異がそう言った
彼女の名は「貞子さん」中の位の怪異である
「ふーーん、バラ子がそれでいいなら良いけどねー、でも、そこで満足しちゃぁぁーー、
まだコッチには来れないよ」
どや顔で花子さんがそういう
「・・・・同じ位なのに、偉そうだな・・・まぁでもいいか、どうせ、どっかで創福みたいに裏切るんだ・・・」ボソボソボソ
ギロッ
「ん??どうした?八尺?ウチに喧嘩売ってんのか?ん??」
「え?売ってないですよ!!!・・・いやですね、、ポポポ」
この声が小さくて根暗な彼女が「八尺さん」 上の位の怪異である
「そういうのいいから・・来いよ、八尺」
「え?・・・・・はい」
ピリピリピリ
花子さんと八尺さんの間の空間が歪む
「コラコラ、辞めないか?花子に関しては八尺に勝てへんやろ?勝てない喧嘩はしないもんやで?」
花子さんが顔を膨らませ尻尾が七本あるキツネの怪異の「こっくりさん」に反論する
「勝てるもん!!!フーー!!フーー!!」
「泣きそうやん( ´∀` )」
「・・・すみません、私もムキになりました・・・で、でもバラ子さんにケチ付けるのはダメですよ・・・・」
ポン、ポン、なでなで
八尺さんが花子さんの頭をなでる
「・・・撫でるなよーーー」
花子さんはそういうが顔は少しうれしそうだ
「・・ハ・・ナコ・・ちゃん・・私は・・ダメ・・なの・・?」
花子さんが少し下を見ながら口を開いた
「・・・・いや、ダメじゃない・・・・いいと思う」
パァァァ
「あ、ありがと、花子・・ちゃん」
「先輩な・・」
閻魔大王がその光景を頬笑みながら見ている
「うん!うん!じゃあそろそろ会議を終わりますか」
皆が席に座り閻魔大王の方を見る
「今回、処したのはバラ子さん!!、罪人、やまと、ひゅうが、ミキ、ミサキ、彼らは深夜に新潟の~~~廃墟に無断に侵入した罪、そして、薬物保持の罪を持っている罪人達!!バラ子さんはお手柄です!拍手!」
パチパチパチパチ
バラ子さんは照れた顔を隠している
「これにて、悪人処罰支部の会議兼報告会を終わります!!」
ーーーーーーー
「どっか、食べにいくか?バラ子?」
「イ・・・く・・・ハナ・・コ・・チァン」
「私もついていっていいですか!!あと!バラ子さん!私とオソロの怪異ですね!!」
花子さんとバラ子さんと貞子さんが楽しく喋っている
「・・・・・私は帰りますか・・」
八尺さんは一人で帰っていった
ーーーーーーー
「ん?こっくりさんは帰らないんですか?」
閻魔大王がこっくりさんにそういう
「こんな事ずっとしてはるけど、ホントに少なくなってるんか?」
こっくりさんが閻魔大王にそういう
「・・・・実際、そんなですね・・でも、意味はあると思います」
こっくりさんが閻魔大王の顔を見る
「ほうか・・・ほうか、ならええわ」
ニコッ
「じゃあの、帰るわ」
こっくりさんは帰っていった
「意味はある・・・そうでないと困る」
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