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地獄へ

「エ、エンマ大王!!?」


俺は思わず声に出してしまった


「ハハ、そうですよ」


エンマ大王は爽やかな笑顔で俺にそういった

黒田創福がいきなり、ニヤッと笑い、口を開いた


「閻魔様!!やはりこの゛人間゛悪い奴ですよ!!!」


「え?」


俺は意味が分からなすぎて思わず拍子抜けた声をだしてしまった

黒田がその訳を話した


「だって!!!閻魔様に゛様゛とつけていないじゃないですか!!!これはれっきとした罪です!!あと、カタカナ表記で閻魔様をーーーー」


俺から見ても黒田が苦し紛れな事が分かった、尋常じゃない冷や汗、自分の保身しか考えてい゛必死゛な表情、俺がさっきまで見ていたにニヤケ顔とは比べ物にならない程の変化だった


「」ゴクッ


俺は思わず、唾を呑んだ、エンマ大王が怖くて凄い事は日本人なら誰がでも分かるように俺も分かる、

だが、この男が本当にエンマ大王なら実物にしては意外と怖くないなと思った、逆に優しく見えた位だ

そんな事を思っていたが、黒田創福の言い分を聞いている゛閻魔大王゛の顔を見た時その考えは一瞬にして去った


「黙ってろ」


エンマ大王の声に黒田が気づきエンマ大王の顔を見た


「!!!」


恐怖した顔、畏怖した顔、他にもビビった時の顔の事を表す言葉があるが、あの時の黒田創福の顔を表す言葉を言えば、文字通りの「絶望顔」だった


黒田創福はうつむいた、


エンマ大王が突然、俺に喋りかけてきた


「高橋信二さん、あなたも関係者です。裁きを゛見に来る権利゛があります。見たいのであれば私の手をお掴み下さい」


エンマ大王が僕に手を差し伸ばした

断ろうかと思ったが、


 ニコニコニコ


エンマ大王の優しい笑顔に無意識に手を出してしまった


「良かった~、良い経験になると思いますよ、さぁ行きましょうか」


「(行く?行くってどこに?裁判所?・・・待てよ、この人はエンマ大王ってことでしょ・・・・!!?」


エンマ大王が黒田創福に喋りかけた


「さぁ・・・行こうか、゛地獄゛へ」


「ちょ!!!ーーーー」


エンマ大王が地獄と発言した瞬間、周りの景色が一瞬にして変わった

異様に巨大な椅子、周りの大小の鬼達、ドス黒い山々、

溶岩が煮えたぎり、空が黒く、光は溶岩が放つあの独特な色、叫び声が遠くから聞こえる

そう、つまり来てしまったのだ、゛地獄゛に


「ここが~!!~~~」


俺は驚きでそれ以上声が出ない


エンマ大王が口を開く


「ふ~~~~、笏よ、もうよいぞ」


ネクタイが動きだした


グン、グン、グン、グン


俺身長よりも何倍にもドンドンとデカくなっていく、ネクタイが巨大な(シャク)になった


「~~!!!(デケェ!!!、けど、エンマ大王の身長であの笏は使えないだろッッ!?」


エンマ大王が巨大な椅子に歩いていく


コツ・・コツ・・コツ


エンマ大王の革靴の音が鳴る


ブオォォォォメラメラメラ、、パチッ、パチッ


エンマ大王の体が突然燃えた、だが、燃えながら歩いている


ズン・・・ズン・・・ズン


足音が変わった・・重い者が歩いてる様な、いや、そういうレベルじゃない、一歩、一歩が地響きを起こしている

それは、エンマ大王の体が笏同様にドンドンとデカくなっていったからだ

俺の身長の何倍もある笏がエンマ大王の手に握られた


エンマ大王の周りの炎が消えた時、エンマ大王の姿が変わった

長髪になり、皮膚は赤くなり、服装が平安の貴族の様な、本で見たあの強そうな禍禍しい服装になっていた


エンマ大王が椅子に座り、笏を黒田創福に指す


「これより、゛裁き゛を始める」


声が響く


「閻魔様!!!、今回は私が悪うございました!!・・・次からは!!ちゃんと!!閻魔様の命令を守ります!!どうか、今回だけはお許しをッ!!」


黒田が必死にそう言う、俺だったらすでに許している位必死だった


「まずは、高橋信二に謝ったらどうだ」


黒田が俺の方を向き、土下座をしながら謝った


「わたしがあなた様に、道具でわたしの゛ルールを破った゛道具の使用を良い事で使用していたのに責めて申し訳ありませんでした!!!」


俺はなぜかボーと聞いていたが


「あ、はい、次からこうゆう事しないでくださいね・・・ハハ」


苦笑いしながらそう言った


黒田は土下座をしながら

「ありがとうございます!!!」と言った

              ニヤッ


「・・・・」

「本当にその謝罪で良いのか?・・・」


「はい?」


黒田がよくわかってない表情で言った


「・・・・そうか・・・質問を変えよう、その心がこもってない謝罪で本当に良いのか?とってつけた様な謝罪で本当にいいのか?」


黒田は焦った顔をしていた


その表情を見たエンマ大王は少し悲しそうな顔をしたがすぐに激高した顔になった


「さっきの質問は忘れろ・・質問を変える、その゛嘘゛の謝罪で良いのか?高橋信二にも(われ)にもそれで良いのか?」


「そもそも。お前は四つの゛嘘゛をついている、最初の嘘は「心がこもってない嘘の謝罪」だ」


「そして、二つの目の嘘はお前は「一度の誤り、許して下さい」と言ったな・・・お前、゛五人目゛だろ?・・・高橋信二の様な人にそうしたのは5人目だろ?」


「え!?、どういう事!?」


俺は思わず声を出した、エンマ大王が俺に説明した


「この黒田創福は今までに17名を殺害しています、内13名は悪人です、ですが、その他の4名は善人だった・・・もっと言えば、善人だと分かっていたのにこの者は殺したのです・・・我の命令を無視して」


「・・・!!?」


俺は黒田に恐怖していたがこの話を聞いてもっと怖くなった


「そして、3つ目の嘘、それは、未来が見えるメガネ・・「以後眼鏡」についてだ」


















































感想、アドバイスお待ちしてます!!!

面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

すみません!!いつもより長いですが最後まで読んでくれてありがとうございます!!

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