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カラスと何か縁があるのかな

作者: 降井田むさし

カラスと、何か縁があるような気がする。


それは、なぜか。


カラスエピソードのストックが、まあまああるから。


僕は、人間と一番接していると思う。


ただ、人間以外だったら、一番関わっているのは、たぶんカラスだ。




最近、印象的だったカラスとの出来事。


紹介したいくらいのものが、いくつかある。


カラスエピソードは、日々増えてゆくから。


珠玉のカラスエピソード。


それを、サザエさんの次回予告風に書いてゆく。




[カラス、3羽でお出迎え]


[カラス、100羽で大移動]


[カラス、ヘッドバンギングする]


の3本です。




今回は、[カラス、3羽でお出迎え]を紹介します。




最近ではないが、車にまだ乗っていた頃。


車生活の時のお話。


交通量の多い道を、車で走っていた。


そこから、左折した。


景色がいい場所。


そこは、いわゆる田んぼ世界。


左右に、田んぼが広がっている道だ。


もう、田んぼしかない道だ。


高い建物がなく、静か。


一面、黄緑色という感じだ。




道路と田んぼの間には、囲いがあった。


柵のような、ガードレールみたいな。


ガードパイプっていうのかな。


パイプの連なり的なやつ。


白くて、やや高めのやつ。


真っ白で、輝きを持っているタイプのやつ。


それが、ズラッと続いてる感じ。




アスファルト、ガードパイプ、ライスフィールド、スカイブルースカイ。


それだけの世界。


美しい世界。


そのなかに、カラスがいた。


序盤あたりに、カラスがいた。


ホワイトガードパイプの上だ。


しかも、3匹もいた。


しかも、キッチリ横一列に並んでいた。



さらに、こちらを向いていた。


さらに、縦揺れしていた。


縦揺れ。


それが、会釈にしか見えなかった。




出迎え感が、半端なかった。


案内人に見えた。


案内人の、3兄弟に見えてきた。


カラスだから、案内カラスか。


『ようこそ、カラスの国へ』


そんな雰囲気を、醸し出していた。


きっちりすぎる整列で、旅館従業員にも見えた。




ちなみに、スーパーマーケットに、車で行く途中の出来事である。


スーパーマーケットの関係カラスかも。


そう思ったりもした。


でも、カラスはそういうのはしない。




カラスに、悪いイメージはない。


糞を肩に落とされた。


自転車通学時に、何度も。


でもそれ以外は、何もされてない。


だから苦手とか、そういうのはない。



カラスは、腹黒くはないのだろう。


ブラックな性格ではないのだろう。


黒いカラダなだけで。


カラダの色に、誘導されている部分があるだけで。


むしろ、白に近いのかもしれない。



白いカラスだったらどうだ。


ホワイトなイメージに、寄っていくだろう。


白は、清潔感みたいなものがあるから。



街中で、ハクチョウを見たとき、ワクワクした。


車が多く通っている。


そんな街中の、小さな川にいた。


優雅に飛んでいた。



僕はハクチョウに、美しさと優しさを感じた。


僕が、好意を抱いている。


ということは、白い鳥は好かれがちなのだろう。


まあ、断言はできないが。



ゴキブリも、カラスも。


白かったら、人気度が10パーセントアップしていたろうに。


でも、僕は今、プラスイメージだ。


挨拶をしてくれたから。


旅館みたいにしてくれたから。




車のガラス越しの、3羽のカラス越しに見えた、田んぼと空は、綺麗だった。

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