えんま様が来た!!!
「フォフォフォ!!!ヒッヒッヒッ!!やってしまいましたねぇ~高橋さん!!ヒッヒッヒッ!!」
黒田創福が立って、笑っていた・・・前にあった時と同様にニヤニヤした顔をしていたが、前見た時よりも高角がおかしい、異常と呼べる程に高角が吊り上がっている、まるで、子供の頃に母から聞いた口裂け女の様だった
「く、黒田創福!!、な、なぜここに・・・」
俺は黒田にそう聞いた、いや、無意識な時間稼ぎだったのかも知れない・・俺はこのままだと・・という悪寒が働いたのだ。
だが、黒田は俺の質問を無視し興奮気味にいきなり喋りだした
「あなたは!!゛未来が見えるメガネ゛という物凄い力を持った゛私の道具゛を忠告を無視し!!゛勉強゛以外で使った!!!もしもこれが人助けではなく!!犯罪に使わられていたら!!!恐ろしい~!!あ~恐怖だ!!誰かお助け~!!あなたは゛悪い人゛だぁ~!!フォフォフォ!!!」
「ちょっと待ってくれよ!!、確かに約束を破ったのは悪いけど、俺は別に悪いことしてないだろ!!」
俺はすかさずそう言ったが、黒田はニヤニヤしながら俺を否定した
「いい~え~!!この゛世界゛では、゛悪い事゛ですよ~!!!゛犯罪ですよ~!!だって、そうでしょ~、男が女を助けたら゛痴漢゛で捕まる!!警察が明らかに悪い人を銃で射殺したらそれでもその撃った゛警察゛はクビか罪で刑務所に入る!!陰湿ないじめに耐えられずに殴り返したら、゛暴行罪゛になる!!!フォフォフォ~!!この゛世界゛はそういう世界だぁ~あ~私みたいなのは゛生きやすい゛、゛利用しやすい゛悪を判断できないこの世界!!そういう世界にあなたは゛生まれた゛!!だから!!あなたはこの世界では゛悪゛なんですよ~!!フォフォフォ!!」
「なに言ってん・・ハァハァハァ・・(なんだ、胸がッッ)」
俺は黒田創福が言ったことに少なからず説得力を感じた・・だが、言い返そうとした途端に胸がいきなり苦しくなった
子どもが俺の苦しそうな表情に驚いて俺の手を振りほどいてこの場を走り去っていく
「グっ!・・ハァハァハァ・・・(それでいい・・・黒田創福から離れろ・・この男は危険すぎるッッ・・・グっ!・・・もう意識が・・・)」
ニヤニヤ
「苦しそうですね~終わりにしてあげますよ、フォフォフォ!」
黒田創福がうずくまっている俺に指をさした
「はい!ドーーーーーーーn」
「言わせねーよ」
いきなり、黒田創福の背後から声が聞こえた
「!!?」
黒田が後ろに素早く振り返った
「ッッ!!?」
「いや~、それ言っちゃうとオマージュの域こえちゃうから!ん?でも、呪〇が許されているから大丈夫か?いやでもなぁ~!・・・それにしても、ペラペラと意気揚々と喋っているから「いつ出ようかな、いつ出ようかな」って陰でスタンバる羽目になったじゃん!ハハッ・・・・で、俺にもその話聞かせろよ」
身長は180前後、黒田の様なスーツ姿だがネクタイは茶色・・いや、木の色に近い
髪型は普通の短髪・・・・
その男は黒田創福の異様な不気味さの圧にビビっていない・・・この男は一体・・・
「(この男は黒田が怖くないのか!?・・・一体誰なんだ・・・)」
「あなた゛どこの部署゛の~何なんですか~今面白いところ何で邪魔しないでください・・・・!!?」
男は自分の髪の毛を掴み、
次の瞬間、男の手には髪の毛が握られていた
「ん?(・・・・カツラだッッ!!いきなり、どうしたんだこの男は!!)」
俺は心の中でそんな事を思っていた・・が黒田の様子がおかしい、いきなり滝の様な汗をかきだした・・
そして、あのニヤケ顔が一瞬にして止まり、その顔は恐怖に色潰されていた。
「ハァ・・ハァ・・何故、、、あなた様がッッここに!!」
黒田が男に聞いた、
「あ~゛お前゛全然気づかなかっただろ?このズラはな~俺の力を99、9パーセント認知出来ない様にするんだよ、凄いだろ~」
男はカツラを付けたり外したりして説明していた
まるで、遊んでいるかように・・・
「゛悪い奴゛ってのは自分より強い奴がいる所では悪さしないもんさ」
男はそう言うと黒田の肩に手をポンッとおいた
「そろそろ行こうか」
肩に手を置かれそう言われた黒田は男に何かを言い始めた
「・・・・・お・・お許しください!!!」
「え?」
と男は拍子抜けした声をだした
「今日は魔が差しただけです!!!一度の誤り!!どうか!!どうか!!どうかお許しください!!!!閻魔大王様!!!!!」
俺は心の中で困惑していた
「・・(俺の聞き間違いか?黒田はこの男の事を何と呼んだんだ?・・・聞き間違いじゃなかったら?・・)」
「・・・え!?ッッ・・・エンマ大王!!!??ッッッ・・・」
俺は思わず声に出して言ってしまった
「・・・ハハッ・・そうですよ」
エンマ大王は俺に笑いかけながらそう言った
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