品位
品位とは一般的に品格とか高潔さとかを表します
でも、なんかとても高尚で厳しさも感じると言うか、いつも背筋を伸ばして凛とした姿勢を保っていないと品位が高いと評価してもらえない気がします
まあ、意識しなくてもそれが普段の振舞の中で自然とできているならば、それこそ本物の品位が高いと言うことなのかもしれません
私みたいに家でスエット着てお酒呑んで気持ちよくなってソファーで犬と一緒にゴロンとなっているようでは無理でしょうね(笑)
私は胸を張って庶民といいます
ところがこれを品位と読むと・・・
これこそ位階となるわけですね
位階?
一品、二品、三品、四品とか正一位とか従一位とか従三位とか・・・何やらやんごとなき方々の階級といいますかね
貴族の位のことですね
この一品とかの「品」と言うのは皇族の親王と内親王のみが賜る4階の品位で、諸王となると正一位から従五位下までの14階、臣下は正一位から少初位下の30階あるそうです
そして五位以上を貴族と呼ぶそうです
確かに侍従という職は天皇に謁見できる職で、従五位下だったような・・・やっぱりここから貴族ですね(笑)
殿上人と呼ばれた天皇のいる清涼殿に上がることが許された位階も上から五位までらしいとか・・・この五位と六位の境目は大きいですね
それと三位以上が高級貴族だったようです
また、この位階によって就くことのできる官職も決まっていたようで、これを官位相当制度と言います(日本史で学んだような・・・)
太政大臣が正一位とかでしたかね?
さて、時代は下り明治時代になり位階制度の改変が行われて「叙位条例」が制定されて
華族制度に基づき、従一位は公爵、正二位は侯爵、従二位は伯爵、正従三位は子爵、正従四位は男爵に準じる礼遇を受けたらしいのです
おお!良く知る貴族の呼び方だ!
居てはりましたよね?
国会議員の貴族院に所属しておられた方たちですね
私とはまったく縁のない高貴な貴族の方々ですわ
そこで話は戻ってこの「品位」という漢字なのですが、あるときは「ひんい」と読み、ある時は「ほんい」と読みそれぞれが先に書いた通りの意味なのだそうです
これって「ほんい」という高貴な方々の階級から派生して「ひんい」と言う読ませ方と意味になったのでしょうかね?
なんとなく、そんな感じがしているのです
ただ、今のところ調べでも関連性は読み切れていません
もやもやしています